中国肺炎の蔓延により在宅時間が増えた家庭も増えた。
それでもテレビでは中国ウイルスの不安や芸能人の不倫などを必要以上に煽るワイドショーに辟易し、テレビは見ない人もいる。
そういう人間のニュースの情報源は必然的にネットのニュースサイトになるのだが、
新聞各社「"ネットニュース"の世界では空間も時間も質量も全てはオレが支配する
これから数ヶ月…アナタにホリエモンの暴言を晒し続ける…………」
「ぐあああああ…!!!」
そこで彼らが見たのは何故か毎日のようにトップに上がる堀江貴文の天声人語ならぬ『罵声人語』だった…
概要
中国肺炎蔓延中にネットニュースで堀江貴文の発言ばかりがトップにしつこく挙げられ始めた現象。特に緊急事態宣言前後を境に急増し始めた。
ソースはいずれも本人のTwitterから拾ったスポーツ新聞であり、それをさらにネットニュースなどが取り上げただけという何とも杜撰なもの。
別に堀江が好きな人には何の影響もないのだが、普通に見る分にはほぼただの不謹慎な悪口や暴言が羅列してるだけでしかないため、不快に思う者やストレスになる者も跡を絶たない。
女性自身の調査によると2020年4月11日から5月21日までの期間だけでも、サンケイスポーツ37記事、スポーツニッポン25記事、スポーツ報知50記事、中日スポーツ43記事、デイリースポーツ57記事、東京スポーツ21記事、日刊スポーツ11記事の計244もの記事が41日間一度も途切れることなくどこかのスポーツ紙が報じ続けていたことが判明した。
当然これは女性自身の記事が掛かれた5月22日時点での記録に過ぎず、一月以上経過した7月に入っても未だにしつこく取り上げられている始末である。
その結果
「やった!ホリエモンのどうでもいいニュースがトップから陥落した!」
「よし!次は何だ」
「またホリエモンのニュースじゃねぇか!下がったのにまた記事書くなよ!」
スポーツ新聞「マスコミなんてどんな媒体でも同じだろ そんなことより橋下徹やひろゆきの新しい記事もまたトップに上げといたから見てね☆」
「くそァ!おんなじ人間の発言ばっかニュースにすんな!」
という事態が連続して数ヶ月も続いている。
…こうしてワイドショー民が渡部建の不倫ネタや手越祐也の引退ネタの無限ループを延々と見せられる一方、ネット民はホリエモンの悪口や暴言を延々と見せられていたわけである。
あれ?これ結局ワイドショーと変わんなくね?
原因
何故このような事態が起きたかと言うと上述の中国肺炎の影響でスポーツネタ含む著名人の会見やインタビューが次々と自粛・中止になりスポーツ紙から紙面を埋めるネタが枯渇しているため。
スポーツ紙の場合現場の大きい写真でスペースを埋めることが多い特徴上、ますますスペースに余りが出来てしまう。そのため発言一つ一つが炎上狙いのPV稼ぎに使える堀江に白羽の矢が立ったわけである。
というか実際は数年前からスポーツ紙は紙面に載せるネタがない状態が続いており、以前から堀江などの著名人のTwitterでの発言を取り上げただけの『お手軽ニュース』は頻繁に挙げられていた。それが中国肺炎の流行よりますます悪い方向へとブーストがかかり、毎日報道なんて拷問が成立してしまったのである。また、上記例でわかるように堀江以外でも発言だけで炎上稼ぎが出来る著名人なら堀江ほど過剰ではないにしろ誰彼問わず頻繁にスポーツ新聞が取り上げている。
客が必要としてないのに大人の事情で力尽くでゴリ押されるという意味ではまとめサイトやテレビで言うひな壇芸人に近いものかもしれない。
とはいえ、本来単純に対象アカウントをブロックすれば「嫌なら見るな」を実行に移せるリスク回避可能なシステムのTwitter上のヘイトを煽る発言をスポーツ紙が毎日しつこく取り上げニュースサイトが拡散して重要な時事ニュースと抱き合わせで無理矢理見せるという行為は報道の自由を最大限に悪用したマスゴミの最低最悪の暴挙としか言いようがない。
結局テレビからネットに媒体が変わろうがマスコミはマスコミである。
また、スポーツ紙だけじゃなくそれらニュースを多く拡散するネットニュース(特にGoogleニュースとSmartNewsは多いと言われている)運営側も同罪であることは忘れてはならない。
ネットはアクセス数至上主義な特徴上テレビ以上にヘイト発言で収入が得られやすいため、今までネットde真実ぐらいしか取り上げられなかったネットメディアから生じた新たな社会問題と言えるかもしれない。
関連タグ
職権濫用 報道の自由 偏向報道 モラルハザード 社会問題 まとめサイト
河野太郎:こちらはTwitterニュースがほぼ毎日取り上げている。暴言はほぼないが、スポーツ新聞がホリエモンならTwitterは彼。