概要
この世代の代表馬としては、「狂気の逃げ馬」カブラヤオーと「後ろからは何にも来ない」と言われた女傑テスコガビーが挙げられる。共に菅原泰夫が主戦騎手を務め、この2頭で春のクラシック競走四冠を総舐めした。
古馬になってからはエリモジョージがその成績ぶりも含めて晩年まで世代を引っ張った。
地方ではヒカルタカイ以来の南関東三冠馬ゴールデンリボーがこの世代。
全盛期のアメリカにはかの名牝ラフィアンがいる。そのラフィアンの最期のマッチレースの相手となったダービー馬フーリッシュプレジャーや、かの大横綱の名をとりシーズン後半だけで世代の頂点を極めたワジマが牡馬の中心。
なおビクトリアカップは翌年からエリザベス女王杯へとリニューアルされたため、ビクトリアカップを走った最後の世代でもある。
主な該当馬
※日本馬は五十音順、海外馬はアルファベット順に記載。
※勝鞍や表彰は当時の名称で記載する。
※勝鞍の☆太字は八大競走、太字は現在のGⅠ、斜体は現在のGⅡ、普通は現在のGⅢ、☨は現在は廃止された競走を表す。
馬名 | 性 | 主な勝鞍 | 備考(表彰など) |
---|---|---|---|
カブラヤオー | 牡 | ☆'75皐月賞、☆'75日本ダービー、'75弥生賞、☨'75NHK杯、'75東京4歳ステークス | '75最優秀4歳牡馬、'75年度代表馬 |
テスコガビー | 牝 | ☆'75桜花賞、☆'75優駿牝馬、'74京成杯3歳ステークス、'75阪神4歳牝馬特別、'75京成杯 | '74最優秀3歳牝馬、'75最優秀4歳牝馬 |
エリモジョージ | 牡 | ☆'76天皇賞・春、'78宝塚記念、'76'78京都記念、'75シンザン記念、'76函館記念、'78鳴尾記念 |