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「お前が私に勝てると思ってんのかぁ!!!」


概要編集

真祖日ノ元士郎が率いる組織『燦然党』の初期幹部の一人。年齢は21歳。

ひょんなことから七原健を燦然党に勧誘した人物であり、七原は彼女の直参の部下だった。

元は過疎化の進んでいた限界集落美沢村の出身であり、若者がいなくなった村で高齢者の面倒を見続け、家業の造花も中間搾取で儲からない上に後継もいないという憂鬱な日々を送っていた。だが、ある時日ノ元士郎が村と街を繋げるトンネルを作り、村の職人たちを認めてくれたことに恩義を感じており、それに報いるために燦然党に加入した

空手、造花だけではなくマリオカートも得意らしい。

また、熱心な阪神ファンである。


人物編集

金髪にピアス、ジャージとその容姿は誰がどう見てもヤンキーそのもの。実際その通りであり、過去には暴走族に所属していたこともあり、非常に喧嘩慣れしている。口調も男勝りな上に荒く、ヤクザである芭藤に物怖じせずに文句をつけるなど肝も座っており姉御肌な人物。

だが一方で、見た目に反して非常に面倒見が良く、曲者揃いの燦然党幹部の中では数少ない常識人。そのため、真っ当な感性を持つ扱いづらい党員を半ば押し付けられる形で彼女が面倒を見ており、その負担は大きい。更にはその部下たちの中から七原、霧嶋と立て続けに裏切り者を排出してしまい、党内では肩身が狭い。

自分のキララというキラキラネームを気にしており、下の名前で呼ばれることを極端に嫌っている。



戦闘能力編集

立花綺羅々

その変身体は耳や尻尾が生え全身に縞模様が浮き上がり、のような姿となる。

他の多くのヴァンパイアとは異なり、牙や爪といった武装は一切ないが、それを代償として佐神善に匹敵する圧倒的なパワー、タフネス、七原に匹敵するスピードを誇る。後述の能力や、本人の空手の腕前、さらには現場指揮能力などを総合してドミノ、ユーベンからは燦然党幹部最強であると評されている。



『消失』

彼女のヴァンパイアとしての固有能力。姿はおろか、移動音も含めて消失する。所謂ステルス能力であり、あの京児チート能力と評価している。元より怪力と強力な再生能力に空手と白兵戦に適したスペックをしている彼女がこの能力を行使すれば、嗅覚による索敵が可能なヴァンパイアがいなければ戦いにすらならない

この能力を活用して真祖であるドミノと相対して尚部下と共に生還している。

しかし完全無欠の能力というわけではなく、『消失』するのは燃費が悪く、姿が消えている間は上手く身体を動かせず、さらに再生能力も大きく低下してしまい、全力で動くことが出来ないという欠点も抱えている。



『虎拳(バグナウ)』

彼女の扱うD・ナイト

彼女を中心として一定範囲内にいる全ての生物の意識を強制的に消失させる能力。早い話しが猫騙しではあるものの、その効果は絶大。並のヴァンパイアも真祖も問答無用で気絶させられてしまうため、この技一つで容易に戦況が覆る。

欠点は殺傷力が低いこと、そして敵味方区別なく効果が及んでしまうことである。


関連人物編集

七原健

彼女の直参の部下。彼が裏切った後も情を捨てることが出来ず、敵として見ることが出来ていなかった。

七原にとっても彼女は一際大切な人物であり、敵である彼女を守ろうと利敵行為に走ってしまうほど。


日ノ元士郎

彼女の尊敬する組織の長。彼が村を救ってくれたことに多大な恩義を感じており、それに報いるために彼に全面協力している。

しかし、日ノ元は彼女を捨て駒の一つとしか見ておらず、用済みとなった彼女とその部下を毒ガス散布のための人間爆弾にしている。


風見涼堂島正、葵洸

同じく幹部だった者たち。それぞれに思惑があり、立花は彼らとそこまで深い関わりはなかったが仲間とは思っていた。

決戦後、彼らが戦死した南伊豆に向けて弔いの献花していた。


関連タグ編集

七原健 血と灰の女王 日ノ元士郎

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