概要
アイテム番号 SCP-3092
オブジェクトクラス euclid
SCP-3092とは怪奇創作サイトSCP_foundationに登場する異常存在の1つである。
メタタイトルは、「ゴリラ戦」。ゲリラ戦とゴリラをかけてるっぽい。
SCP-3092はよくあるUFOキャッチャーで、ぬいぐるみが入っている。アメリカで使える硬貨を入れると起動することができるがそこで入手したぬいぐるみ全てがSCP-3092-Aに変化する。
SCP-3092-A
SCP-3092-Aはゴリラのぬいぐるみで、布製。中には綿が詰まっている。
SCP-3092-Aは知能が高く、会話が可能。ぬいぐるみに触れるとSCP-3092-Aに変化する。それを理解しているのか、積極的に増やそうとしているため、(実験目的以外で)半径200m以内にぬいぐるみを置いてはいけないとされている。
また、着ている服や性格、考え方が個体によって異なる。
SCP-3092-Aはぬいぐるみなのでぬいぐるみの修繕作業を治療行為だと解釈している。
SCP-3092-Aは23体おり、一体一体個別の収容室に収容している。収容室そのものは厳重だが、模範的行動と引き換えに要求したもの(脱走に使えそうなものは除く)を与えられる。
しかし、SCP-3092-Aの行動や思考は熟練のゲリラ兵のソレで、定期的に収容違反を起こしており、財団に敵対的で
はない。
そもそもSCP-3092-Aが使用する武器や行った行為は致命傷を与えることは不可能なものであり(パチンコや落書きなど)、職員に危害をくわえるというより、悪戯を仕掛けるのが目的と考えられている(ただしSCP-3092-A自身は甚大な損害を与えていると頑なに主張している)。
さらに、SCP-3092-Aを破いたり引き裂いたりすると、SCP-3092-Aは苦しみ、死んだふりをする。なにこれかわいい
また、偽物だろうと麻酔銃を当てると、眠ったふりをするため、現在、偽の麻酔銃で対応している。
ただ、死んだふりをしているSCP-3092-Aにずっとちょっかいをかけていると、一時的に起き上がって「自分たちは"脱落"したのでちょっかいをかけるのはやめてくれ(意訳)」と言う。
SCP-3092-Aは足元引っ掛け罠も使っていたが、マーティン・ヘルマー博士のオフィスに仕掛けた時に、運悪くヘルマー博士が鎖骨を粉砕骨折してからは使用していない(その際、SCP-3092-Aは直ぐに再収容に応じた)。その後、収容室にはSCP-3092-Aが持っていた奢侈品が変化したと思われる謝罪カードやお見舞い品が発見された。
ぬいぐるみ狂騒曲ではSCP-1048が偶然SCP-3042-Aが収容されているサイトに出没し、駆けつけた機動部隊ですらSCP-1048を捕獲できずにいたがこの混乱に乗じて抜け出したSCP-3092-A達が生き残っていた数名の機動部隊隊員とともに作戦を立て、SCP-1048をSCP-3092-Aに変化させることで鎮圧に成功した(この作戦は重傷を負わせてしまった博士への償いでもあったそう)。
…………しかし、成功したはいいもののSCP-1048の鎮圧に至るまで(作戦に参加した隊員のせいで)大量に増殖したSCP-3092-Aと使われなかった罠が大量に残る結果となり財団はこれらの処理に追われることとなった(大量増殖に加担した隊員はSCP-1048の無力化の功績と相殺され無罪放免となった)。
幸いな事に、同じサイトにいたSCP-2295によって死傷した機動部隊隊員達やSCP-3092-Aが治癒され、死傷者は誰も出なかった。