※この記事にはインタラクティブライブ『WORLD CELL 2015』のネタバレが含まれます。
概要
過去向く士とは平沢進のインタラクティブ・ライブ『WORLD CELL 2015』及びオンライン参加型事前イベント『Ψヶ原の策謀』の登場人物。
平沢ファン(以下『馬骨』)には当たり前だが、それ以外にはさっぱり理解できない概念「ヒラサワは複数いる」を体現するキャラクターである。
・・・長年のファンですら完全に理解しきれてない?考えるな、感じろ。
その正体は2015年11月の未来からやってきたもう一人の平沢進。
名称の由来は小の月(2月・4月・6月・9月・11月)を指す『西向く士』から。
とある理由からコンサートホールを抑え、2014年の年の瀬のヒラサワとコンタクトをとり、ライブ開催を強要した。
ぶっちゃけた話『WORLD CELL 2015』が超強行日程になったのは半分くらいコイツのせい。
(『オーロラ伝説』から『ノモノスとイミューム』までのインタラクティブライブは、新譜発売からライブの開催まで最低でも1か月ほど間隔が開いていたのに対し、『WORLD CELL 2015』は新譜発売からライブ開催までの間がわずか9日間)
見た目はヒラサワと瓜二つ(別タイムラインの本人だから当たり前の話ではある)。
髪は登場時こそ黒髪だったが、悩みすぎたせいで白く染まり、更には自身の行いが原因でその存在が希薄になりつつあり文字通り体が消えかけている(後述)。
ライブではナレーションと進行役を務め、自身を追いかけて別のタイムラインからやってきたもう一人の平沢進である「アヴァター」を利用してホログラムの山を登り、WORLD CELLに行くよう仕向けた。
シリアスなキャラクターながら、少々ドジッ子で憎めないところからかファンからは「さむぽん」と呼ばれる。
二次創作では日本刀を装備していることが多いが、ライブではそんなシーン存在しない。
(ライブで実際に日本刀を使用したのはPEVO1号)
アヴァターとセットで描かれることも多い。
活躍
『Ψヶ原の策謀』
2015年4月2日イベント開始。最初は黒髪で眼鏡を掛けていない状態。
そこからここぞとばかりに馬骨に散々Taskをいじり倒され、一時は本当に消えるギリギリまで追い詰められた。
日頃から隙あらばヒラサワをいじり倒そうとしている馬の骨どもにTask管理を託したのがそもそもの間違いだと思うんですがそれは。
髪の毛が白くなったのもここ。あと眼鏡どこから出てきた。
インタラクティブライブ『WORLD CELL 2015』
ライブ開始早々マニュアルという名のカンペをガン読み。しかも途中でメタ発言しだす。
同じライブに自分含めてヒラサワが3人いることに困惑していたが、2003年のインタラクティブライブ『LIMBO-54』で既に通過した道であることから、馬骨から「何を今更」「うるせえ梵クラフト差し向けんぞ」と突っ込まれていた。
その前に「同じライブに同一人物が3人出てくるのが2回目」という事実に困惑した方がいい。
なお、『WORLD CELL 2015』は最終的にヒラサワが5人(現在のヒラサワ、過去向く士、アヴァター、Σ-12、鉄を切るヒラサワ)出てくる。
ラストでは『鉄を切る別タイムラインのヒラサワ』が出現したことに呆れていた。
最後に「もう二度と会うことはないでしょう」と言っていたが・・・?
- アヴァター
『2015年11月から更に遠いタイムライン』にいたヒラサワ。初出はGREEN NERVE(平沢公式ファンクラブ)会報。
『WORLD CELL 2015』の実質的な主人公。正式名称が判明するまでは『ギャル沢』と呼ばれていた。
主体性が希薄で、周囲の影響を受けやすく、常に不安を抱えて右往左往している性質を士に利用され、ホログラムの山を登らされていた。
会報の方では士に往復ビンタ喰らわせた上、水をぶっかけている。
時系列的に見て、ライブより会報の方が先に発生した出来事なので仕返しされた結果がアレという説が絶えない。
口癖は「無理」と「あり得ない」。
どういう訳か身体が透けていないので、士から嫉妬されていた。
ライブではラストの天使っぷりで無事死亡する馬骨が続出。ぜひDVDで確認してほしい。
二次創作ではどういう訳か女子力高めだったりヒロイン属性を付与されていることが多い。
誤解されがちだが、「ギャル語を話し、シブセンのマックでダブチを食べようとした」「黒い翼が生えている」は公式設定。
minus(-)ライブ『ecru』
元SOFTBALLETの森岡賢と藤井麻輝が結成したユニット『minus(-)』のワンマンライブに平沢がゲスト出演。
ライブの模様はニコニコ生放送でも配信され、双方のファンが盛り上がる中登場した平沢は、衣装こそ2000年のインタラクティブライブ『LIVE 賢者のプロペラ』のもので、眼鏡こそ掛けていなかったが髪の毛は真っ白。
なので登場した瞬間から「あれ過去向く士じゃね?」「あの野郎何しに戻ってきた」と言われる始末。
その後、平沢本人のtwitterで「ライブに出てたのは過去向く士」と明かされた。
何で別タイムラインの自分に出し抜かれてるんですかね・・・?(困惑)
眼鏡を掛けて出るかギリギリまで迷ったらしく、もみあげ部分に眼鏡のフレーム跡が残っている。このライブはDVDが発売されているので、ぜひ確認してみよう。
なお、「なぜ自分同士で張り合っているのか」という根本的な疑問は教えてくれなかった。
FUJI ROCK FESTIVAL 2019
日本最大級の野外音楽イベント『フジロックフェスティバル』に平沢が出演。
しかも最終日レッドマーキーのトリとして登場。
YouTubeLiveでの公式配信もありtwitter実況も盛り上がる中登場した平沢は衣装こそ回=回のものであったが、眼鏡を掛けていたことから「あれ?コイツ過去向く士じゃね?」と言い出す者が出現。
「ヒラサワが会場間違えて富士山行ったから代理で出てきた」「むしろヒラサワに『フジロックの会場は富士山』と吹き込んで騙した」と言われたい放題。
なお、当の平沢は何も言っていないので事実関係は不明。
その他の「白い平沢」
- ハイブリッドフォノン
初出は2014年のライブ『HYBRID PHONON』。
過去向く士が白くなるまで『白沢』と言えば自動的にコイツのことを指していた。
その衝撃から、初日は肝心のライブの感想そっちのけで地毛ヅラ論争が勃発。
最前列で見ていた馬骨の「襟足から地毛がはみ出ていたからあれはヅラ」という証言が出るまで議論は続いた。
なお、ライブDVD付属のブックレットによると白髪にした理由は「ソロも核P-MODELも黒だったので、意表を突いてみた」(意訳)とのこと。
- ヴォルキス・プロラデューク
ヒラサワがPEVO星人によるユニット『PEVO』に参加するときの名義。
それまでは黒髪だったが、2014年のライブ『NEOZIC』及び2016年のライブ『擬装市民PEVO誕生』にゲスト参加した時は白髪。
なお、『NEOZIC』及びアルバム『スポット破壊指令』で展開されるストーリーは『HYBRID PHONON』のバックストーリーに思いっきり絡んでいるので必見。
- 蝕沢
初出は2017年のベルセルクイベント『蝕2017~生贄たちの宴』。
その姿を見たとある馬骨曰く「東京ドームシティホールに6人目のゴッドハンドがいた」。
ギター背負いはこれ以降定番となる。
- 第9曼荼羅
初出は2018年のライブ『第9曼荼羅』。
大阪公演は黒髪だったが、東京公演では白髪になっていた。
だがこのライブ最大の見どころは「最終日なのに打数が足りないのでオーロラ3で酷使される上領亘」である。
- 回=回
初出は核P-MODEL3枚目のアルバム『回=回』。
特筆すべきはアルバムでも白髪解禁という点。
ライブではGoProぶん回してうっかりカメラ破壊したり、客に向かってマントラを撃ってきたりとやっぱりフリーダム。
白会人と一緒に描かれることが多い。
会然TREK(フジロックver.)と見分けるポイントは眼鏡の有無。
- 会然TREK
(左フジロックver.、右2k20ver.)
元々は平沢が会人をフジロックに出すために組んだユニット。
前述の通り『FUJI ROCK FESTIVAL 2019』に出演したのは過去向く士説がある。
NHKホール公演では舞台と客席両方に平沢(と会人)がいたので、どちらかが士でも不思議ではない。
・・・演者と客が同一人物ってどういうことだよ(哲学)
大阪公演でのセグウェイで登場するシーンとNHKホール公演でのチェーンソーでステージセットを破壊しながら歌うシーンが衝撃的だったせいで、会人と共にセグウェイやチェーンソーを装備していることが多い。
関連タグ
外部リンク
http://susumuhirasawa.com/special-contents/event/KakoMukuSamurai/?s=09