概要
急性大腸炎の一種。
大腸への血流が一時的に減少することで大腸に炎症や潰瘍が起こり、出血してしまう病気。
脳梗塞や心筋梗塞などとは異なり血管が完全に詰まってしまうわけではないため致死率は低いものの、かなりの苦痛を伴う。
なおもっと怖い病気として腸間膜動脈閉塞症というのもある。
これは大腸や小腸へ血液を送る血管が完全に遮断されることにより腸が壊死してしまう、非常に危険な病気である。
原因
以下の病気を持っている人はリスクが高いとされる。
症状
突然の激しい腹痛や下痢、血便(下血)がみられる。ときに大量の血液や粘液を排泄することもある。
ほとんどの人は1〜2週間程度で完治するが、稀に腸閉塞(腸閉塞症)や壊死などの合併症を起こして死亡することもある。
治療方法
しかし腸閉塞や壊死を起こした場合は手術が必要になることもある。
診断
下血や激痛を伴う病気としては虚血性大腸炎以外にも以下のものがあるので、鑑別が必要。
など