松本好雄(1938年1月6日~)
馬主としても知られる。
将棋はアマチュア六段で、『きしろ杯争奪関西女流メイショウ戦』のスポンサーとなっている。
きしろ
株式会社きしろは木代重行が大阪発動機(ダイハツ)を経て1915年に明石市で創業した「きしろ発動機」に源を発する。漁船用の焼き玉エンジンを製造し、順調に事業を拡大。明石市内に大工場が建設されたが、戦時中に国策で鐘淵工業へ吸収合併。
終戦後、木代重行が社会福祉事業家に転身したため、1947年、製造現場の責任者だった松本金次が中心となって鐘淵工業から明石工場を買い戻し、船舶エンジンの製造を再開。
1955年、神戸製鋼から船舶部材加工の仕事を初受注。また、プラスチック製造にも進出した。
1959年、エンジン製造から撤退。
1971年、松本金次の長男・松本好雄が社長に就任。
1991年、株式会社きしろに社名変更。
2009年、松本好雄の長男・松本好隆が社長に就任。
現在、船舶用クランクシャフトの部品製造において世界シェア40%。1辺が3m以上の大型鋳鍛鋼の切削加工や全長20m、160tのタイロッドも加工できる、国内で唯一の技術力を持つ。
馬主として
1974年、日本中央競馬会に馬主登録。
勝負服は胴青、桃襷、袖桃。
冠名の「メイショウ」は、「明石の松本」に由来。
中小牧場との交流や繋がりを重視し、持ち馬のほとんどが良血とは言い難いのが特徴で、自身が馬を見て選ぶことはせず、調教師や牧場が薦めた馬を買っている。
中小牧場で働く人々から「メイショウさん」と呼ばれて尊敬を受けており、日高には「三愛会」という松本を囲む会もある。
2001年にメイショウドトウが宝塚記念を勝ち、馬主を始めて28年目にしてGⅠ初勝利。
妻の和子、長男の好隆も馬主である(三人の勝負服デザインはそれぞれ異なる)。
主な所有馬
メイショウドトウ メイショウボーラー メイショウサムソン メイショウマンボ メイショウダッサイ メイショウハリオ メイショウキング メイショウエイカン メイショウビトリア メイショウホムラ メイショウマリーン メイショウレグナム メイショウアムール メイショウテゾロ メイショウワカシオ メイショウモトナリ メイショウヒダカ メイショウオウドウ メイショウドメニカ メイショウキオウ メイショウラムセス メイショウカイドウ メイショウバトラー メイショウムネノリ メイショウオスカル メイショウトウコン メイショウクオリア メイショウベルーガ メイショウカンパク メイショウマシュウ メイショウヨウドウ メイショウナルト メイショウブシドウ メイショウコロンボ メイショウアイアン メイショウスミトモ メイショウテッコン メイショウテンゲン メイショウカズサ メイショウミモザ メイショウムラクモ