ヒュウガ「これが傷に見えるか? 知らないのか? 宇宙の男にはな、傷こそ勲章だって事を」
概要
永らくレイオニクスの力に苦しんできたレイと、そんな彼を支えようと身体を張るZAPクルー達の絆が試されるエピソード。
そして第3話から登場した例のあのアイテムがついに本編で重要な役割を果たす事になる。
あらすじ
レイ「俺は戦える事を楽しんでいた。俺は…戦いを望んでいる…?」
ZAPクルーの仲間達とようやく再会できたものの、レイは未だにレイオニクスの力を制御できず、仲間を傷付けてしまう事に苦悩していた。それでも日に日に強まっていくレイオニクスの力。
ヒュウガはそんなレイを励ましつつ、惑星ハマーを脱出しようとするが、そこへ超獣・バキシムが襲い掛かる。それは以前、レイによって屈辱を味遭わされたレイオニクス・メトロン星人の差し金だった。
復讐に燃えるメトロン星人とバキシムの猛攻に対し、レイは仲間を守る為、ゴモラを呼び出して戦うも、またしても暴走を始めてしまう。
ヒュウガは今度こそレイの暴走を抑える為、あるモノを手にする。それは以前からハマーの荒野に突き刺さっていた銀色の物体・アイスラッガーだった。
ヒュウガが投げつけたアイスラッガーはレイの胸に命中し、ようやくレイの暴走は止まった。
そしてレイの胸には、アイスラッガー型の傷跡が…。
レイ「これが傷に見えるか? 知らないのか? 宇宙の男にはな、傷こそ勲章だって事を」
レイは先ほどヒュウガが自分に諭してくれたのと同じ言葉を送り、これまで自分を支えてくれた仲間達に感謝の笑みをこぼすのだった。
登場怪獣・宇宙人
前話においてレイに暴行され、屈辱を受けた宇宙人。その時の雪辱を果たすため、バキシムを差し向け、真のレイオニクスバトルを申し込むが敗北。最期は自身の敗北を悟り消滅した。
尚、初期のメトロン星人と同様、戦いの場にもちゃぶ台を持ち込み、眼兎龍茶を置くなど、相変わらずのこだわりぶりである。
メトロン星人が新たに呼び出した超獣。
『A』同様、空を割って登場し、ハマーを脱出しようとするスペースペンドラゴンを阻止した。
因みに前話で回収したドラゴリーがまだ残っていたにもかかわらず、何故メトロン星人はバキシムとのリンクを切らなかったのかは不明(流石にこれ以上は敵わないと諦めたのだろうか…?)。
余談
本エピソードにおいて、ようやくレイオニクスの力を制御する事ができたレイではあったが、後の劇場版ではとある悪のウルトラマンによって、またしても暴走してしまっている。しかもその際、同じく暴走したゴモラを通して、本編で自分の暴走を抑えられたきっかけとなったアイスラッガーの持ち主を傷付けるという皮肉な結果を招いてしまった。
因みにその後日談である『ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ』では「別次元のレイ」が登場しているが、こちらは本編の一件を経験していないのか、胸に傷が無く、暴走を克服できていない状態だった(とはいえ、本命のレイの胸の傷に触れた事で、何とか克服は出来た模様)。
関連タグ
困惑の再会←本編→史上最強のレイオニクス