概要
任天堂のゲーム『星のカービィ』シリーズに出てくる水兵帽を被ったワドルディ。
公式における名称は『ロボボプラネット』で判明した。それまでは正しい名称が不明だったため、長らくファンに水兵ワドルディという呼び方で呼ばれていた。
『スーパーデラックス』『ウルトラスーパーデラックス』の「メタナイトの逆襲」で登場する。戦艦ハルバードの乗組員の1人で操縦を担当しているようであり、ほとんどセリフウィンドウのみの登場でカービィと直接出会うことはない。
「たいへん!たいへん!どうしよぉ!」「そーかなー?」等と無邪気な口調で話す。
バル艦長と一緒に高笑いしていたり、メイスナイトと艦長がへそくりを巡って口論していても「(…おいしそう)」と率直な感想をこぼしていたり、リアクターの弱点をカービィに聞こえるようにバラしてしまったりと、マイペースでおっちょこちょいな性格。
終盤では他の乗組員が脱出する中、彼のみメタナイトがカービィと戦う時でも残っており、その後脱出する様子が描かれておらずその詳細は不明となっている。
残り10秒になるとメタナイトが画面からいなくなり、エンディングムービーの冒頭をよく見るとハルバードから小さな影が離れていく(=メタナイトはカービィよりも少し遅れて脱出している)様子が映っているため、「墜落寸前にメタナイトが彼を助けに行ったのでは?」と考察されることも。
船員ワドルディ語録
「たいへん!たいへん!どうしよぉ!」
「そーかなー?」
「ファイトっ!」
「あははははははっ!」
「みちにまよったの?」
「さむい」(ア「たかい」 メ「こわいダス」→バ「オマエら・・・」)
「(…おいしそう)」
「反射レーザーがリアクターに当たらなければムテキだね。」
(バ「しぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!よけいなこと言うなっ!」)
「(どきどきどきどき)」
後の作品での登場
あつめて!カービィ
サブゲーム「空中探検隊EOS」の背景に登場。何気に生存が確定した。
ロボボプラネット
『ウルトラスーパーデラックス』の立ち絵が1-3のレアステッカーに抜擢。
上述の通り、本作で正式名称が判明している。
このステッカーは『カービィのすいこみ大作戦』のレベル2-3EXにも登場している。
みんなで!カービィハンターズZ
ストーリーを進めるとプププ王国の住民としてまちの背景に現れ、延々と蝶を追い回す姿を見られる。
カービィバトルデラックス!
パラソルの互換としてプレイアブル化したバンダナワドルディの着せ替えの1種として登場。錨が付いた水色と白のパラソルを手にする。
小説版
そもそも本作のワドルディ自体が「バンダナワドルディのコピー」「全員デデデ大王に雇われている」という設定のため長らく登場できていなかったが、30巻「メタナイトと魔石の怪物」で初登場した。
臆病な性格が多いワドルディの中では珍しく冒険物語を好む個体であるため、周囲からは「ぼうけんくん」と呼ばれている。
カービィ・デデデ大王・他のワドルディ達と共に海の惑星・マリーノを訪れるも、カービィ&デデデは海鮮グルメの方に夢中だった中で、ぼうけんくんは伝説の大海賊・ピエトロに興味を抱いていた。
メタナイト一行がピエトロの孫・ルチアを追跡していた頃カービィ一行も海に出ていたが、メタナイト達の乗っていた船と間違われて攻撃された際に海に転落してしまう。
溺れかけていたところをルチアに救出され、メタナイトの仲間ではないことを伝えて友情を深め、「祖父を引退に追い込んだ怪物・キングフロッツォを誰よりも先に倒す」という彼女の夢を教えてもらった。メタナイトの船に帰ろうとした際にもわざと海に落ち、その隙にルチアを逃がしたほど。
その後はメタナイト一行と行動を共にする。戦闘能力は持たないため、船の操縦といった裏方に徹することになった。
キングフロッツォが持つ魔石の腕輪は「放たれる光を見ると戦意を失ってしまう」という効果を持つことを知り、「精神攻撃耐性を持つカービィを囮にしている間は光を見ないようにキングフロッツォの腕を固定し、キングフロッツォが魔石に墨を吹きかけた隙に攻撃する」という作戦を提案。無事キングフロッツォを元の姿(腕輪の力で変貌していたピエトロの元相棒・フロッツォ)に戻すことができた。
全てが終わった後はポップスターに帰ることになったが、「もう二度とこんな冒険はできない」とぼうけんくんは悲しんでいた。
その様子を見たデデデとメタナイトは一芝居を打ち、わざとデデデ城を解雇される形で戦艦ハルバードに雇ってもらうことに。
そしてハルバードで働き始める当日、ワドルディ達からは水兵帽をプレゼントされ、引き取ってくれたメタナイトからは「船員ワドルディ」という新たな呼び名を貰ったのだった。
関連イラスト
主人のメタナイトや同僚のメタナイツ、同じくネームドのワドルディであるバンダナワドルディ、『スーパーデラックス』繋がりのパラソルワドルディとセットで描かれることも多い。