概要
破船の魔女 その性質は、迷夢
全方位に視界を持ち、認識した対象を、ただひたすらに飲み込もうとする。
飲み込まれた先の後背はがらんどうで、そこには無限とも思える虚無が広がっている。
この魔女の行動の根幹には"枯渇"があり、内に入れた者の夢や希望といった
自身の生へ期待する感情を吸収することで乾きを癒そうとしている。
しかし、いくら取り込んだところで、飢えに終わりはないので、
大海に浮かぶ落ち葉のように、ただひたすらに、頼りなく彷徨い続ける。
プロフィール
外見・特徴
黒いアンモナイトのような貝殻を背負った真っ赤なイカのような姿。前方からは離間のドッペルで発現する黒い蛇が伸びている。
魔女の結界
彩度の低い海そのもの。
活躍
『ピュエラ・ヒストリア ヴィークのワルキューレ編』の後半に登場。姉オルガの夢を実現させるべく、ハーラル3世の威勢や富を得ようとして失敗した事に絶望したガンヒルトが魔女化。
最初はプロミストブラッドの面々が立ち向かったが、紅晴結菜の提案により魔法少女となったオルガが介錯することとなった。
歴史に関わる以上避けられない運命だったとはいえ皮肉にも見殺しにされる形で、姉に看取られる事すら叶わず悲劇的な結末を辿った彼女だったが、最終的に自分のために「ワルキューレ」となった姉に倒されヴァルハラへと送られた。
それは彼女にとってせめての救いなのだろう……
余談
- 真名に関しては離間のドッペルを参照。
関連タグ
泣きウサギの魔女 女王の黄昏…キャラクターデザインが同じ魔女。
ゴムの魔女…結界が海の魔女繋がり。
離間のドッペル…ドッペル版。