概要
『置換魔術《フラッシュ・エア》』。
何かを何かに置き換える魔術。
錬金術に類する魔術系統だが、原理的には劣化交換にしか至れない“下位の基礎魔術”であり、価値あるものを一から生み出すことも出来ず、どこか別の所にあるものに置き換えた贋作を用意することからその使い手は皮肉を込めて『贋作屋《カウンター・フェイター》』と呼ばれることもある。それゆえ使い手はほとんどいない。
置換された者にしか「置き換えられた」ことがわからず、場合によっては「置き換えられた」ことに気づかない者がいるとされる。
『投影魔術《グラデーション・エア》』と似てはいるが、こちらは「強化」「変化」の最上位に位置する魔術系統であり、無から有を生み出すもので例外を除いて投影されたものは数分で霧散してしまう。
あらゆる意味で対極的な魔術系統といえる。
エインズワースの置換魔術
『プリズマ☆イリヤ』ではエインズワース家が使用しているが、自身の工房がある土地において他の大魔術でも似たようなことは可能だが、『対価がとても釣り合わない』『どう考えても原則を逸脱している』と言われるほどの劣化交換の原則を凌駕した魔術行使を可能としており
宝物や礼装を置換してクラスカードを作成、空間置換する事で工房の周囲を覆い、戦闘面でも攻撃の置換による反射や軌道変換など様々な応用を可能とする。
さらには死者の魂と能力を人形に置き換え擬似的な蘇生を可能とするが、体機能まで含めた人の概念置換は容易なものではなく置換された人間は記憶や感情の欠落、精神異常などを引き起こしており必ず何かを取りこぼすというリスクを伴う。
その正体は厳密には通常の置換魔術とは別物であり、此方と『箱(ピトス)』の中にある架空世界を入れ替える実質的な転送魔術である。
余談
基本的に『プリズマ☆イリヤ』の設定は原作側の設定に反映されないというスタンスだが、後に逆輸入されたのか不明だが、『Fate/Grand Order』では、
- イシュタルの宝具『山脈震撼す明星の薪』の発動工程に用いられる。
- 1.5部『禁忌降臨庭園セイレム』やオーディール・コール 『奏章プロローグ』にて言及されるシーンがある。
といった形で置換魔術が登場する。
関連タグ
ダリウス・エインズワース ジュリアン・エインズワース アンジェリカ・エインズワース
ベアトリス・フラワーチャイルド 間桐桜(プリズマ☆イリヤ) サクランスロット