概要
『俺、ツインテールになります。』の登場人物。
慧理那の家に使えるメイド達を束ねるメイド長であり、実質的に彗理奈の専属メイド兼ボディガード。
また後に主人の配慮により学園の教職も兼ねるようになった……のだが、これが予期せぬ大いなる禍いの始まりだった。
人物像
メイドとしては非常に有能な人物であり個人の各種スキル(戦闘能力含む)はもとより多くの部下メイドを率いるメイド長という立場に相応しい実力の持ち主で主人や部下からは非常に信頼されているなど基本的に頼りになる人物・・・のはずなのだが、作品本編中ではそれ以上に婚活に全身全霊を駆ける飢婚者という側面の方が色濃く出ている場面が多々ある。
学園の男子生徒全員に渡すことを考え大量に婚姻届を持ち歩く、主人の結婚騒動に便乗して自分も側室的な立場に収まろうと悪びれもせず画策するなど巻を追うごとにその結婚への焦燥感は加速度的に強くなってきている。アラサーの誕生日の襲来を目前に控えた7巻現在では本格的に結婚に対する見境がなくなりつつあり、自身から「誕生日まで一週間を切ったらなにをしでかすか分からない」と言うほどに追い詰められている。
上述の飢婚者としての側面にはとある事情があり、原作17巻でその真実が明かされた。
原作8巻で、愛香の不調により、一時的にテイルブルーの代役・アナザーテイルブルーとなった。
後に原作17巻で新造された専用のテイルブレス「テイルブレスアナザー」を渡され、新たな戦闘メンバー、アナザーテイルブルー(真)となる。
アナザーテイルブルー
テイルブルー用のテイルブレスを用いて変身した姿。
津辺愛香が変身した通常のテイルブルーと異なり、変身者に合わせてテイルギアの特性が本来のスピード型に戻っているのが特徴。
更に、属性の特性故に制御が難しい、大幅な速度強化の効果を持つ「母属性」の属性玉でそのスピードをより先鋭化させることも可能。
武器は「ウェイブランス」から槌「ウェイブメイス」に変化している。
アナザーテイルブルー(真)
尊専用に新造された亜種テイルブレス「テイルブレスアナザー」を用いて変身した姿。
ギアのカラーリング・デザインが変化し、ギアが水色のレオタード状になっている。
標準型のギアとしては最新型である為、拡張機能の使用に制限がないメリットがあるが、変身デバイスが不完全なものである為変身自体に一定の制限がある。
武器は引き続き「ウェイブメイス」を使用。
必殺技は、打撃技「ストライキングウェイブ」と強化版の「サンダーストライキングウェイブ」、ブルー、ホワイトとの合体攻撃「トライアードビロウズ」。
豪快な余談
本項では冒頭であえて「M・A・O(※市道真央の別名義)」と注釈しているが、実は中の人は「海賊戦隊ゴーカイジャー」において「ゴーカイイエロー」ことルカ・ミルフィを(顔出しで)演じた(さらに「俺ツイ」アニメ放送後の2017年には「宇宙戦隊キュウレンジャー」において声優としてワシピンクことラプター283を、2019年には「騎士竜戦隊リュウソウジャー」においてチビガルーも演じている)事があり、メガ・ネの中の人である田村ゆかりはナビィを、彗理奈の母親である神堂慧夢の中の人である井上喜久子は、敵対する宇宙帝国ザンギャックの幹部「開発技官インサーン」を演じていたなど、同作とは何かと縁が深い。
ゴーカイチェンジの能力上、必ずしも「イエロー戦士に変身しなくてもいい(イエローが存在しない戦隊では、ゴーカイイエローは基本的に男女を問わずホワイトの戦士に変身する)」ため「黄色と縁が深いが、変身したのは青色の戦士」という設定も、なんとなく意味深に思えてくるのではないだろうか。