シリーズラインナップ
- 『戦極姫 -戦乱の世に焔立つ-』(Win / 18禁)
- 『戦極姫2〜戦乱の世、群雄嵐の如く〜』(Win / 18禁)
- 『雀極姫』(Win / 18禁脱衣麻雀ゲーム)
- 『戦極姫3〜天下を切り裂く光と影〜』(Win / 18禁)
- 『戦極姫Web』(ブラウザゲーム / 全年齢)
- 『戦極姫4〜争覇百計、花守る誓い〜』(Win / 18禁)
- 『戦極姫5〜戦禍断つ覇王の系譜〜』(Win / 18禁)
- 『戦極姫6〜天下覚醒、新月の煌き~』(Win / 18禁)
- 『戦極姫7〜戦雲つらぬく紅蓮の遺志〜』(Win / 18禁)
概要
日本の戦国時代を舞台に、プレイヤーは大名家の軍師・天城颯馬となり天下統一を目指すSLG。シリーズ初期はバグ等の問題で評価が低かったものの、シリーズを重ねる毎に改善されていき、良作シリーズと呼ばれるまでに至ったが……
本作の特徴としては、織田信長や武田信玄といった名立たる武将が複数の絵師によって女性化されている事が挙げられる。特定のヒロインの下でシナリオを進めるモードと、全国の大名の中から選んで統一を進める『群雄モード』がある。
当然自勢力が滅亡するとゲームオーバーだが、シナリオモードの場合は主人公と各勢力のヒロインの他に重要キャラがおり、この三つのうちの誰かが死亡してしまってもゲームオーバーになる。
作品ごとにキャラデザの担当絵師がころころ変わる為、同じキャラクターでもガラリと雰囲気が変わる事がある。男性のままで登場する武将も多いが、途中から性別が変更されることも多々あるので、前作までオッサンだった人物がいきなり美少女になっていたりする。また、登場キャラクターが非常に多岐に渡るため、作品毎にユニークキャラ(固有のイラストがあるキャラ)の増減がある。
シリーズの変遷
第1作
全体的に低質で、時代設定を無視したデザインのキャラまでいる劣悪な出来のグラフィック、「ブラックホール城」「ハゲ武将の背後霊」に代表される数多のバグ(特にパッチをあてることが出来ないコンシューマ版)で、PC版、据え置き機版、携帯機版の3ハード全てでクソゲーの地位を確固たるものとした。
さらにコンシューマ版を解析した際、成人向けの要素を排除しているコンシューマでは絶対に使わないはずの如何わしい音声データ(しかもPC版でも使用されていない音声)が見つかっている。程なくして次回作の「戦極姫2」が発表され、コンシューマ版はバグ取りを目的に発売した有料α版だったことが発覚した。
結果、コンシューマ版はクソゲーオブザイヤー据え置き機部門、携帯機部門にて大賞をダブル受賞(KOTYeでは次点)するという二度と無いであろう快挙(惨事)を成し遂げた。
第2作
第1作コンシューマ版の有料テスターたちの犠牲の甲斐あってか、前作と比べると大規模なバグは殆どが駆逐されている。しかし、依然として「ブラックホール城」など危険なバグの発生が報告されており、低質なグラフィックの問題も改善されておらず、クソゲーの謗りは免れられなかった。
もっとも、前作と比べると遥かにましであり、そこまで大きな話題にはならなかった。(ただし「これで前作よりマシって前作はどんだけ酷かったんだ」と言われる程度の出来であったことはお忘れなきよう)
第3作から第5作
幾多の有料テスターの尽力の影響もあってバグの殆どが駆逐され、グラフィックの問題も改善されていった事で、「戦極姫3」は事前の下馬評覆しての良策認定を受けた。これ以降は純粋なファンも増えて良作シリーズと呼ばれるまでになっており、戦極姫シリーズ全体についてクソゲーであるという風説は真に受けないよう願いたい…が…
第6作から7作作まで
ある意味最大級の問題。新主人公「榊月冴」の追加によるW主人公制の採用が、ファンへの最悪の裏切りと化してしまった。
ストーリーの最終目標である天下統一がなぜか月冴のルートでしか出来ず、全88人のヒロイン達の内、実に82人が月冴でしか攻略できない。続投キャラ、新キャラどちらとも、設定もなにも投げ捨てて新主人公にホイホイとついていってしまうなか、愛着のある旧主人公は新主人公の噛ませ犬にされてしまう。
ヒロイン達が「女は彼が気に入るように振る舞うしかない」「不思議な魅力がある」などと微笑みながら言い出す様はファン曰く「カルト宗教なサイコホラーのソレ」「嫌いな奴から送られてくるハメ撮りNTRビデオレターか何か」と称されるレベル、挙句コイツの性格は中出しヤリ捨ては当たり前、「無垢な女の子を抱く為に躊躇なく騙す」「一夜を共にした相手の顔も名前も忘れる」というクソ野郎である。(二股野郎でしかないアニメ版伊藤誠未満とすら言われる始末)
その癖料理は一丁前にうまく、難病も交渉も月冴の料理で一発解決で、城を建てるのに差し入れすると数日で城が立つ。
ヒロイン達もこの料理を食べると媚薬でも入ってるのかというレベルで即堕ち発情する。
あまりの惨状に旧来のファンは激怒し、事態を重く見た公式は遊戯拡張版及び次回作の「戦極姫7」にて、月冴の存在を完全抹消するに至った。
最終的に本作は、『バグもシステム面での破綻もないにもかかわらず、稀代のクソ主人公によって良作がクソゲーと化した』ことで、KOTYe2015にて七年越しの大賞受賞を果たしてしまった。
「戦極姫7」は6で問題のストーリーはどうにか立て直せたがバグとシステム面での破綻は修正されず一定の評価には覆られないままでシリーズは停滞していた。そして…
シリーズ終了
汚名返上を為べく誠意製作していた新作「真§戦極姫」を2019年11月29日を目途に発売する予定のつもりが二度の延期で発売日が未定へ。遂には連絡も途切れた。
誰もが嫌な予感と思い始めたがその予想は的中。各シリーズの評価で企業と経営困難に追い込まれた事から2020年1月1日に日本一ソフトウェアの子会社「システムソフト・ベータ」に企業と経営を承継。そして一年半後の2021年8月上旬には各通販サイトから『発売中止』の表記。
この一件から製作コストと売り上げからの資金不足でゲーム事業を完全撤退。シリーズもこれにて幕を下ろした。
主な登場人物
■主人公■
天城颯馬(初代主人公)
榊月冴(二代目主人公 抹消済み)
■上杉家■
上杉謙信(ヒロイン)
■織田家■
織田信長(ヒロイン)
■毛利家■
■島津家■
島津義久(ヒロイン)
■伊達家■
伊達政宗(PS2移植版の新規ヒロイン)
■武田家■
武田信玄(ヒロイン)
■大友家■
立花道雪(PSP移植版の新規ヒロイン)
■龍造寺家■
鍋島直茂(Xbox版の新規ヒロイン)
■三好家■
三好長慶(3の新規ヒロイン)