概要
一般的な既存の表現でいえば、「焦がれる」「影響を強く受ける」「衝撃を受けた」といった意味合いがある。
例えば"「何かしらの後ろめたい思いを抱えていた」キャラAに対してキャラBが「そんなことはどうでもいい、重要なのはそれじゃない」と蹴っ飛ばして道を示し、それによって悩みが晴れる"という展開があった場合、悩みを晴らされたキャラは、価値観が激変したり、晴らしてくれたキャラに全幅の信頼を置く様になる。これを「(キャラBの光に)脳が焼かれる」と表現する。(ただし、助けてくれた人が善人であれば「改心」にも繋がり良い方向に働くが、悪人だった場合は「盲信」「崇拝」という表現になり、便利な「捨て駒」一直線である)
別の例として、スポーツ(競馬などのアニマルスポーツも含む)において無理難題を押し付けたにもかかわらず、難なくこなして見せた選手等に対し「コーチ陣の脳が焼かれた」と表現することもある。
脳が焼かれた結果、似た特徴や性質を持った選手をかき集める様になる傾向も
(いい方向に進めば似た様な才能の発掘機と化して化け物の量産をし始めるが、悪い方向に転がると「⚪︎⚪︎は出来たぞ」と無理難題通り越した理不尽を押し付ける様になってしまうためこちらの表現の場合賛否は分かれる)
また、ファンの方もあまりにも現実離れした結果をバンバン達成していく選手に対し「⚪︎⚪︎ならやると思った」というように「慣れてしまった」場合他の選手の(通常であれば讃えるべき)実績をすごく思えなくなってしまい(競馬で言えばシンボリルドルフの無敗7冠、将棋で言えば藤井聡太のタイトル戦無敗八冠、野球で言えば大谷翔平の功績の数々を知っていると他の選手が大したことがなく思える等)これを「脳を焼かれた」と表現する。
類義語は「脳汁ドバドバ」(コチラは事前の期待や祈りがピッタリハマり、期待に応えてくれた場合の表現。賭け事の場合ギャンブル中毒の初期症状につながる)。
表記諸々
表記揺れに「脳が焼かれる」、能動的な活用形として「脳を焼く」、名詞形として「脳焼き」がある。
似て非なる別物に注意
字面のよく似たスラングに「脳が破壊される(脳破壊)」があるが、これはその人にとって堪えがたいショックやストレスに曝されたことで正常な思考力や精神の安寧を失うことを指す全く別用途の言葉である。
また、フィクションで度々登場する「超能力や魔法の使い過ぎ、機械の生体ユニットとしての酷使などで脳に強い負荷がかかって脳神経が焼き切れる現象」は「脳焼き」とは別カテゴリ扱いである。
もちろん、物理的に他者の脳を取り出して焼くのも別のジャンルである。