Creepypasta
くりーぴーぱすた
ネット上でささやかれている海外の都市伝説、または物語の名称である。英語の「creepy」(不気味な)と「Copy paste」(コピーペースト)を意味するスラング「copypasta」から来ている。
日本語にそのまま訳すなら「怖ピペ」と言った感じだろうか。
日本の洒落怖に近いが、洒落怖と違う点は作者がはっきりしている作品も多い所である。
既存作品の都市伝説、UMAや怪物、物語風等まとめられている物の種類は多様。有名な物ではスレンダーマン(Slenderman)など。
一般向けのものから、性的な描写を含むR18指定、グロテスク、ゴア、スプラッターなどのリアルな殺害シーンを含む過激な作品まで、閲覧注意の幅広い作品が多い。ジャンプスケア系の心臓の悪い方注意の動画も。
中には小さな子供が見てはいけない、一般向けジャンルではない、危険性のある作品も数多にあり、海外では問題となることもしばしあるが、それは信じすぎた危険なファンによるものであり、多くの通常ファンは都市伝説、ホラー愛好家として、『絶対に実際に行ってはいけない』という互いのルールを守り、ただ創作を楽しんでいる。
都市伝説なので、なんだかの組織の闇に触れていたり、知ったら消されるなど、創作か真実か分からない作りをしているところも魅力である。
始まりも既に都市伝説として有名なものから、4chanやYoutubeから等様々である。
コピペやYoutubeで広められたり、二次創作やその他作者による派生ストーリーや音読等、インターネット社会独自の経緯を辿った作品が多い。
こちらでまとめられている。
ホラーだけでなく、ゴアやグロテスクな表現も多いので注意。
キャラクター化や二次創作も多数されており、Pixiv上ではスレンダーマン(Slenderman)やジェフ・ザ・キラー(Jeff_the_killer)などの投稿が多い。
海外のSNS「deviantART」(日本のPixivのような所)はさらに盛んで、Creepypasta OCというオリキャラも多数投稿されている。
表記揺れで「creepypasta」「creepy_pasta」「クリーピーパスタ」などがあるので投稿する際には注意。
キャラクター名に関しても表記揺れタグが多いので注意。
また作者がいる作品の二次創作に関しては、公式のプロフィールが変更されている場合もあるため一度確認する事を推奨。
creepypastaというジャンルは立ち位置が非常に特殊なジャンルのため、騒動が起きることも他ジャンルに比べて多い。
昨日のグレーが今日のタブーになることもあるため、各々個人で作成者のブログやサイトに行き気を付けることを推奨。
Jeff_the_killer
顔が白く、唇は真っ赤で裂けていて、瞼が無い、殺人鬼の少年。
就寝中に現れ「Go to sleep」の言葉とともに人を殺す。
恐怖画像としてよく使われるあの画像の人物なので、検索するときは注意。NNN臨時放送やビックリ系動画等で見かける事が多い。
Creepypastaではスレンダーマンとならんでかなり人気のキャラである。
【注意】BoXGirlVivi氏が投下したJeffのツイートの補足説明を個別ページに投稿しました。よければお読み下さい。
Slender_Man
異形の怪人。森の奥に現れ、顔がなく白色で、痩せていて身長は高く手脚も異常なまでに長い。背中から触手らしき物を出す事も。スーツ姿で描かれる事が多い。
また、後述するSlenderverseにおいて「Proxy」というスレンダーマンの手下に値するキャラ達もいる。有名どころは「Marble hornets」というYoutubeのシリーズのMaskyとHoodieなど。
Ben_drowned
BEN DrownedというCreepypasta。とあるお爺さんから貰ったゼルダの伝説シリーズのムジュラの仮面をプレイしていた時の話である。「BEN」という名前のデータがゲームの中やCleverbotでいたずらをしてくるという内容。
以前に近所でベンという名前の少年の事故があったらしく、その少年の幽霊がゲームに乗り移ったのではという説もある。
イラストではぬけがらリンク、あるいはSonic.exe(後述)と同じく黒い強膜に赤い瞳孔の子供リンクの姿で描かれることが多い。
smiledog
Smile.jpgという犬の画像。初期のインターネットから掲示板やチェーンメールで広められ、見た者に悪夢や様々な症状を引き起こすと言われている、呪いの画像の話である。
夢に出てきて、"Just spreading the word"と伝える。
ハスキー犬のタイプと赤い犬のタイプがある。二次創作では赤い犬の方が描かれている事が多い。
かわいい画像ではないので検索するときは注意。
Laughing_Jack
白と黒の不気味なピエロ。手が長く、三角錐の鼻にゴムのような肌。飴を貰うと恐ろしい遊園地の悪夢を見せられる。作者によって彼の前日談も書かれている。
Sally
Kiki-Hyuga氏によるCreepypasta「Play with me」の主人公。
茶色の長い巻き髪と緑の目をした、血まみれの幽霊の少女である。ボロボロに汚れたピンクのガウンを着ており、常に熊のぬいぐるみを持っている。(名前はMr. Death) 本名はSally Maryam Williamsだが本人はSally Maryam Dawnと呼ばれることを望んでいる。
酷い叔父に殺されてしまい幽霊として蘇った。血まみれになったのは逃げようとしたためと、その叔父に岩で頭を殴打され殺されたためである。
誕生日は4月5日。ちなみに見た目は8歳であるが中身は16歳らしく、プロフィールでは16歳に死亡と本編とは変更されている。8歳の時の姿でいることが好きである。
Homicidal_Liu
Jeff_the_killerの派生二次創作。
ジェフの兄弟のリウ(Liu Woods)は最後で殺されたと思われたが、奇跡的に生きていた。その際臓器の殆どが機能できないほどボロボロになっていたが、手術の末なんとか一命を取り留める。
イラストでは顔がツギハギで、Jeffと共に描かれることが多い。
また、原作ではどちらが兄でどちらが弟かは明記されていないが、日本ではJeffが兄でLiuが弟であることが多い。
Herobrine
サンドボックスゲーム、「Minecraft」の都市伝説キャラ。
見た目はマインクラフトのデフォルトスキンのスティーブに似てるが目が白目である。
海外では彼が主人公の戦闘アニメや彼がメインのアニメなどの二次創作が多く存在する。
sonic.exe
MrJCHyenaという人物が制作したと言われる、ソニックシリーズの二次創作ゲーム。
詳しいバックストーリーなどは不明だが、黒い目に赤い瞳、さらにそこから血を流しているというおぞましい形相の怪物と化したソニックがテイルスやナックルズといったかつての仲間達を次々と惨殺していくという内容となっている。
MOMO
大きく見開いた目に口角が裂けて吊り上がった不気味な表情の女性の画像。
乱れた髪で上半身裸の自画撮りのような画像を使った「MOMO」というSNSアカウントが実在し、連絡すると自宅に乗り込まれて喰われるという都市伝説が広まった。
元になっているのは相蘇敬介氏が作成した姑獲鳥の造形物で、腕から下は鳥の足になっており、下半身にあたる部分は存在しない。
2019年に『MOMOを悪用した自殺教唆ゲームが拡散され、アルゼンチンで12歳の少女が自殺してしまった』というニュースが国内外で拡散したが、調査の結果でっち上げであった模様。
jason_the_toymaker
金色の瞳に真っ赤の髪の男性。怒ると緑の瞳になり、髪は白くなる。青いオルゴールが彼の心臓部にあり、それを大切にしている。
服装はイラストによりまちまちだが大抵は上記の服装で描かれる。
…が作者によって衣装の変更がされたためこちらを参考にして頂きたい。
マギーという女の子に執着していたが、彼女に拒絶された事で、自分を拒絶する彼女がおかしくなったと思い彼女を゛修理゛した。(彼にとっての修理とは美しい人形に作り替えることであると推測される)
Polybius
1981年にアメリカ合衆国のオレゴン州ポートランドに1ヵ月だけ出現したとされる謎のアーケードゲーム。
プレイヤーを病的なまでに引き付ける中毒性を持ち、遊んだ人々は記憶喪失、不眠症、悪夢、夜驚症などの副作用に苦しめられたという。
黒服の男が定期的に筐体の元に訪れ、何らかのデータ収集を行っていたらしい。
SirenHead
サイレンのような頭を持つ40フィート(12m強)ほどの細長い体躯をした巨大な怪物。
一つ一つのサイレンの中には口がついており、そこから獲物を誘うための声を出す。
カナダのホラー画家であるTrevor氏の作品。
The_Bartender_1941
廃虚と化したバーに出現する亡霊
creepypastaから独立、派生したコンテンツというのも存在する。
その例を下記に記載する。
The Holders Series
「一か所に集めると世界の終末をもたらす」とされる魔法のアイテム「ホルダー」を巡って、シーカーズ(探求者たち)が「ホルダー」を集めていくためにその入手方法を見つけ出す、というもの。
4chanの/x/板にて、2007年1月1日に書き込まれたクリーピーパスタ「The Holder of The End」が発端であり、最終的にシーカーズが世界各地のホルダーを探しているという設定の下、「The Seekers」というファイメイドのデータベースが作られるまでに至った。
現在、The Seekersは削除されてしまっており、それまでに有名となったホルダーについてはcreepypastaとして知られている。
SCP Foundation
日本でも「SCP財団」として知られているシェアワールドコンテンツ。
秘密組織であるSCP財団が、自然法則に反した異常な存在「SCP」(作品中ではオブジェクト、アノマリー、あるいはSCiP)を確保、収容、保護することで、一般市民の目から異常な存在を避けることを目的としている。
オブジェクト達は基本的に「SCP-000」「SCP-000-1,2…(A,B…)」など、識別子で呼称され、また扱う支部が違う場合は番号の後に「-IT」「-JP」「-KO」などが付与される。
Slenderverse
前述したYouTube動画シリーズ「Marble Hornets」を発端とした、スレンダーマンの二次創作。ARGが多く、主に展開される媒体はYouTube、ブログ等である。
中でも有名なのはYouTube動画シリーズ「EverymanHYBRID」であり、この作品に登場するキャラクター「HABIT」はその他様々なSlenderverse創作に登場している。
The RakeやJeff The Killer、Zalgoなど、スレンダーマン以外のcreepypastaキャラも関係、登場することがある。
Backrooms
2019年5月12日に4chanにて投稿された黄色い廊下の画像を機に、様々なユーザーがこれを基にストーリーを書き続けたことで、ネットミーム的な流行で都市伝説化。
その後、Redditで有名になったことを発端にシェアワールドコンテンツとなり、Backroomに関するウェブサイトが開設されるに至った。
日本で創作された作品が、海外でcreepypastaとして流入された例がある。
代表例として「sm666」が挙げられ、これはYouTube版の「Username:666」が発端で広まっており、リアクション動画や二次創作動画などが流行した。
また、歪P作曲のボーカロイド曲「人柱アリス」もcreepypastaとして知られており、これを元ネタにした「The Alice Killings」(直訳で「アリス連続殺人事件」)というcreepypastaも作られており、海外では「日本の未解決事件」という体で広まっていた。
creepypasta(創作都市伝説)に関するオリジナルキャラクター。主に自らが制作したcreepypastaキャラクターのタグとして付けられることもあれば、総称して呼ぶことも。
二次作品にて登場させる場合、作者からの注意事項を確認するのがなるべくなら良い。
中には項目に商業利用、アフィリエイト禁止にしている作者もいる。
ルールは通常のオリジナルキャラクターと同様。詳しくは→オリジナルキャラクター
(すみません、さらに詳しく適切な注意、必要事項など、ご記入できる方、お手数かと存じますがよろしくお願いいたします)
コメント
pixivに投稿されたイラスト
すべて見るpixivに投稿された小説
すべて見るBlooby Painter(和訳)
こちらはcreepy pastaのBlooby Painterの日本語訳です。 作者:DeluCat user/3444160 これは1994年に○○○○に起きた学校殺人事件である。 2020/2/21 P.S お待たせしました。 こちらも皆さんがより読みやすくなれるように書き直しました。 あくまで素人の翻訳なので間違える部分が幾つかあると思います。 原作に興味のある方は頑張って英語を勉強しましょう。5,493文字pixiv小説作品- 奇符「奇妙な森の麺料理」
フランドールと怪しい飴
白黒ピエロ登場! 和訳やpixivを見ながら、自分なりに彼の気持ち悪さを出しました! 一部、表現を変更しました。 変更前 https://galleria.emotionflow.com/78653/509926.html1,317文字pixiv小説作品 - 奇符「奇妙な森の麺料理」
心を閉じたサトリと手足を失った幽霊
前からこの二人のことは好きでしたが、MMDをいじっているときに、二人一緒に出現させたら、俺得過ぎて…絵や文章でも書くしかないと思いました。795文字pixiv小説作品 - 奇符「奇妙な森の麺料理」
スレンダーマン来日
今回は、あの紅白の巫女と世界で有名な細い怪人が出ます。 そして、物語の謎も動き出します。 人によっては、スレンダーマンが不憫に思えてくるかもしれないので注意!1,695文字pixiv小説作品 - bloody painter
Blooby Painter(血腥的画家)-汉化
English: http://delucat.deviantart.com/art/CreepyPasta-Bloody-Painter-4075916543,556文字pixiv小説作品 【Creepy Pasta】殺人鬼の兄さんと僕
この話はjeff the killerの原文でで殺された弟liuがもし殺されてなかったら…という話です。(ホミサイダルリウとは関係ありません)その他にも、捏造部分があるので注意してください。 *原文(日本語訳をしてくださっている方もいるのでそちらでも)を読む事を強く推奨します。 きょうだい萌えしてる私の妄想の塊のような話です……きょうだい可愛い。 liu視点です。 登場人物の名前をカタカナ表記にさせて頂きます。 jeff→ジェフ liu →リウ この話のジェフとリウ ジェフ→兄、13才 リウ →弟、12才 小説は初投稿となります……お手柔らかに……。2,700文字pixiv小説作品- emergence
emergence5
前回の更新から間が空いてすみません。季節の変わり目だからか体調不良気味でして若くないもので……、。 今回は誕生日パーティーと不良の乱入…ジェフ覚醒みたいな感じです。ジェフ無双が書きたかった もっとかっこよく書きたかったのにうまく書けていない。文才ないな。 グロ暴力的表現があります。**人シーンが、。そんなに酷くないですけど。苦手な方は閲覧注意です。 またあほなおまけつき11,284文字pixiv小説作品 - Jeff the Killer2015
Jeff the Killer2015の続編やリウやランディについて
前回の更新から間があきました。すみません、お盆が過ぎて暑さも少し治まった感じですね。 まだ暑いけれど。皆さま、ご自愛くださいね。 Jeff the Killer2015remakeのリウや続編やランディについて書いてます。 果たして読む人いるのかなと思いつつ書きます。10,765文字pixiv小説作品 - 和訳Creepypasta調査報告
新作BloodyPainter字幕翻訳(本編はキャプションにて)
https://youtu.be/AaHgY62-ggI 感動をありがとうございます。 …本編和訳は先駆者いるからそっち読んで脳内補完お願いします…… 和訳:https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=10096761 原文:https://www.deviantart.com/delucat/art/2017-Story-of-Bloody-Painter-Creepypasta-Original-707297739 新作発表されましたね…演出の凄さに震えてました…なんか色々思い出して泣きそうになったりしてましたが気になるところがあったので作者さんが話すところだけ和訳しました。やっと繋がった。 予告を和訳したときも言いましたが字幕が打ち込めないので泣いています。万策尽きた… さあ全てのクリーピーパスタ好きの皆さん動画見よう…? クソ!!!ただでさえ日本語不自由なのに英語も不自由だから感動が表せねぇ!!!語彙力!!もうこれだけ言わせてくれ!!ありがとうDelucatさん!!4,334文字pixiv小説作品 - 奇符「奇妙な森の麺料理」EXTRA
出会い方が違くても
私だけが得するアナザーストーリー あの出会い方も好きだけど、こちらの出会い方も好きです。 出会い方は違くても、これ以降の流れは本編と同じです。 本編 https://www.pixiv.net/novel/series/14097761,722文字pixiv小説作品 creepypasta本家サイトの翻訳
自分用です。 Google翻訳がいまいちわかりにくかったので… まぁ只管 英文を区切り、いろんなサイト様に翻訳していただいたので Google翻訳丸パクのとこもありますけどね…(笑)3,316文字pixiv小説作品