SCP-166は、枝角、蹄のある足、トナカイに似た短い尾などの有蹄類の特徴を有するヨーロッパ系の女性である。現在10代後半。
彼女が乳児期から居住していたアイルランドゴールウェイにある"慈悲の聖母女子修道院"にて訪問者により確認され、その後に修道院からSCP財団に移送された。
SCP-166の半径15m以内では、人工物が徐々に未加工の状態に戻り、電子機器や自動車などの複雑な物品ほど急速に影響を受ける。着用する衣類なども分解され裸体に近い状態になるため、毎月オーガニックコットンの衣服が提供されている。
現在、SCP-166はSCP収容施設から"慈悲の聖母女子修道院"に戻り、誰からも危害が加えられないように保護され、カトリック信者として平穏な日々を過ごしている。
SCP-166はサキュバスに非ず
当初、SCP財団はSCP-166をサキュバスとして記録していたが、研究が進むことで誤った情報が除かれ、現在は女神の一種 "Just a Teenage Gaea" として扱われている。
彼女の母親も何らかの女神や精霊であったと推測されている。