――その復讐は正義となるのか
概要
2017年12月27日にニンテンドー3DSのダウンロードソフトとして配信開始。
初代魔神少女より昔――かつての『オールド諸島』で人間族と魔物族の争いが繰り広げられる中、オールド諸島随一の魔法を操る『魔法獅子団』の躍進により魔物族は圧倒され、魔物族を完全に滅ぼすための作戦が決行された。
しかし、その作戦の最中ある一人の裏切りにより「魔法獅子団」は壊滅。裏切り者の烙印を押され国を追われた一人の女が居た。その名は『デイ』。
その争いが過去のものとなりつつあったある日、復讐の炎に焼かれながらデイは再びオールド諸島へと現れたのだった。
そんな彼女の復讐を止めるべく、魔を司る神『ジズー』もオールド諸島へと降り立った。
果たして、彼女達に待ち受ける結末とは……
今作ではINSIDE SYSTEMは原作となり、開発はM2より行われている。
シリーズお馴染みのロックマンとグラディウスを組み合わせた独特のシステムを踏襲しながらも、広大なマップを駆け巡るハイスピードアクションへと進化した。
しかし、システムの大部分が変更されているため、評価は賛否両論となっている。
お値段はボリュームアップに伴い、税込み1000円。
2018年1月10日までの間は20%OFFの税込み800円となっていた。
今作でも 魔神少女ザコキャラコンテストで当選したユーザー考案の雑魚キャラ達も多数登場するほか、「デイ」「ネヴィル」「シィーマ」の声優オーディションも行われた。
今作はニンテンドー3DSのみで配信されていたため、3DSでのニンテンドーeショップのサービス終了した現在では魔神少女シリーズの中では唯一新規購入が不可能な作品となってしまっている。
移植されない理由は、開発が外部であることが起因しているらしく、またリメイクも魔神少女エピソード2がまだ発表すらされていない現在では望みが薄く、新たに購入出来る日が来るのはかなり先になる可能性が高いと予測されている。
用語
- ビータス:ジズーと彼女の姉が生み出した世界。その名には『幸福』の意味があるらしい。
- シェガー:ジズー達が作った世界『ビータス』の人間たちが魔法を使うために必要不可欠な鉱石。 今作ではステージ内の敵が落とすシェガーの欠片でスロットを強化することになる。
- トレース:蝶の様な形をした魔力の光。これを集めることで、能力を強化できるようになるが、敵の攻撃を受けると一気に減らされてしまう。 今作では以前までのようにスロットの強化には使用できず、キャパシティの回復に必要となった。他にも命のトレースと呼ばれる種類も存在する。
- オールド諸島:初代魔神少女、ブレイブダンジョンの舞台にもなった複数の諸島からなる島国。
- 魔法獅子団:かつて、オールド諸島随一の魔法を扱う人間族達が所属していた一団。デイの裏切りにより壊滅し、嘗てのメンバーは各々の暮らしを謳歌している。
今作の主な変更点
- 前作までと異なり、ボスを倒してテクニカルスキルを使用することは出来なくなった。その代わり、前作のルディのスキルである「ロードアタック」での高速移動の突撃が行える。が、無敵判定が大きく減っており、窮地を強硬突破という風には使えなくなった。貫通性能も無くなり、相手に当たると跳ね返る性質もある為、単純な攻撃手段としては使いづらい。
- マジックアイテムは前作と異なり、1種類しか選択できない代わりに複数回使用可能となった。効果はライフ回復やシェガーの探索の他、ショットにボムの効果を与えたり、貫通するレーザーや画面全範囲への攻撃等の攻撃的な効果も含まれている。ただし、システムの都合上、ライフ回復は前作に比べて劣化したとしか言えないことになっている。
- 「ガード」や「マスタリー」のような追加キャパシティが無くなった。
- スロットの強化及びキャパシティの回復の仕様が変更された。前者はステージ内の特定の敵が落とすシェガーの欠片を使用し、後者はトレースを集める事で高速で回復するようになった。
- 穴に落ちても即死ではなくなり、1ダメージを受ける仕様となった。
- ボス戦では相手によって足場が用意されている。
- ボス戦では攻撃していない時のボスに触れてもダメージを受けるようになった。これにより、相手に重なって攻撃をやり過ごす戦法が不可能になった。
- 前作で必殺技扱いだったリベンジマジックが主人公に限り禁止に。ラーニング習得スキル削除と合わせて攻撃が単調になったとの声も。何よりプレイヤーだけが使えないのは物足りない。
- シェガーショップが廃止。アルショップのアイテムもパペルネトレードで販売するように。
- シリーズ初の3DSの立体視に対応。
登場人物
ジズー
復讐に燃えるデイを止める為に地上へと降り立った、魔を司る神(=魔神)。今作でもやっぱりやる気はあんまりない。だが、今回はいつもと事情が異なるようで……?
今回は長い燕尾の付いたチョッキに、スカートとスパッツを組み合わせた姿となっている。やはり今回も誰かの服装をラーニングしたのだろうか?
これまで同様不敵な笑み……を通り越したどや顔が基本だが、今までと同様にプレイヤーの技術が伴わければあっという間にティウンティウンしてしまうだろう。
アフタートークからすると姉のマティにはかなり甘えているようである。
今回使用できる魔法は拡散する光弾『ライナーショット』と、突進攻撃の『ロードアタック』の2種類。ちなみにプレイヤーとしては最大限ショットを強化しても黄色い光弾しか放てないが、ボス状態では紫の光弾を放ってくる(つまりプレイヤー時では劣化状態の使用となる)。
リベンジマジックは、黒い光弾を連射する『ハイパーブラックアーム』
前作と違って光弾が追尾するようになった。離れすぎると後発の光弾が避けきれなくなるので、放たれた弾が少ないうちにジズーをくぐり抜ける必要がある。
デイ
かつて『魔法獅子団』に所属していたが、彼女の裏切りにより魔法獅子団は壊滅したとされている。
アル
元・魔法獅子団にして、現在は世界中のまだ見ぬマジックアイテムを求めて探し回るトレジャーファイター。ジズーと同じくシリーズ皆勤賞の一人。
得物としている鎌や「彼女と行動していると宝が手に入らない」と言う逸話から二重の意味で死神の通称で呼ばれている。
今作では彼女の象徴である鎌のデザインも多少変わり、他にもランタンを使用しての魔法も使うらしい。ブレイブダンジョンで手に入れたお宝で新調したのだろうか?
バリア解除後には弾かれた氷が弾となって全方位へ飛び散る。ステージ中央で使われると回避は困難。
実は彼女のエピソード3での姿は、ブレイブダンジョンのプレイングレベルを全て解禁するとジズーと共に先行して見る事が出来ていた。
今作でもボインです。ぼいんぼいん。
テディ
シェガーから効率よく魔力を引き出す服飾品『魔装』を生産する魔装工芸場の工芸長。
ワンダーガール
悪を滅ぼし正義を貫く自称ヒーロー!いや、ヒロインといった方が正しいのでは・・・?
ネヴィル
国家図書館である天園図書館の司書の一人で、クリンスィーの部下。
シィーマ
魔法機械を作るのが趣味で、その趣味が高じて発明家となった少女。
リオ
巨大植物園ブーリンガーデンで働くフラワーデコラー。
コルジー
口が悪い皮肉屋の少女。その性格のため敵を常に作ってしまっており、自分にとってうまくいかない世界に嫌気が差し、妄想から生まれた「精神仮想空間」を作り出して閉じこもってしまった。
マイア
大都市マスウェル・ヒルを根城にしている盗賊集団の一人。
パティ
力こそ全て!力こそパワーを地で行く魔物族の少女。シメオネの部下の一人。
クラウディア
ブルヒータ
ストレット墓地という場所を縄張りにしている魔物族のメカクレ少女。シメオネの部下の一人。ボクっ娘。
サネッティ
シメオネ
かつては妖精の様な愛らしい姿に変身して活動していた魔物族の女性。
マティ・オリンピア
初代魔神少女からその存在は仄めかされながらも、ひたすらシルエットの姿をしていたジズーの姉がついに登場!
パペルネ
交易都市ポーツマスシティを取り仕切る、獣人族の長の娘。シリーズ皆勤賞の一人。
今作でも集めたトレースを交換するショップにて登場し、服がブレイブダンジョンで着ていたものに変更されている。
ルディ&キト
今作でも登場するミニゲーム「ルディミカル」に登場!
自機としてルディをうにゃにゃ!と操作して、アレンジされた魔神少女の音楽に合わせて出してくるキトのバインバインをリズム良く斬ってハイスコアを狙おう!
「むずかしい」では前作以上の難易度に!
しかし、本当に「ルディミカル」で出てくるだけなので、前作を遊んでいなかった人にとっては『誰?』と思ったことであろう。キャラクターの説明もない。
せめてどちらかが敵ボスとして出てきたり、ストーリーに出てくるべきだったのでは・・・。