CV:上西哲平
概要
チバエリア最強のデュエリスト集団D4の一人で、称号は「Devil Magician」。着物姿で水色の髪のイケメン。
マイハマ学園では他のD4メンバーと同様に、教師すら超える権限を持っている。
時々五・七・五の俳句又は川柳を交えて会話するのが特徴。それを用いて度々ファルゴに冷やかしやツッコミを入れている。ファルゴとは仲良く喧嘩している間柄であり、ファルゴ曰く「お前のデュエマは嫌いじゃない」と、ある程度実力を認め合っている模様。
D4らしく実力主義でウィンの実力に一目置いている。だが自分の興味の無いことに無関心、というより、「カイザに統治され、生徒達はデュエマに集中・更に強くなることだけを集中出来るようになること」が正義と信じているため
- ウィンに助言を与える等気に掛ける様子を見せる一方で、『決闘学園編』にて生徒たちによるウィンらデュエマさいこークラブ関係者への嫌がらせを止めようとしない(※1)
- デュエマさいこークラブへは基本不干渉を貫いており、部費を出そうとしない(※2)
等、ウィンに大きく肩入れしていない(それでも学園内のいじめを容認するのは、為政者の沽券に関わるのだが)。
(※1)嫌がらせはファルゴの派閥のみが行った可能性がある
それでも上述の通りウィンに対して何かと気にかけたり、D4として新人であるカレンにファルゴが新人教育の名の下一人でチラシ配りをさせているのを止めようとする等、D4の中では良識的に描かれている。
また、プロデュエリストや俳人だけでなく、バンドマンとしても活躍しているという意外な一面がある。
漫画版
「今ここで、倒すがためのこのデュエル、いと楽しけり、いと楽しけり。」
カイザの片うでにして、デュエマと俳句を愛するデュエリスト。
ジャシンを倒してカイザの暴走を収めるべく、ウィンにデュエルを挑んだ。
場を凍らせる程の天然ボケは「それさえなければ、完ペキ決闘者なのに。」とボウイが頭を抱える程。
しかし一句読む事で頭脳が研ぎ澄まされ、強い相手を前にすると、普段冷めていた心が熱くなる。
この事からデュエマ中に頭が冴えてヒートアップするタイプと思われる。
そして上がりに上がったテンションでカクメイジンを呼び出し、連続呪文の波で相手を飲み込む。
【瞬閃と疾駆と双撃の決断】でクリーチャー二体に二回攻撃を付与し、【本日のラッキーナンバー!】でウィンのマナコスト7のシールドトリガー【ドアノッカ=ノアドッカ】を封じた。
更に2度目の攻撃でマジック・ソング【♪なぜ離れ どこへ行くのか 君は今。】を発動。カードを2枚補充しつつウィンの墓地のカードを撤去した。
しかしシールドトリガーで来た【ア:グンテ】(マナコスト4)の効果で攻撃可能クリーチャーをカクメイジン共々マナに封印され、返しのターンでアビスの総攻撃を喰らい敗北。
そのままジャシンによる特攻でカイザの目論見と共に小型太陽が破壊された。
その功績で廃部される事がなくなったデュエマさいこークラブで開催されたタコさんウィンナーパーティーにもしれっと参加しており、おかわりを要求していた。
ファルゴやカイザのようにウィンやジャシンに対する明確な敵意や殺意が無く、デュエルも純粋に楽しんでいた。
実力について
劇中では「プリンス・カイザに次ぐ実力者」とナレーションに言われており、マイハマ学園ではカイザに次ぐNo.2の実力者と思われる。
- デュエル・ウォーズ予選でCUC(コモンとアンコモンという入手難易度の低いカードしか使えない)というD4にとってアドバンテージ(=強力なカードを好きなだけ入手出来る)のないルールにも拘わらず予選を勝ち抜く(決闘学園編第27話)
- デュエル・ウォーズのメンタル・デュエマ(ルールは下記参照)において、上記の通りカレンに喝を入れながら難なくこなす
と、上記相応の実力を見せている。
メンタル・デュエマのルール
- 各プレイヤーには、5つの文明とコストが書かれた40枚のカードがランダムに配られる→その文明とコストに合ったカードを選択し、プレイすることが出来る
- 上記のルール上、互いのシールドは全てS・トリガーとして使用可能
- どちらかが一度でも宣言したカードは、再度宣言出来ない(但し墓地等に移動したカードは記録される為、リアニメイト等した場合再使用可能)。
- 例:相手がボルメテウス・サファイア・ドラゴンを召喚→自分もボルメテウス・サファイア・ドラゴン召喚は不可能
- ドローステップから10秒以内にプレイを再開しないと、強制的に相手ターンへスキップされる
使用デッキ
主に水文明を使用する。
1期では、《Drache der'Zen》と《Law儿-怪Hawk》が切り札の【青単タマシード】を使用。
タマシードを展開し、切り札であるタマシード/クリーチャー達のクリーチャー化条件を達成、《Law儿-怪Hawk》の能力で他のタマシードも疑似クリーチャー化させて一気に畳みかけるワンショット戦略を軸にしている。
2期では第15話現在、デュエルシーンが無い。代わりに上記のデッキを基にした【青単タマシード】をマズキが使用している。
そして第20話で久方ぶりにデュエルを行った。
ウィンとのデュエルでは、革命チェンジを主体とした赤青マジックを使っている。
活躍
シラハマ編
第11話より登場。D4の集会にて俳句を交えてファルゴへの冷やかしを入れており、ライバル関係であることが示唆されていた。
第18話でカイザの名を受けて、デュエルマスターを探しにシラハマの町にやってくる。
カードショップDM☆DMでランナー達のデュエルを見て、シラハマのデュエマレベルが低いと判断。しかし、斬札ウィンのデュエマを見てからは彼に興味を示すようになり、カイザの事や自身の目的を打ち明けた。
同18話ではファルゴとの絡みも多く、ライバル同士であることが掘り下げられている。デュエルマスター探しを賭けてファルゴとデュエルを行ったが、突如カイザからの緊急招集が入り試合は中断に終わった。
同試合では墓地肥やしと《Drache der'Zen》の墓地利用をブラフに利用し、ファルゴに墓地メタを使わせることで1ターン分の時間を稼ぎ、返しのターンで《Law儿-怪Hawk》によるビートダウンで攻め返すと言ったプレイヤースキルの高さを見せつけている。
決闘学園編
第3話では、学園の最高権力であるカイザに『デュエマさいこークラブ』の新設について直談判しようとするものの、部の設立を賭けたデュエルで敗北してしまったウィンに対して、「部活動の設立自体はカイザの承認を得ずとも可能である」ことを伝えている。
また、第15話ではファルゴとの公開試合に乱入してきたウィンに出番を譲る等、全体を通して1期同様に彼を気に掛けている様子を見せている。
第9話では新入生の模範となるべく気持ちを新たにするボウイの姿を俳句に詠んでおり、同話でのウィンとのデュエルでもボウイの成長度合いについて注視しており、ボウイのことも少なからず気に掛けている模様。
第14話ではカレンが忍びであることを初耳にして驚愕し、バンドマンであり女子生徒からの人気が高いという意外な面も見せている。
第20話にて久々となるデュエル。ファルゴ戦でウィンの弱点が「使い勝手が良いコスト3〜5のカードを中心にデッキを組んでいる」ことを見抜いており、真の持ちデッキである芸魔王将カクメイジンを切り札とした【青赤マジックチェンジ】でウィンを終始翻弄して黒星を付ける。第25話でも同様の戦法で攻めて勝利寸前まで行くが、ウィンが自身の弱点をカバーしていたため逆転負け。これにより遂にD4全員がウィンを相手に敗北を経験することになった。
決闘学園編第28話のデュエル・ウォーズ決勝第2試合でカレンと対戦。にの迷いの有るカレンに対し、「情けない、それでもD4か!何を悩んでいるか、ここに下らん感情を持ち込むな‼」「目をそらすな!何を悩んでいるのか知らんが、お前はカイザに認められたD4だ!無様な姿を晒すのは、この俺が許さん!」「お前が悩もうが迷おうが関係ない。ここに来た以上、強さで示せ。誰もが憧れるような、圧倒的な強さだ‼それがこの学園最強のD4である、俺達の義務だ!!」と喝を入れ、自分が遭えて悪役を演じる節を見せカレンを奮い立たせていた。
余談
名前の由来は江戸時代の俳人・松尾芭蕉の一句「五月雨を集めてはやし最上川」と、同じく江戸時代の俳人である小林一茶からと思われる。
またバンドをやっているという設定は、DAPUMPのボーカル・ISSAが由来と思われる。
関連イラスト
関連タグ
デュエル・マスターズWIN D4(デュエル・マスターズWIN)
ザパンプ,マジカルイッサ:DAPUMPがモチーフのクリーチャー
またしても何も知らない大泉洋さん:販促の都合上、DM23-RP2(2023年7月)時点では主要キャラであるにも拘らずほぼ蚊帳の外という扱いを見てこちらを思い浮かべた視聴者もいる模様