概要
超電磁マシーンボルテスV第38話「大宇宙へ出撃せよ!!」、第39話「ボアザン星の大攻防戦」に登場。
皇帝ズ・ザンバジルがボアザン星域にワープしてきたボルテス撃墜のためにカノープス、リゲル、アルタイル方面軍と共にグルル将軍に与えた巨大戦闘艦。大要塞艦とも呼ばれ、多数のミサイルとエネルギー弾発射装置を装備している。防御も硬く、ボルテスに撃破された味方機が正面から衝突したが全く影響を受けていない描写がある。ボアザン星域での迎撃戦闘に使用された。グルルの指揮能力が低いため実質ベルガンが指揮を執った。
とはいえ、ズ・ザンバジルがボルテス討伐の本命としていたのは自動攻撃衛星ソドム及びゴモラであり、ザンダルは当初、その攻撃範囲にボルテスチームを引きずり込むための追い立て役に過ぎなかった。しかし、ソドムとゴモラの攻撃をかいくぐってきたボルテスチームがボアザン星の大気圏を突破してきたため、第39話でザンタルとボルテスはボアザン星での決戦に及ぶ。
その圧倒的戦闘力でボルテスチームを防戦一方に追い詰めるも、ラ・ゴールからの通信で指令塔が全機能を司る弱点であることが発覚。超電磁ボールが司令塔の操縦室に命中したところを天空剣で指令塔が破壊されたことで墜落し大地に激突し大爆発。グルル、ベルガン諸共、木端微塵になり消滅した。ザンタルが撃沈されたことで、危機を脱したボルテスチームはラ・ゴール率いる反乱軍と合流し、ボアザン星の革命は一気に勢いづく。
スーパーロボット大戦での活躍
αシリーズ
第2次スーパーロボット大戦α
初登場作品。小バームでの決戦でド・ベルガンが搭乗。オルバン大元帥も同乗しており、実質本作におけるボアザン軍・バーム軍のラスボス的ユニット。2種類の武器は共に長射程で隙のない全体攻撃、HPも10万を越えしぶとい。
第3次スーパーロボット大戦α終焉の銀河へ
ザンバジルの劇中台詞を採用したのか「攻撃司令艦ザルタン」表記となった。原作通りグルルが搭乗。第45話「もう一つの母星ボアザン」では後ろから即死ギミックのソドムとゴモラが迫ってくるので重力砲の移動力低下の特殊効果を受けるとそのまま撃墜されてしまう恐れがある。敗北条件に設定されているユニットは絶対に重力砲に当たらないように「ひらめき」などを使っておくといいだろう。
単独作品
スーパーロボット大戦Card_Chronicle
本作ではズ・ザンバジルも搭乗。
武装
ビーム砲
各部砲塔からビームを発射する。ボルテスVにはほとんどダメージを与えられなかった。
ミサイル乱射
各部から大量のミサイルを発射する。
『第3次α』では命中率低下の特殊効果。
重力砲
一種の重力兵器。赤い重力の渦を照射し相手を圧し潰し破壊する。作中では重力弾と呼称されていた。
破壊力は絶大だが味方を巻き込んでしまうほど攻撃範囲が広く、被害を考慮してかボアザン星地表では使用されなかった。