ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

187系

ひゃくはちじゅうななけい

碓氷峠を自力で登坂できる性能を目標に計画された特急型電車
目次 [非表示]

曖昧さ回避編集

概略編集

国鉄屈指の急勾配のために補助機関車であるEF63の手助けなしには登り降りの出来ない碓氷峠。通過する列車はEF63と協調運転を行うか、動力を切って推進或いは牽引されるかのどちらかをとっていた。しかしEF63の連結・解放がスピードアップの障害となっていた。国鉄はEF63との協調運転に対応した189系の登場後、自力で碓氷峠を通過可能な特急型電車として187系を計画した。


国鉄版ズームカーとも言えるような車両で、出力を確保するために全電動車(但しグリーン車のみ付随車とする計画もあった)で、補機の連結・解放作業を省略することでスピードアップを図ろうというものである。

しかし1編成のみでは運用効率が悪く、189系でも十分スピードアップの目的を達成できていたこと、北陸新幹線の建設が決まっていたこともあり、計画段階で中止された。


当初はアルミ合金製の車体を持つ新造車として計画され、制御装置は界磁添加励磁制御を採用するものとしていたが、折しも国鉄の財政悪化により余剰となっていた183系のグリーン車(サロ183)を改造することに変更された。先頭車は185系に似た意匠とし、さらにフラノエクスプレスの中間車に似せたハイデッカー車を連結するという計画だったが、最終的に計画が中止されたこともあり改造種車として用意されたサロ183は113系のグリーン車への改造種車に変更された。


関連項目編集

京阪80形…66.7‰の急勾配を毎日自力で通過していた電車の例。

都電荒川線王子駅前停留場-飛鳥山停留場間に60‰の急勾配が所在するが、こちらも電車が毎日自力で難なく通過している。

関連記事

親記事

特急形電車 とっきゅうがたでんしゃ

兄弟記事

  • 485系 よんひゃくはちじゅうごけい
  • 583系 ごひゃくはちじゅうさんけい
  • 651系 ろっぴゃくごじゅういちけい
  • もっと見る

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 2912

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました