説明
埼玉県加須市大字小野袋にある、東武鉄道日光線の駅。番号はTN06。
東武日光線の埼玉県内に所在する駅の中では最北端で、続く板倉東洋大前駅は群馬県邑楽郡板倉町、その次の藤岡駅は栃木県栃木市と、隣り合う3駅すべてで所在県が変わる。1997年3月のダイヤ改定で板倉東洋大前駅が設置されるまでは、日光線は群馬県を素通りし、次駅がいきなり栃木県の藤岡駅となっていた。また当時の柳生駅は北埼玉郡北川辺町、藤岡駅は下都賀郡藤岡町に所在していた。
駅の所在地は大字小野袋だが、駅名の由来は当駅の北側、渡良瀬川の南岸にある柳生沼で、大字柳生がその柳生沼周辺に別に所在する。
この柳生沼がある辺りは、東西南北に茨城・群馬・埼玉・栃木の4県の県境が複雑に入り組んだ場所になっており、日光線自体はこのうちの茨城県を経由しないものの、南隣の新古河駅(当駅と同じく加須市に所在する)が最も茨城・埼玉の県境に近い。
駅構造
相対式2面2線の地上駅で、現在は普通列車のみが停車する。
かつて存在した浅草駅発着の区間急行(2006年3月17日までの準急)や区間快速は、東武動物公園駅以北が各駅停車になっていたことから、当然のごとく停車していた。区間快速の通過区間の北限が新大平下駅になった2013年のダイヤ改定より、区間快速は通過し、また区間急行も2017年のダイヤ改定より南栗橋駅で分断され、それまでの区間快速は浅草寄りを廃止し、区間急行に改称されている。この結果、普通列車のみの停車駅になった。
ちなみに、当駅に停車するほとんどの列車は20000系で運転されている。