概要
モンスターバースシリーズ第4作『GODZILLA vs KONG』に登場した怪獣(タイタン)の一つで、正式名称はタイタヌス・ダグ(Titanus Doug)。
ワーバットやヘルホークと同様、怪獣達の誕生の地とされる地下空洞世界に棲息している。
外見はイワオオトカゲなどトカゲの一種とも、先史時代に棲息したワニの祖先にも見えるような爬虫類型の肉食動物。
一見するとタイタヌス・ゴジラにも似ているが、実際両種族は近縁関係にあるらしい。
Twitterではゴジラザウルスなどのようなゴジラの進化前・祖先とする声も。
公式サイズ比較では体高75フィート(約23メートル)と掲載されている(参考)が、この大きさでは劇中のコングやロッククリッターらのサイズ比と合わないため厳密な大きさは不明。
なお、漫画『Monsterverse Declassified』に掲載された怪獣プロフィールでは、名前と画像以外の全ての情報が秘匿されており、「セリザワ・オメガ・ブラック」以上のクリアランスがなければ閲覧できないと掲載されていた。前述の公式サイズ比較とは異なり、体高も伏せられている。
劇中では大胆な性格を思わせる描写があり、僅かな登場シーンの何れもコングに自ら接近して付近の食物を得ようとしていた。
活躍
劇中中盤、MONARCHによって地下空洞世界へと赴いたコングが駆ける振動で飛び出してきたロッククリッターを捕食した。
登場シーンはここだけだと思われがちだが、よく見ると次のシーンでも遠くを複数で歩くダグが確認できる。このことから、普段は地球空洞の荒野で小さな群れを作って生活しているものと思われる。
『新たなる帝国』でも登場。
コングが仕留めたワートドッグを食べていたところ、一体のダグが現れワートドッグの死骸の一つを盗もうとする。
コングは抵抗しダグと引っ張り合いになる。
ダグはやや引っ張られ気味になりながらも拮抗するパワーを見せ、コングがパロットフロッグの発した声真似に気を取られた隙に奪い取ることに成功。
そのまま死骸を咥え持ち去っていった。
余談
- コンセプトアートの段階ではスケイリー・クワドロペッド(有鱗四足生物)やファットリザード(デブトカゲ)、リザードゴジラといった仮称をつけられていたが正式な名前ではなく、いつの間にか海外ファンがつけた愛称である「Doug」が公式名称となった。
- 海外ファンの間では他にも、ワニに似た4足歩行の外見から2005年版『キングコング』に登場した恐竜・フィートドンの愛称でも呼ばれていた。獲物のロッククリッターも2005年版に登場したアラクノクロウに因んだ愛称がつけられていた。
- なお日本のファンからは、地下手をはいずり回るキモ可愛い外見から、蒲田のあいつと同じ愛称を与えられていた。ちなみに、ダグの目もよく見ると焦点があっていない。
- コンセプトアートでは、肩の部分で最大になる湾曲した背鰭と棘のある喉袋を持った姿の案もあった。