概要
正式名称を通信用語(等)の基礎知識とし、略称として通信用語の基礎知識を用いる。
このWebサイトの起源はインターネット以前、パソコン通信時代に遡るとされ、横浜市に存在した草の根BBS大魔界通信網にさかのぼるとされる。
さらに、おそらく同人誌として発行された初版発行は平成7年2月であり、インターネット上に公開されたのが平成9年と企業運営ではないインターネット百科事典としては長い歴史があり、サイトデザインも古い時代の趣を残している。
他のオンライン百科事典サイトであるWikipediaやピクシブ百科事典などとは異なり、記事編集にはメーリングリストへの登録が必須であり、クローズドなサークルとしての面が強い。
状況
このサイトの目的としては
辞書と辞典のいいとこ取りをした、辞書です。
日本人が日本人のために色々な分野で原稿を書いています。仲間を募集してます。
とある。
また、
通信用語の基礎知識の文章、および画像は、「通信用語の基礎知識」が出典であることを明記していただければ、無料でご利用頂けます。
とあるため、ピクシブ百科事典への引用等も認められる(ただし後述の通り記述の情報源が明示されていない為、ケースによっては注意を要する)。
なお編集長とされる陸野 優樹(おかの ゆうき)氏が「大魔界通信網」名義でDVD化したコンテンツを頒布しており、これによる収益はレンタルされたサーバの増強などに使用されるとのことである。
また、Twitterアカウントが存在するが、編集長以外の人物が運用している模様である。
さらに、同サイトは人材が不足しており、編集者を募集している。ただし、編集作業はメーリングリストを用いて行うため、登録が必須となっている。
なお名前の類似する「同人用語の基礎知識(外部リンク)」というサイトが存在するが、こちらは完全に個人運営の用語サイトであり、通信用語の基礎知識とは全く無関係である。
内容
最初はその名のとおり通信用語の辞典だったらしいのだが、執筆者達の趣向によりアニメ・鉄道・萌えなどのオタク的記事、一般的な文化記事、科学記事、政治・経済記事などの用語が大量に付け加えられ、4万語を超える本格的なオンライン百科事典サイトとして成長した。
基本的な編集方針の特徴として「記述の中立性を求めない」「出典や情報源を明示しない」というものがある。このためWikipediaとは逆に編集者の主観が強く出やすく、偏った観点での記述や、独自研究的な記述等も珍しくない。
また、クローズドなサークルで構築されているだけあって、非常にオタク色が強い。
こういうわけで、電気通信関係の記述は( 出典の記述がないことが問題だが )普通なのだが、それ以外の項目では独断と偏見で書かれた記事が非常に目立っている。例えばpixivの項目(外部リンク)は平成25年に記述されたものであるが、「オワコン」のカテゴリーに置かれている、という目の付け所である。
特に異色とされていたのは政治および経済用語であり、「日本人のために書かれた」極論を断言する項目がほとんどであった。
平成25年より政治・経済用語辞典は「政経データベース・民族の声」として分離され、譲渡先を募集していたが、現在アーカイブのみが提供され、サーバ上からは削除された。
しかし他の項目は従前のままであるため、現在も特に地理や歴史に関する項目では、中国を「支那」、韓国を「南鮮」と呼称したり、東シナ海をほとんど使用例のない「西沖縄海」と呼ぶなど、依然としてこの傾向が残っている。
pixivのタグ
タグとしてはサークルではコミケ上でDVD等を配布しているが、依頼して作成されたサークルカットに対し使用される。