概要
F-99のコードナンバーを持つガンダム。
初登場:ガシャポンシリーズ『SDガンダムR』
型番はF99R Rガンダム(アールガンダム)愛称は「アールくん」
SDガンダムR SDR-V
ガンダムたちが平和(?)に暮らす星、トアール星。
星の各地にはカプセル形の都市があり、それぞれの都市には防備をするガンダムが一人ずついた。
R(アールくん)をはじめとするA,B,C等のアルファベット・ガンダムたちは、星での最強の座を求め、今日も戦い続ける!
アルファベット・ガンダムたちは倒した敵の持つ、パワーアップ・パーツを奪うことができる。
手に入れたパーツは、四次元ポケットみたいに、いつでもどこでもエンブレムに出し入れできる便利仕様。
20thアニバーサリーガンダムRなどは、この設定で入手してきたパーツを組み合わせたものである。
:胸部が赤である
【Rエンブレム】と呼ばれる不思議なエンブレムを装着することで、あらゆる状況に対応可能な形態に変化する。
(変身への所要時間は30分間)超過時は空腹で倒れてしまう。
バリエーション
パンツァーガンダムR:戦車への可変機構を持っている。大型砲と機関銃を装備している。
右肩のショルダーカノンは前後に砲身があり、ガンダム/戦車モードどちらでも使用が可能。
戦車モードの主砲左にはマシンガンを搭載。一か月間連射し続けられる設定だが、30分しか変身できないのだから、実際にそこまで使う状況はなさそう。
必殺武器は戦車モード主砲のRパンツァーカノン。要塞を一撃でふっとばすらしい。劇中では主砲からコショウ爆弾を発射しているので、多様な弾を撃てるようだ。
バトルシップガンダムR:水上戦艦への可変機構を持っている。パルスレーザー砲と連装砲を装備している。
武装は両腕にパルスレーザー砲を、肩アーマーに連装砲を持つ。
右肩アーマーのロケットアンカーは敵を縛りあげて海に沈めるなど、武器としても使える。
左肩アーマーには飛行機とカタパルトが付いている。飛行機の能力は不明だが、Rガンダムがヒマなとき、取外して遊ぶらしい。
ライトニングガンダムR:戦闘機への可変機構を持っている。空中戦仕様。
防御力は落ちるが、スピードが向上した空中戦用スタイル。
エンジン音がうるさい近所迷惑仕様。
背中の飛行ユニット「ライトニングチャイルド」は分離して飛ばすことも可能である。
頭部のレーダー兼用ウィングには、ガンダムモードでは敵を狙いにくそうな機関砲を備える。
必殺技は、超音速で飛行し、その衝撃波と共に鉄拳を叩き込む「ライトニング・サンダーボルト」。
スターフリートガンダムR:原子核破砕砲を装備した宙空間仕様。宇宙船に変形できる。ジャンプドライブシステムが内蔵されたアーマーにより、惑星間の空間跳躍が可能となっている。
スタートレックに登場する宇宙船エンタープライズ号っぽい形態に変形できる。
武装は胸の原子核破砕砲プロトンサンダー。恐るべき破壊力らしい。再登場話ではガンダムX-10をこの一撃で倒すシーンも見られる。
盾のエンタープライズシールドは変形時のノーズになり、敵機に体当たりもできる。
頭部アンテナは広い宇宙をくまなく探る超次元ソナー。
両翼はミノフスキードライブエンジンで、亜光速で宇宙を駆けられるが、V2のような光の翼を出せるかは不明。
肩アーマーには、星から星へ一瞬で移動できるジャンプドライブシステムを内蔵する。
ドリルアドベンチャーガンダムR:ドリルタンクへの可変機構を持っている。両肩に大型ドリルと両腕部にチェーンブレードを装備している。
SFにある地底潜航マシン的ドリルガンダム。
武器は肩アーマーのメインドリル兼必殺武器のラムショルダー。必殺ドリルアタックではドリルを回転させてショルダータックルをかける。
両手に持つチェーンブレードは、恐ろしい斬れ味らしい。タンク形態ではウイング状に背面に装備する。
足のマッハキャタピラは地上をマッハで走れるらしい。
ドリルタンクモードは全部で7本のドリルを前方に向けて地中を移動できる。この形態で、「ドリルアドベンチャー!!」と叫びつつ敵に突っ込む大技もある。
ヘリファイヤーガンダムR:ヘリコプターへの可変機構を持っている。ホーミングミサイルが装備されている
超低空を無音飛行できるヘリコプターモードに変形
肩後部ウイングには気合で命中させる超ホーミングミサイルを装備。
肩前面のブーストローターはヘリ形態時に脚部へ装着、一瞬でマッハのスピードにターボ加速できる。
スーパートレインガンダムR:蒸気機関車(パワー)と新幹線の能力(スピード)を持つトリプルトレインへの可変機構を持っている。 大型砲スーパートレインバスターを装備している。
トレインモードは線路がなくても根性で走行が可能。アンテナのウルトラパンタグラフで空気中の電気を集めてガッシュガッシュと走るため、蒸気機関車のように煙を出さない。
機首にはスーパー除雪ブレードを装備する。
ショルダーユニットは分離しての自走が可能だが、走って行ったきり帰ってこない場合が多いらしい。大列車砲 スーパートレインバスターは進路上に障害物があろうとも木端微塵にする。
ウインドバイクガンダムR:コミックボンボン読者が生み出したRガンダム。トライクに変形できる。
各駆動部はマグネットコーティング済み。
体にはV8核融合エンジンを搭載し、最速まで0.015秒で加速する。
肩にはバイクモード時後輪となるブーストホイールを装備。ガンダム時には高速ダッシュする高性能ブースターとして機能する。
武器は肩部にマウントするビームバズソーカノン。肩装着時はビームカノン、接近戦時は手に持って回転ノコギリとしても使える武器。バイク時は前輪となり、アスファルトをえぐりながら走行する。
必殺技はオオカミ状の衝撃波をまといながらフルスピードで突撃する「ソニックウルフ」。
サブマリンガンダムR:潜水艦への可変機構を持つ水中戦仕様。
両肩にはバトルシップガンダムRよりも強力なメガプラズマブチ水中モーターを搭載している。
武器は電磁モリのハープーン・ショット。
サブマリンモードの機首には敵を噛み砕く電磁牙「ジョーズクラッシャー」を持つ。
背面には6つの魚雷発射管を装備する。
初めて他のガンダムと戦った時の姿。
スピードレーサーガンダムR:レーサーマシンへの可変機構を持っている。V12気筒核融合ターボ付きミッドシップエンジンやルナチタニウム製のホイールが装備されている。
額のアンテナにはマイク・ウェーブ カーナビシステムを搭載。
ショルダーマフラーからは煙幕を吹きだすこともできる。
地雷を踏んでも爆発する前に走り切るくらい速いらしい。
必殺技のマッハブレイクは自分の車体に傷がつくので使わないのだとか。
パラボラガンダムR:メーサー砲を装備した戦車への可変機構を持っている。
東宝怪獣映画でお馴染みのメーサー車っぽいものに変形できる姿。
本来は怪獣退治に実力を発揮するとかしないとか。
左肩のリフレクターシールドはあらゆる光線兵器を反射、数倍にして相手に跳ね返すことができる。両肩には二連装超音波砲の集束メーサー砲を装備。
必殺武器の「メーサー殺ガン光線砲」は敵ガンダムを殺してしまうらしい。
劇中ではパラボラタンク形態時にリフレクターシールドで「必殺ビームがえし!」を披露し、挑戦して来たクリスタルガンダムZを返り討ちにした。
頭部アンテナには超音波センサーを搭載。敵の攻撃を跳ね返す時に方向や反射角を割り出す。
タンク形態用に8輪のタイヤを持つが、イマイチ走行性が良くないらしい。
名前はマンガ登場時がパラボラタンクガンダムRとなっているが、商品ではパラボラガンダムRである。
フライングソーサーガンダムR:UFOへの可変機構を持っている。プラズマ砲を装備している。
物理法則を無視した不思議な飛び方ができるUFOモードに変形できる
体にある緑色の模様箇所はエネルギーをつくりだすプラズマコンバーター。
頭部前側には空中に浮かんだまま静止したり、光速で飛んだりできるミステリアスジェネレーターを搭載する。
武器はガンダムモード胸部に、エネルギーを増幅して一気に放出する、必殺「プラズマチックビーム」を放てるブラストチャージャーを装備。
背面にはUFOモードで使える唯一最強の武器、連射熱線プロミネンス・ストライクラピッドファイア―カノン(略してプロミスカノン)を持つ。
20thアニヴァーサリーガンダムR:歴代のライバルキャラ達の装備をてんこ盛りした最強形態。
Rガンダムが今まで奪ってきたパーツを一度に装着したスタイルで、Rガンダム最強モードのひとつ。情報局内で他の最強モードは描かれていないが、なんでもありの世界なので、今後新たな最強設定が作られるかもしれない。
歴代ライバルの特殊能力もバンバン使用できる。
強力なパワーのため、他の変身と違い、2分40秒しか姿を保てない。
強力なライフル、レーザーを受け付けない装甲、乗っかって空を飛べるバックパックなどを装備している。
アサルトファイターガンダムR:宇宙戦闘機への可変機構を持っている。ビームマシンガンを装備している。
「スター・ウォーズ」に登場の宇宙戦闘機 Xウイングっぽい形態に変形できる姿。
両肩に、爆発的な加速力を生み出すボンバーエンジンと、X字型可変翼を持つ。
翼の先端には、一分間に300発以上の高エネルギー弾を撃ち出せるビームマシンガンを計4門備える。
ブースターガンダムR:サターンロケット風の宇宙船への可変機構を持っている。ヒートサーベルとビームガンが装備されている。
左右の肩ユニット【アポロショルダー】を合体させて撃ちだす【ボイジャーストライク】が必殺技で何とこの技でコマンドガンダムを倒している。
スターフリート、フライングソーサー、アサルトファイターに続く、4回目の宇宙ネタRガンダム。
右肩にヒートサーベルが付いたアポロショルダー1、左肩にビームガンが付いたアポロショルダー2を装備。しかし、位置的に使いにくそう。「ボイジャーストライク」は1と2を合体させて超高速で発射する大技。ただし、一発撃つと飛んでったまま帰ってこない。
劇中ではこの技でフリーズガンダム(正体は上述の通りコマンドガンダム)を撃退している。
頭部アンテナは大気圏内での安定翼を兼ねるスタビライザー。脚部はブースターの塊になっている。背部にはエネルギーがぎっちり詰まったハイパーぶっとびプロペラントを持ち、カラになったら切り離す。
ソードマスターガンダムR:カードダスシリーズ「SDガンダム アルティメットバトルvol.3」に登場。アーマーが分離し【聖剣エクスカリバR】という、大型の剣に変形する。※唯一、立体化されていない
スダ・ドアカワールドの十二神が一柱「ストリームカイザー」の力がRマークに輝き、聖剣の力を宿したRガンダムの姿。
コミックボンボンでは
かげやまいちこ氏(当時は礼野亜布男)による「ガンダムR情報局」というコミックコーナーの中でブレストキャノンガンダムと共に活躍する。 コミック作品内ならではのギャグテイストが強く出ていて、製品の紹介などをしていった。(ガンダムRシリーズの展開が終了してもSDガンダムフルカラーシリーズの紹介をした)
立体物
ガシャポンシリーズでのバリエーションの他に展開当時、情報掲載がされていたコミックボンボンにて抽選プレゼントがされた。
デザイン経緯
デザインは、ガンダムR情報局を執筆していた「かげやまいちこ」氏のもの。
今石氏から「顔はRX-78ガンダムで」、r浜田氏から「テッカマンマンブレード!!」と意見を受け「Vガンダム」を元に1994年4月にデザインされた。
胸部が赤い事や頭頂部センサーが無い事、ビームサーベル2本が端部で合体してツインビームランサー形態になるのもテッカマンブレードを意識しているため。
色んなパーツを付けて変身する「F90」みたいなんでFナンバーで「F99R」にしたとの事。
よくシャッコーに似ていると言われるがほぼ関係なし。
リアルタイプ企画
F99Rのリアル頭身タイプについて企画、検討されたが設定画のみで商品化には至らなかった。
関連タグ
レコードブレイカー:長谷川祐一作「機動戦士クロスボーンガンダム~鋼鉄の七人~」に登場するMS。同じコードを持っているが、こちらは朱色のボディで次世代推進機関が採用されている。
かげやまいちこ氏からはこちらが"ホンモノ"と呼ばれている他、2009年にはかげやまいちこ氏によってF99RとF99が対決する新規イラストが描かれている。
なお、こっちはコマンドガンダムの元ネタであるF90と共演している。
シャッコー:よく似た他人。