概要
声:丸山詠二
秘密戦隊ゴレンジャー第16話「白い怪奇!鏡の中の目」
顔が木箱のように覆われた仮面怪人で、顔が観音開きになっていて、開くと三面鏡が現れる仕組みになっている。
鏡の怪人というだけあって鏡の世界に入り込むことができ、怪奇現象を起こして対象に精神攻撃を加える。プールに入り込めば渦潮を起こして入り込んだ対象を溺れさせる事が可能で、おまけに鏡仮面の入り込んだ物体を破壊しても全くの無意味という厄介な相手。武器は投げると手元に戻ってくる奇妙な形状をした槍。
前回の作戦指揮官だった虹仮面同様に日輪仮面とは馬が合わなかったが、鏡が日光を反射するという特性からか能力の相性は非常に良く、日輪仮面の放つ熱線を反射して放つ「サンミラー火炎」を使用可能(日光を反射する事で使用するものは単に「サンミラー」と呼ばれる)で共同戦線を張った。
関東五ヶ所に点在するイーグル原子力発電所の原子炉を破壊し、エネルギーの供給を絶つと同時に放射能汚染を行う「パイル作戦」を開始、その手始めに守りの要となるゴレンジャーの戦力を削ぐべく、モモレンジャーことペギー葉山の行く先々で精神攻撃を仕掛けるが、プールで溺れたペギーを助けに現れたミドレンジャーのミドメランを食らって右側の鏡を破損し、撤退を余儀なくされる。
パイル1、2の破壊に成功し、パイル3での攻防ではサンミラー火炎で優位に立つが、モモレンジャーの用意していた「モモミラー」で逆に反射されて記憶回路に大ダメージを負うと日輪仮面を敵と認識して狂ったように暴れ回る。槍を何度も投擲するワンパターンな攻撃もゴレンジャーに避けられ、ゴレンジャーストームを食らって爆死した。
残された破片からはどういうわけか涙が流れていた。その涙は仮面怪人に改造された悲しみか、それとも敗北した悔しさ故の涙なのか…それは誰にもわからない。ゴレンジャー達はその様子を見て、何かを感じるのだった。