Z(Infini-TForce)
ぜっと
声 - 斧アツシ / モーションアクター - 野村貴浩
全世界で起きている異変の裏で暗躍する謎の男。
呼び名である“Z”は“終わらせる者”という意。
笑の一つ前の「ケース」の所持者であり、いくつもの世界を消滅に追いやった張本人だったが、健との戦いでケースを喪失し、笑の住む世界にたどり着く。
「あらゆる並行世界、異世界を滅ぼし唯一理想の世界を創る」という目的の元、多くの世界を滅ぼしている。キャシャーンの世界も本編開始前に既に滅ぼしておりアンドロ軍団のロボット兵達を自らの配下にし部下として扱っている。
物語開始の10年前に笑にいくつかの約束事をさせた後、姿を消していた。
娘を独り放置し世界を滅ぼしまわっている理由、彼の指す「理想の世界」とはなんなのか未だ不明であり、またケースが笑の手元に行きながらも「ケースは未だ私の手の中にある」と発言するなど正体が判明した現在でも多くの謎が残っているが、物語が進むにつれてそれが判明した。
実は物語開始時点ですでに肉体はなく、さまざまな世界の自分という意志の集合体であり、その目的は様々な世界で笑が死ぬのを知ったことでそれを回避するため、笑が死ぬ世界線をなくして彼女が生きる未来を作ろうとしている。
多くの世界を滅ぼしてきている通り絶大な戦闘能力を持つとされラジャ・カーンも「自分だけでは彼には勝てない」と発言しており底を見せていない。単体でも次元を移動する能力を持つなど少なくともただの人間では無くカーンは更に「既に死んでいるようなもので亡霊のようなもの」など意味深な言葉を残している。しかし、ガッチャマンの世界を滅ぼしに来た際に健の機転と戦闘技術によってケースを叩き落されて失ってしまうなど、決して無敵ではないようだが……?
彼の手元に来たケースがとった姿は“燃え盛る太陽”。
笑の元に集ったヒーロー達を“想定外のイレギュラー”と呼んで排除を狙っている。また、望みのためなら「自分なんかどうなってもよい」と考えている部分は娘とそっくりである。