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裕太(ゲゲゲの鬼太郎)

ゆうた

ここでは、『ゲゲゲの鬼太郎』アニメ第6シリーズに登場するオリジナルキャラクターについて記載する。
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CV:古城門志帆

概要編集

人間側のヒロインである中学生・犬山まなの隣家に住んでいる小学生。まなと仲が良く、「まな姉ちゃん」と呼んで慕っている。フルネームは不明。


人物編集

性格は気弱で内気な方らしく、下手をすれば直ぐに泣き出しそうな表情もするため、泣き虫である可能性も高い。どちらかと言えばいじめられっ子の傾向が強い。サッカーボールを持っている事から、サッカー好きと思われる。


祖母から妖怪の事や鬼太郎の事を聞いていたため、『見えない世界』の存在を信じている(鬼太郎の呼び出し方を知っている事から、裕太の祖母は過去に鬼太郎に助けられた可能性がある)。

そのため鬼太郎達程ではないが妖怪に詳しく、べとべとさんの対処法も知っていた。妖怪に対しては恐れよりも興味の方が強く、二度も危険な目に遭っても「妖怪の事をもっと知りたい」とはっきり言う程(一度目は鬼太郎に「懲りてない……」とブラックな顔で呆れられ、二度目は鬼太郎だけでなく目玉おやじねこ娘達も苦笑させた)。


作中の動向編集

初登場は第1話。新宿の吸血木事件について、祖母から昔聞いた話に似ていた事から妖怪の仕業だと言うが、妖怪を信じない同級生の大翔やその兄・蒼馬から馬鹿にされ、からかわれる。この時、見かねた蒼馬の同級生でもあったまなが妖怪ポストに手紙を出した事で、まなと鬼太郎の出会いに繋がった


第4話で再登場した際に、まなから鬼太郎の事を聞こうとするが、鬼太郎の忠告を思い出したまなに最初は断られてしまう。しかし、その時今にも泣き出しそうな顔をしたため、陥落したまなから鬼太郎や仲間達の事を聞き、更には妖怪の世界に繋がる神社に案内された。

その境内で見つけた小さいトンネル(外から見たら幅が小さく、まなは妖怪の世界に繋がっているとは思わなかった)に入り、ゲゲゲの森にたどり着いてしまう。

目玉おやじによると人間の子供は魂が安定せず、人間と妖怪の間の様なものだからゲゲゲの森に入る事が出来たらしい(まなは最初入る事が出来ず、37話から入れるようになった)。祖母から聞いた妖怪が実在するのを目の当たりにし、目を輝かせて興奮していた(本性を知らなかったとはいえ、あのねずみ男にも尊敬の眼差しを向けていた)。

鬼太郎は脅し混じりに帰るように勧めるが、まなと同様、泣き出しそうな彼の表情に根負けしてしまった。ゲゲゲの森に人間がいる事に反対していたねこ娘も、裕太がまなの知り合いであり、まなから聞いたという猫娘の評価を聞いて気を良くしたのか、ゲゲゲの森の案内に自主的に着いていった(そのため、ねずみ男から「裏切り者」と陰口を叩かれた)。

その最中、悪気は無かったものの好奇心から山爺の棲み家の実を取った事で山爺を暴走させてしまうが、目玉おやじや鬼太郎達の言う通りに実を返し、怒りを鎮めた山爺に自ら前に出て謝罪した。「どんな世界にも犯してはならない掟がある」と山爺に諌められ、二度としない様に忠告された上で、その印を右手に書かれて許して貰えた。

終盤では鬼太郎から森であった事を誰にも喋らない事を条件に、元の世界に帰された。

ゲゲゲの鬼太郎4話。


それ以降も時折登場し、鬼太郎達とも関わっている。いじめられる事も多いが、大翔の事は友達と思っている様である(大翔もまた、何だかんだで裕太を友人として大切に思っている様子)。


最終話では人間に殺されかけていた豆腐小僧を蒼馬と大翔と共に庇う場面が見られ、ねずみ男が全ての人間と妖怪に「戦争なんかしている暇があるなら鬼太郎を応援しろ」と呼びかけた際には真っ先に応じて鬼太郎に声援を送り、バックベアードとの決着の行方を見届けた。


余談編集

  • 裕太の祖母は『のんのん婆』へのオマージュの可能性もある。

  • 第4話で砂かけばばあ「ゲゲゲの森に人間が迷い込んだのは数百年ぶりで、名前は『寅吉』だった」と言っていたが、これは『仙境異聞』の天狗に拐われた少年が元ネタと思われる

  • 同話にておどろヶ沼から現れて裕太を食べようとした『水妖怪』は、今作のオリジナルではなく実写版悪魔くん』に登場した敵である

  • 実は平成に入ってからのTVシリーズで人間がゲゲゲの森やゲゲゲハウスに入ったのは今期の裕太が初めて。また、3期から数えて30年ぶりである。
    • アニメ5期第48話『戦うゲゲゲハウス』という例外があるが、これは偶然に自我を持ったゲゲゲハウスが人間界に迷い込んで、そこに人間の子供が入り込むという展開であり、ゲゲゲの森に人間が訪れる展開は平成以降では6期が初である。

  • アニメ6期放送に合わせて別冊コロコロコミック2018年6月号から2020年2月号まで連載されたコミック版ゲゲゲの鬼太郎(作画:松本しげのぶ)に、オリジナルキャラクターとして“ゆうた”という名前の男子小学生が登場する。彼も眼鏡を掛けており、さらに鬼太郎と友達になってゲゲゲハウスに招待されるなど、アニメ版の裕太との共通点が多い。

関連タグ編集

6期鬼太郎


犬山まな 蒼馬(ゲゲゲの鬼太郎) 大翔(ゲゲゲの鬼太郎) 山爺


  • 天童星郎

3期における人間ヒロイン・天童ユメコの弟にして鬼太郎と深く関わる少年キャラの元祖。やんちゃな性格だが、鬼太郎達と出会う前から妖怪ポストや鬼太郎達妖怪の存在は信じており、姉のユメコともまなと裕太の関係のモチーフ的な描写があった。


  • 鈴木翔太、谷本淳

4期における人間側のヒロイン・村上祐子の同級生。翔太は気弱な面がある眼鏡少年で、淳はやんちゃながら祖母より妖怪の知識を伝授されてもいて、2人とも裕太と共通点がある。


  • 白石

5期第1話に登場するゲストキャラクターの少年。裕太のキャラクターデザインは彼からかなり影響を受けていると思われる(しかし、同項の他のキャラクター達とは異なり1話限りの登場なのもあってか、白石自身の知名度はかなり低いものとなっている)。ガキ大将にいじめられる内気な少年で、友達の青木が風呂場から忽然といなくなったという奇妙で不可解な話をガキ大将達に打ち明ける(だが6期同様、その様な摩訶不思議な話を真に受けられる訳も無く…)。その途中で鬼太郎達と出会い、事件を解決するべく共に行動した。


6期をベースとした映画『鬼太郎誕生ゲゲゲの謎』のヒロインの龍賀沙代の従弟で、哭倉村村長の長田幻治龍賀一族の三女・庚子の息子。身体が弱い反面人懐っこい性格の持ち主で、どことなく裕太を彷彿とさせる。


PS2用のゲーム『異聞妖怪奇譚』に登場したヒロイン。大人しく優しい性格である一方、実は無類の妖怪好きにして鬼太郎の大ファンという面を持ち、鬼太郎ファミリーと会えた際には裕太と同様に感激のあまり落ち着きを無くしてしまっている。

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