概要
(登場するビーダマンで考えて)TOPビーダー選手権二回戦終了後の時系列での番外編にて登場する中高生の少女で名字で分かる通り札月兄弟の姉であり、不良グループのリーダーを務めており、日々ケンカに明け暮れている。ストレートヘアの長い髪と弟である札月兄弟と同じく目つきが悪く、そばかすがあるのが特徴。ビーダーではないが、ビー玉をケンカでの得意武器として使用しており、その威力はビーダマンを使用してのショットと全く変わらない。
子供が嫌いで二人の弟に対しては扱いがぞんざいなのだが、後述のビー玉番長とのバトルで自分の飛ばしたビー玉がアクシデントでタマゴに命中しそうになった時は、バトル終了後に本気で心配して駆け寄るなど根っからの悪人ではない。
作中での活躍
二人の弟の頼みを聞き入れる形で、自分の縄張りの一つであるタマゴ達がバトルで使用している空き地に手下の不良たちを引き連れて、タマゴ達とビー玉番長の前に現れる。
(ちなみに弟から頼みを聞く時点でビー玉番長の事はご対面する前から噂で既に知っており、ビー玉番長が弱い者いじめ等の卑劣なことをする連中を退治していた為、特に干渉はしていなかった)
ビー玉番長の「女を殴る趣味はないから失せろ」という発言に怒り、「それなら男なら良いんだね?」と手下の大勢の武器を持った男の不良たちをビー玉番長と戦わせるも、
丸腰でのケンカもめっぽう強いビー玉番長に全滅させられてしまい、(手下の女の不良が戦意喪失したのもあって)自分が相手をすることになる。
その際、自己紹介を兼ねたビー玉の投擲でビー玉番長の被っている帽子を弾き飛ばすのだが、それはビーダーにとって許されない『人に向けて撃つ』という行為そのものだったため、寿利亜はビー玉番長におしおきとして空き地にいる大勢のビーダー(と自分の手下の不良達)が見ている目の前で、お尻ペンペンされるという辱めを受けることになるその後、寿利亜の勝負を挑む心意気を認めて、ビー玉番長は勝負を受けるのだが、その内容は前述のビーダーとして許されない行為そのものである「ウィリアム・テル(ルールも元ネタに似ており『自分の大切な人の頭に乗った空き缶を先に撃ち落とした方が勝ち』というルール)」という勝負だったため、ビー玉番長はこれを拒否(この際、寿利亜は大切な人に鋭一を選んだのだが、鋭一本人は必死に拒否・抵抗していた)、しかし「断るなら(不戦勝で)アタイの勝ちだよ」という寿利亜にタマゴが「それなら俺がビー玉番長の(撃つ的になる空き缶を乗せる)台になるよ」と名乗りをあげる。当然ビー玉番長が止めるし、一緒にいたガンマでさえ「本当にそれでええんか?」と聞くもタマゴは「(撃つのが)ビー玉番長なら大丈夫」と答える。そして始まった勝負なのだが、鋭一はビー玉が自分に命中するかもしれないという恐怖から必死に動いて逃げ回り、寿利亜は「動くんじゃない」と命令したり、手下の女不良を使って追い立てたりと色々と手を尽くす。しかしビー玉番長はビーダーのビーダマンを人に向けて撃ってはいけないという事に固執してしまい、戦意喪失してしまう。だがその直後、逃げ回った鋭一がタマゴの前を横切ってしまった為、タイミング悪く寿利亜の放ったビー玉がタマゴに向かって飛んで行ってしまう。ビー玉番長は覚悟を決めて、メガトンショットで寿利亜のビー玉を弾き飛ばしてタマゴを助けつつ、タマゴの頭の空き缶を撃ち抜いて勝利するという奇跡を起こしたのだ。
しかしビー玉番長はタマゴが無事だったことに安堵するもビー玉を人に向けて撃ってしまったという強い罪悪感からタマゴ達とは別れようとしてしまう。だが寿利亜は「アンタはその子を助けるために撃ったんだから全く悪くない、だからその子たちの傍にいてやりな」とそれを制止する。ビー玉番長に「根は素直な女の子である」と指摘された寿利亜は照れ隠しな態度を取ってしまうも、この時点でビー玉番長に惚れこんでしまい、(ケンカでビー玉番長に倒されてしまった者達を含めた)手下を引き連れて撤収する際には、札月兄弟に「あのいかしたお兄さんに手を出したら絶対に許さない」と釘を刺したのだった。
余談
本編終了後の時系列である、作者の描きおろし漫画でもビー玉番長への好意も付き合いも続いているようで、弟から取り上げた本編の単行本をビー玉番長に貸しながら、同じく弟から取り上げたスマホにダウンロードされた本編の電子書籍版をビー玉番長の傍で読んで楽しんでいた。
関連タグ
ビー玉:寿利亜がケンカで使用する武器で、これをどこぞのスケ番モノの登場人物のように投げつけて扱う。
札月兄弟:寿利亜の弟二人
札月鋭一:弟の兄の方でビリーと同じく小学6年生
札月鋭二:弟の弟の方でネコ丸と同じく小学3年生
ビー玉番長:寿利亜より前の時期の番外編から登場した人物で、一度は彼とバトルするも後に寿利亜の片想いの相手となる。