概要
誘宵美九が発現する天使。
光で構成された鍵盤を持つ巨大なパイプオルガンの姿をしており、主な能力としては音、音波の制御・増幅効果で、音自体を領域としているため、その効果範囲は半端ないほど広く、加えて美九本人が精霊となってから身に着けた(おそらくこれも破軍歌姫の効果の何時だと推測される)声が持つ洗脳効果を増幅し、スピーカー越し等、何らかの形で音声を伝えられる中継器を介在させてもその効果が現れてしまうため、それを利用すれば無制限かつねずみ算式に美九本人の支配下に置かれる人間を増やしていくことが可能となる。
その効果は絶大で、精霊すらもその支配下へと置くことが可能であるが、当然、耳栓や音楽プレイヤーなどで耳を覆い声が聞こえない状態ではその効果は現れず、また、士道の様に複数の精霊達による霊力の加護を受けていたり、完全に霊力を封じられていない状態の精霊には全くその効果は現れないという欠点がある。それ以外にも世界で五本の指に入るような実力者にも魔術師効果がない。
ちなみに洗脳されるといってもあくまで最優先対象が美九になるだけで、本人が最初から持っている他者への印象が全く違うものになってしまうという訳でもなく、また、洗脳が解けるとその間に起こした出来事については全く記憶には残らない。本体である光の鍵盤を持つ巨大なパイプオルガン及び本体から発せられる音を領域とする随意領域で構成される。
そのほか、一応攻撃手段にも使えるが、どちらかといえば、狂三が見抜いたように十香の鏖殺公や折紙の絶滅天使、そして八舞耶倶矢・夕弦の颶風騎士といった攻撃に特化した天使などとは違い、相手へのサポート系の能力に特化した能力であるため、そういった攻撃手段を持った相手と遭遇すれば防戦一方にどうしてもなってしまい、また、美九の声が涸れてしまうとその能力を行使できなくなるという弱点もある。
また、音楽の奏で方次第で様々な効果を発揮することが確認されている。
主な技の解説
名称 | 読み | 能力や特徴 |
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【独唱】 | ソロ | 自身の前にマイクの様に転載された破軍歌姫の銀筒に向かい歌う事で自身の持つ洗脳効果を増幅、至高性を持たせて特定のターゲットのみを自身の支配下に置くための技。美九自身が精霊へと転生して手に入れた力を最も効率よく使用する為の技ともいえる |
【行進曲】 | マーチ | 自身の前に展開させた破軍歌姫の鍵盤を弾く事で発言する能力。行進曲の名が示す通り、奏でられる勇ましい音楽によって相手を強化することができるサポート系の能力で、その効果は気絶している人間すらも操り人形の様に操作することも出来る模様。 |
【輪舞曲】 | ロンド | 破軍歌姫唯一にして最大最強の必殺技(?)。自身と対象周囲にそれぞれ対となる破軍歌姫の銀筒を出現させ、自分の周囲にマイクのように展開された銀筒に自身が攻撃時に使用する高音域の声を通すことにより対となる銀筒から衝撃波の断層を制裁させ、物理的攻撃力を持たせた音波を相手にぶつけて攻撃する。本来は防御障壁を自身の前に展開させ、身を護るための能力のようだが、応用することにより衝撃波でロープを形成させ、相手の拘束を可能とすることが出来る。また、その拘束力は声の高さに比例して強くなるが、長時間使用し続けると自身の声が涸れ、拘束が解かれてしまう危険性を秘めた諸刃の剣でもある |
【鎮魂歌】 | レクイエム | 破軍歌姫で奏でられた者たちに鎮痛作用を施すサポート系能力。琴理の灼爛殲鬼や狂三の刻々帝・四の弾、そして七罪の贋造魔女のように自身や相手の傷を癒すことは出来ないが、体を動かす程度の効果は得られるようだ |
関連タグ
デート・ア・ライブ 誘宵美九 五河士道 ガブリエル 天使 音属性
以下、アニメ化されていない能力についてのネタバレ
名称 | 読み | 能力や特徴 |
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【交響曲】 | シンフォニー | 銀筒を振り上げた状態でその先端に幾重にも破壊の『音』を集め、ハンマーのように振り下ろす数少ない破軍歌姫の攻撃技。振り下ろされた周囲から凄まじい轟音が撒き散らされる |
【幻想曲】 | ファンタジア | 濃密な霊力を込めた歌により聞いたものに鎮痛や強化などといった能力、【行進曲】(マーチ)、【鎮魂歌】(レクイエム)、その他破軍歌姫の歌を纏めてその身に浴びたかのような効果を発現させる。破軍歌姫の能力の中で唯一銀筒や楽器類が登場しない、精霊の純粋な声のみで発揮する能力 |