浦島(ONEPIECE)
わんぴーすのうらしま
「なァ おめェ おれの事よく知らねえんだっぺ? 都じゃ有名な横綱」
「ワノ国一の相撲取り『浦島』よ!!!」
ワノ国の角界に君臨する無敗の売れっ子力士で、人気・知名度も高い模様。
ネームモデルはもちろん『浦島太郎』。
昔話でお馴染みのあの人……だけではなく、かつて実際の角界にもこのしこ名を持つ力士がいた。
髪色はまさかのピンク。
その重責ある立場の割に、浅慮で腰が軽く女たらしと結構なダメ男。
卑賎の地であるおこぼれ町の茶店で気軽にナンパをしたり、流れ者のゾロに気圧されて退散するなど、その辺りの立場や身分を弁えない行動をマウスマンに批判されている。
劇中での描写は割と素直で大人しいが、単に「強引に押し通す」という発想に至らなかっただけらしく、いざとなればそのような行為にも躊躇いがないぐらいには傲慢かつ自分勝手。
特別な能力はないが、常人の数倍の巨体というだけにとにかく凄まじい怪力の持ち主であり、対戦相手は全身骨折か張り飛ばされて行方不明になるレベルらしい。
というわけでもはやまともな取り組みにならないため、作中で行われた興行の目玉が「誰が浦島を倒すのか」という内容になっているほど。
単純な戦闘力の高さもかなりのものらしく、ギフターズから「間違ってもそこらの連中が勝てる相手じゃない」と一目置かれていた。
技
- 彼岸張り手
食らった者は「姿が消し飛ぶ」と言われている本気の張り手。ルフィの「ゴムゴムのつっぱり」とかち合って互角に拮抗する威力があるが、本領を発揮したルフィには武装硬化による腕払いだけで簡単に弾かれてしまった。
- 菩薩張り手
巨体からは想像も付かないほどの速度で放たれる連続張り手。しかし、ルフィには軽く全弾躱されてしまい、全く通用しなかった。
初登場はお鶴の経営する茶店で、お菊を気に入りナンパしていたが、ゾロに睨まれてその気迫に怖気づき、気があるなら興行を見に来るようお菊に伝えて退散。
その後はゾロにナンパを邪魔されたことが余程腹に据えかねたようで、酒場でヤケ酒を飲んでいたところ、マウスマンに焚き付けられて次は強引な手段に訴えることに決めた様子。
しかし、その前に相撲の試合中にお玉を救出しに来たルフィ達と出会い、お菊が試合を見に来てくれたと勘違いして大喜びする。
ルフィとゾロの足止めを弟分の力士たちに命じつつ、お菊を連れて来させたが、浦島に近づくためにわざと捕まった彼女に士族の命である髷を切り取られ激怒、怒りのままに攻撃を仕掛けるも、土俵に上がったルフィに阻止される。
お玉を攫ったボスを誘き出すべく目立つ勝ち方を狙ったルフィに相撲勝負を挑まれ、土俵で対決を繰り広げるが、全く本気を出していないルフィに劣勢になるなど元より敵ではなく、全開のギア3で放たれた「ゴムゴムの巨人のつっぱり」で遥か場外にぶっ飛ばされた。
ぶっ飛ばされた浦島はホールデムの屋敷を破壊し、結果的に彼を誘き出すことが出来た。
その後は反省したのか扉絵連載で登場しお鶴達と共に旅に出るヤマトを見送った、