概要
水死体妖怪とも呼ばれる事からも分かるように水死体の姿をしたグロテスクな外見をしており、心臓や腸などの内臓が無いという特徴を持つ。また、下記に記す能力とも相まって当時のちびっ子たちを震え上がらせたらしい。
ただし一部の文献によれば画報で書かれると意外にかわいい姿に見えてしまう人もいるらしいので、それはそれでどうかと思うが…。
口から人間を溶かしてしまう水を吐き、自身の体を水滴状の姿に変えて人間の体内に入り込んで操る力を持っているほか、人間に化ける事もでき、劇中では主人公の山田真吾に化けて情報屋を困惑させるなどの行動を起こしていた。また、体の大きさを自由自在に変える事もできる。
ただし液体妖怪なので乾燥にめっぽう弱いという弱点を持っており、体が乾いてしまうと死んでしまう為、火や光を極端に恐れ嫌っている。
メフィストの好きなコーヒーの中に潜んでそれを飲んだメフィストに乗り移ろうと目論むが、彼が箱蒸しの中に入ってしまった為、水分不足になり慌てて脱出して池に飛び込み巨大化するが、メフィストの“魔力・干ばつ”で池の水を全て干上がらされてしまった所に“魔力・地獄の火” を浴びて逃走するも、最後はガソリンが詰まった多数のドラム缶をメフィストが“魔力・マシンガン”で大爆発させたことにより、それに巻き込まれて蒸発。完全消滅するという形で退治された。
なお、知る人ぞ知るマイナーな妖怪さんだが、なんと6期ゲゲゲの鬼太郎でまさかの登場を果たしている。聞きなれない名前と日本の妖怪らしくない外見に、鬼太郎の新規オリジナル妖怪だと思った視聴者もいたかもしれない。
ゲゲゲの鬼太郎
CV/落合福嗣
ゲゲゲの森のおどろが沼を住処とする、全身が水で出来た妖怪。
両腕が鍵爪状になっている特徴を持ち、好物は人間。ゲゲゲの森を案内されて沼へとやって来た裕太を見て、彼を案内していた鬼太郎に食べても良いかと尋ねたが、自分の客人だから駄目だと断られ、「美味しそうなのに……」と渋々引き下がり住処へと帰っていった。
鬼太郎はゲゲゲの森にも人間を食べる妖怪が棲んでいて、ただ楽しく面白い場所というわけではないことを警告したつもりだったが、好奇心でいっぱいの裕太はまったく懲りる様子を見せなかった。
この他、4期のOPにも登場している。
関連項目
水神様:墓場鬼太郎およびゲゲゲの鬼太郎(2期)に登場した同族。こちらは火が全く通じないなど水妖怪以上の超強豪。ただし、油は通じる。
ヨースケくん彼もマイナーなため、6期鬼太郎第10話に登場した際には、オリジナルの創作妖怪と勘違いした視聴者が少なくなかった。実はれっきとした伝承がある由緒正しい(?)都市伝説妖怪である。