概要
原作:竹岡葉月、漫画:Tivによる漫画作品。ComicREX(一迅社)にて2012年12月号~2018年8月号まで連載された。
単行本は全13巻。8巻にはイラスト集付き特装版が、10巻にはOAD付きの特装版がそれぞれ発売された。
2023年4月からは、新装版が全6巻で発売された。
アニメは2期分(2期は「政宗くんのリベンジR」)作られ、それぞれ全12話放送されている。
かつて「豚足」と呼ばれデブだった主人公・真壁政宗が、告白した女に振られたのをきっかけにダイエットし、イケメンになって彼女に復讐するという高校生活を描いたラブコメディ作品。
よくある典型的なラブコメとは目標が異なり「復讐」をテーマとした「リベンジラブコメ」となっている。
略称・愛称などは特に定まっていない。
2013年にはライトノベルが発売。なお竹岡は元々ラノベ作家として活動していたため、ラノベ作家が本作で漫画原作を担当し、それをノベライズするという実にややこしいことになっている。
続編
本編終了後、2018年11月号から2019年3月号まで後日談(高校3年生編)の『政宗くんのリベンジ after school』が連載。
2023年4月には一迅社のwebコミックレーベル「comic HOWL」に連載の場を移し、大学生編『政宗くんのリベンジ -engagement-』が同年12月まで連載された。
なお、これらは同一作品扱いで話数と単行本のカウントはそのまま続いており、第11巻が「after school」、第12・13巻が「engagement」の内容になっている。
あらすじ
8年前、豚足と蔑まれフラれた真壁政宗は安達垣愛姫へ復讐を決意する。
激ヤセし、苗字を変え、別人のイケメンへとのし上がった政宗はあの愛姫を惚れさせ最高の形で捨てるという「デッド・オア・ラブ作戦」を決行する。果たして彼の復讐は成功出来るのか?
主な登場人物
各キャラクター名は伊達政宗の関係者から付けられている。
2年B組
CV:花江夏樹
本作の主人公。頭脳明晰・容姿端麗・運動神経抜群な少年。
子供の頃は「豚足」とあだ名で呼ばれるほどぽっちゃりしており、いじめられていた。
血の滲むような努力により肥満を克服、イケメンへと変貌した。過去と中身を知られることを恐れている。
CV:三森すずこ
ヒロインの1人。政宗の前に突然と現れた美少女。
学校にはハイヤーで登校してくるという裕福な家系だが、健康マニアで下着を履いていない。
普段は常に笑顔を振りまいているが、実は「豚足」時代の政宗と面識があり、謎が多い。
CV:田所あずさ
2年B組の委員長。政宗に好意を抱いているが実は腐女子。
CV:早見沙織
政宗の良き相談役。
可愛らしい見た目の男の娘で、「総受けの小十郎きゅん」「スイーツ将軍」などと呼ばれている。
2年B組の関係者
CV:小倉唯
政宗の母。かつて彼を太らせた張本人で外見が異常なほど幼い。政宗曰く「ロリババア」。
CV:大亀あすか
政宗の妹。筋トレ執心する政宗に手を焼いている。
2年A組
CV:大橋彩香
ヒロインの1人(本作のメインヒロイン)。美しく気高いお嬢様。黒髪貧乳の黒タイツ属性。そして極度の腹ペコ属性持ち。
極度の男嫌いであり、告白してきた男性に対して斬り捨てるような毒舌による返事とあだ名を与えることから「残虐姫」の異名を持つ。
CV:水瀬いのり
ヒロインの1人。幼少の頃より愛姫に仕える少女。
安達垣家の使用人として三百年の歴史を持つ一族であり、学校でも愛姫に日々パシられている。
気が弱く薄幸な雰囲気と主張する豊満な胸囲を持つ美少女だが、その裏は腹黒の一面を持つ政宗の協力者。
CV:斎賀みつき
愛姫の前に現れた「マサムネ」を騙る少年。外見は幼少期のデブだった政宗を彷彿とさせる。
その他
CV:伊藤美来
政宗と愛姫が修学旅行先で出会ったフランス人の女学生。
日本の漫画やアニメに興味を持つオタク。
CV:加瀬康之
ミュリエルの兄で、頬の傷跡など「その筋」の幹部。
日本にはヤクザ相手のビジネスで頻繁に来日してさまざまな取引をしているが、実は大の日本嫌いで、日本人を完全に見下している。妹のミュリエルを非常に溺愛しており、この世で最も罪深いのは「ミュリエルを泣かせること」、2番目に罪深いのは「ミュリエルをがっかりさせること」としており、妹を泣かせた者を絶対に許さず、容赦なく報復するほどのシスコン。
そのため、政宗らの(ある意味真っ当な)妹への対応に激怒し、多数の部下を引き連れて妹の漫画のモデルになるよう、拳銃を突きつけて脅迫した。
また、妹との会話の中で政宗たちを「クソ日本人」と悪罵している。
- 京極彩芭
大学生編より登場。吉乃と同時期に順玉大学に入学した女子大生。
曰くつきの女系一族の跡取りで、幸運を持つ男を婿に迎えるべく政宗に近づく。
アニメ
2017年1月から同年3月までTOKYOMX、KBS京都、サンテレビ、AT-X、BSフジで放送された。
キャラペディアが発表したランキング「アニメファンが選ぶ『もっとも期待している2017年冬アニメ作品』TOP20」では13位で、放送前の評判はそれほど高くなかったが、4話終了時点で発表された同サイトのランキング「次週以降も観続けたい2017年冬アニメ作品 TOP20」では、放送前から期待度が高かった『クズの本懐』や『亜人ちゃんは語りたい』などを抑えて3位にランクインした(新作アニメの中では堂々の1位)。
また、5話終了時点で発表されたdアニメストアの「今期何見てる?2017冬アニメ人気投票」では『この素晴らしい世界に祝福を!2』に次いで2位(新作アニメの中では1位)にランクインした。
視聴者からは「展開が早くて面白い」「キャラクターが個性的で可愛い」「『リベンジラブコメ』というジャンルが画期的」などという反応がTwitterなどで見受けられている。
上述したように原作10巻にはOADが付属。『政宗くんのリベンジ after school』のさらに後の高校3年生の夏休みを描いた短編3本が収録されている。
2022年4月2日に第2期『政宗くんのリベンジR』の制作が発表され、2023年夏アニメとして放送。元々は2023年春アニメとして放送される予定だったのだが、COVID-19の影響による制作日程等の見直しにより延期となった。
スタッフ
主題歌
オープニングテーマ
「ワガママMIRROR HEART」(第1期、9話・12話ではカット)
歌:大橋彩香
「Please, please!」(第2期)
歌:大橋彩香
エンディングテーマ
「Elemental World」(第1期、12話ではカット)
歌:Choucho
「まなざしサイレント」(第1期AT-X版、3話では他局と同じ「Elemental World」が使用された)
「twilight little star」(第2期)
歌:Choucho
挿入歌
全楽曲とも第1期最終話(12話)でのみ使用。
「ワガママMIRROR HEART」
「雪の華」
「さよなら 大好きな人」
「天城越え」
「笑顔deハダピュア!」
「Elemental World」
各話リスト
第1期
話数 | サブタイトル |
---|---|
第1話 | 豚足と呼ばれた男 |
第2話 | シンデレラは笑わない |
第3話 | 吉乃のマジックショー |
第4話 | 今そこにある危機 |
第5話 | ミステリアス・キャット |
第6話 | 突撃!お宅訪問戦 |
第7話 | 綱手島事件 |
第8話 | 君じゃないんだ |
第9話 | 愛とも恋ともいうけれど |
第10話 | 疑惑の新学期 |
第11話 | 八坂祭の白雪姫 |
第12話 | 死んでもマイクを手放すな |
PV
(PV第1弾)
(PV第2弾)
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