概要
公式なジャンルの呼称は「癒し系料理擬人化RPG」。食文化を題材にしており、中華テイストな異世界を舞台にして「食魂」と呼ばれる様々な中華料理を擬人化した男性キャラクターが登場する。
中国版はテンセントが運営。日本版はビリビリゲームによる運営で2020年9月25日から10月3日までのクローズドβテストを経て11月3日に正式リリースとなった。
2023年4月7日にて日本でのサービスを終了。
世界観
幾千もの美食が紡ぐ、食の物語ーー
古来より、民は食をもって天と為す。
食文化を繁栄させるため、珍味は『食魂(しょくたま)』として霊化し、人間界に姿を現す。
食魂たちは、食の文化伝承を生涯の使命としている。
人間界に食の伝承が絶えてしまうときは、食魂たち自身の命も尽き果ててしまう。
食神・伊摯はそんな食魂たちと『契約』を交わした。
食の伝承が途切れぬよう、『食物語』という宝典に食魂たちの名を記し、
庇護するための場所として『空桑(くうそう)』を建てた。
それから歳月を経て、
『空桑』は三界の中で最も有名な美食聖地となった。
『食物語』は、食魂たちとの契約の証としてだけではなく、
中華美食の文化史と調理法の集大成でもある。
そして今、『食物語』は食神の跡継ぎである『若』……つまり、あなたに引き継がれた。
日々、付き添ってくれている食魂たちのお蔭で、あなたは成長し、
やがて一人前の『代理食神』となった。
しかし、時代は変遷し、魑魅魍魎が跋扈(ばっこ)している。
食神の敵が巨大な陰謀を企て、夙昔(しゅくせき)の恨みを果たさんと、あなたの前に立ち塞がった。
あなたは代理食神として、食魂たちを守る重大な責任を背負い、
未知なる世界へと旅立つ……
(公式サイトより)
主要キャラクター
思いやりがあり、とても優しく主人公に忠実な食魂。主人公の気持ちと健康が最優先、溺愛するあまり過保護になりがちである。また、主人公の害になると認識した相手には、強硬な一面を見せる。
穏やかでキリッとした公子。 君子らしく、明月と梅花など風雅なものを嗜む。 謙虚で穏やかな性格の持ち主である揚州炒飯は、ジョークや冗談への対応が苦手で、話のそらし方が特徴的である。
優しくて正面的な賛美は、自信のない人にも効果的。 暴虐的な人の心を鎮めることができ、高慢な人の頭を下げさせ、花を満開にさせることができる… 主人公を男女関わらず「美人」と形容し、そのように呼ぶ。
生まれつき王者の覇気を持ち自らを「朕」と自称している。 有能な人材を広く取り入れ世間に名を轟かせる帝王になりたいと考えている。 帝王の権威を軽んじる者は嫌いだが、もし相手が才能を持つ者であれば過ちが許されるかもしれない!
好き嫌いがはっきりしており、悪に対して嫌悪感を抱いている。 性格は爽やかで、細かいことは気にしない。 それ故に細かい仕事が苦手である。 子供のことが好きだが荒々しい顔立ちのせいで、いつも子供達を泣かせてしまう……
コンプレックス持ちの心配性。毒舌かつツンデレだが、面子を重んずるところがある。1人でいることが好きそうに思われがちだが、本当は人に構われる方が好き。わざと人に嫌われるようなことを言うのは、かまって欲しいから。
有能な護衛として主を守ることに命を懸けている。言動は冷たいが心は熱く、好きな相手に対しても忠誠と服従以外の感情を表現することができない。
明るくよく笑い、優しくて人なつっこい性格。化霊した時代が他の食魂より遥か昔になるため、自分のことをおじいさんだと思っている。流行りものには関心を持ち、人間界の流行語などを勉強して使うのが趣味。
鍋包肉は頼りになる空桑の執事であり、様々な事務を処理するのが得意である。自分の容姿にとても気をつかっており、少しの汚れや不潔さも許さない。お酒を飲むことが好きだが、酔うと新しい人格が出てくるとかこないとか。
明るく天真爛漫で、元気いっぱい。 すべての人が祝福に値すると考え、この世界を心の底から愛している。 好きなことはお祭りと宴会! さらに、にぎやかなところや輪踊り、踊り姿を褒められることも好む。
四川火鍋は成都の文化に対して強い共感愛着を持っている。 成都文化についてよく口にしており、まさに成都文化の宣伝大使。 爽やかで活発な上に仁義に厚い。 彼の日常生活は火鍋を食べたり、川劇を観たり……実に楽しい!
優しく誠実で人助けを好む。 真面目な性格であり、理性的な思考で物事を分析するのが得意。 チャラい人が嫌いで、仕事をサボる人に対して厳しく言うこともあるが、相手の物腰が柔らかくなると態度が軟化してしまう。
一見冷淡で人と絡みたがらないように感じるが、それはプライドが高いため反射的に人の思いやりを拒絶しがちになってしまうから。 自分の地位を上げるために努力し、人に尊重され認められたいと思っている。 過去は深く聞かない方がいい…
孤高かつ冷淡で風雅な物に熱中している。伝統的な物こそが風雅であると信じ、現代のテクノロジーは風雅に相応しくないものだと思っている。
口数が少なく礼儀正しいが、決して古臭く融通がきかない先生ではない。内心は感情豊かで儒家の本質的な初心を守り従う。
「働き者」という称号を光栄に思っている普茶料理は仕事中に邪魔されることが大嫌い。平等を重んじ、優越な身分・財力を持っているが、優越感を表すことがなかった。
怒りを頑張って抑えているものの、あまり効果はない。自分が他人と違うということを自覚しているため、常に襟巻きを意識している。
エビチリは活発で明るく、スピーカーのように大きな声を出す。漫画家のため、基本的に遅く寝て遅く起きるため、決して規則正しい生活とは言えない。
見た目はたくましいが心は優しく、その姿はまるで巨大で頑丈な盾のよう。ひよこたちは彼の戦友でもあり、一緒に敵陣に飛び込んだ際は敵のバフ状態を除去できる。空に舞う姿はまるで二人転を踊るように賑やかである。
蘇軾の豪快さと素直さを引き継いだ楽天家である。豪快に酒を飲み肉を食べることに幸せを感じる。東坡肉は蘇軾の詩を全て頭で完璧に覚えており、蘇軾の詩やエピソードを語り始めたら止まらなくなってしまう。
臆病で劣等感を持つ臭桂魚は、いつも自分の匂いに対してコンプレックスを抱いている。その影響のせいか喋り方はたどたどしい。真面目に仕事をこなし、足手まといにならないよう気をつけ、みんなからの関心や褒め言葉を欲している。
海外へ渡航した経験からファッションに対して独自の見解を持つ鶏茸金絲筍は、自分こそが空桑で最もファッションセンスが良いと思っている。普段から注目を浴びたい自惚れている猫のようで、怒らせるとただではすまない。
「仇を取る、恩を返す」は臘味合蒸の口癖であり、彼のポリシーでもある。湖南省のあらゆる場所を巡り歩いた臘味合蒸は知識も豊富。複雑で変わりやすい性格もそれが理由なのだろうか……
大自然を散歩する際は予想外の友達ができる。花や草も彼が散歩する時はいい同伴者になっているのかもしれない。天真爛漫は青団子の代名詞。ぼんやりしていて鈍感なところがある。彼は自分の素直な言葉の威力に気がついていないかも。
賢くて機知に富み東海最強とよく褒められているが、そういった誉め言葉に対していつも冷静。力は「守る」ためにあるべきだという信念のもと、いつも自身の力を抑制している。しかし、決して力を重視していないというわけではない。
糖酢源白は外向的で親切。賑やかな雰囲気が好きで、おそらく一番親しみやすい食魂である。誠実で嘘をつかず、裏で陰口を叩くような表裏のある人が大嫌い。
もし彼が好きと言ったら、それは本当に好きだということだ。
独居生活が慣れたせいで、滅多に笑うことがなくいつも人を拒絶しているように見える。でもその実、彼は人が思うほど冷淡ではない。辛抱強く彼に近づけば、純粋な心で自身の情緒にまったく気付かない氷糖湘蓮が現れる。
表記揺れ
pixivでは
既にキャラクターのイラストが多数投稿されている。
擬人化系作品のイラストではキャラクター名をそのままタグにはせず曖昧さ回避をつけることが多いが、本作の場合、2020年11月現在あまりそれは見られない。そのため本作のイラストを検索しようとすると餃子、北京ダック、エビチリなどは実際のその料理のイラストや、「料理の擬人化」という類似したコンセプトを持つゲーム『フードファンタジー』のキャラクターのイラストなどと混ざってしまっている。