概要
自転車と歩行者のみが通行可能であり、それ以外の全ての車両(自転車以外の軽車両を含む)の通行を禁止するという意味の道路標識。
ただし自転車の中でも普通自転車のみが通行可能であり、タンデム自転車は含まれない。
※ちなみに原動機付自転車(原付バイク)はそもそも自転車ではない。
主に歩行者天国や通学路、サイクリングロード、自転車通行可能な歩道に設置されることが多い。
ただし歩行者天国や通学路ではあくまで歩行者が優先であることを強調するために、この標識の代わりに歩行者専用(補助標識:自転車を除く)が設置されることも多い。
補助標識「○○を除く」によって自転車以外の軽車両や小型特殊自動車も通行可能になっている場合もある。(軽車両を除く、小特を除くなど)
注意点
実は以下の車は「通行禁止除外指定車」として通行可能となっている。
- パトカー、救急車、消防車などの緊急車両
- 電気、水道、ガス、電話などのインフラの工事に従事している車両
- 郵便車
- マスコミが緊急取材のために使う中継車
- 狂犬病の予防のために野犬・野良犬を捕獲するために使用する車両
- 道路の維持管理のための車両
- その他、必要性の高い車両
また、自宅がその道路に面しているという人の場合、警察から「通行禁止道路通行許可証」を貰えばその道路を通ることができる。
従って、自動車が絶対通らないという保証は無いので要注意。ただしあくまで自転車と歩行者が優先なので、指定車・許可車にも徐行する義務はある。
場合によっては親切に「指定車・許可車を除く」の補助標識が書かれていることもある。
別表記
この標識を分解するならば、以下の2つの標識を並べることができる。
また、車両通行止め(補助標識:自転車を除く)ともほぼ同じ意味になる。
その他
最近では補助標識「タンデム車を除く」を一緒に設置してタンデム自転車も通れるようにしている道路も多い。
因みにこれはあくまでも標識なので、JA共済のCMと違って「パパー、自転車買って~」ではないのでご注意を。