腸閉塞症

ちょうへいそくしょう

何らかの理由で腸が詰まってしまい、うんこが出なくなってしまう病気。原因によっては大至急治療しなければ死に至ることもある。

概要

何らかの理由で腸が詰まってしまい、うんこが出なくなってしまう病気。

イレウスともいう。

原因

閉塞性イレウス

腸の内部が狭くなって起こる腸閉塞。

主に以下の原因がある。

• 腹部の手術
• 大腸癌
• ヘルニア
• 重症の大腸炎（潰瘍性大腸炎、クローン病、虚血性大腸炎、腸管出血性大腸菌O157など）
• 重度の便秘

麻痺性イレウス

薬の副作用などで腸の神経が麻痺して起こる。

絞扼性イレウス

腸の一部が捻じれたり重なったりして起こる、最も危険なタイプの腸閉塞。

腸への血流が完全に遮断されるため、すぐに手術しなければ腸が壊死して腹膜炎や敗血症を起こして死亡する。

• 腸重積症（腸重積）
• 腸捻転
• 腸間膜動脈閉塞症：動脈硬化によって腸への血流が完全に止まってしまう病気。

症状

七転八倒するほどの非常に強い腹痛や、激しい嘔吐がみられる。

また、うんこやおならが出なくなったり（絞扼性イレウスでは出ても血便の場合がある）、嘔吐物がうんこ色になったりうんこのようなにおいになったりする。

治療方法

いずれのイレウスも原則入院が必要である。

特に絞扼性イレウスは緊急手術が必要。

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