概要
2014年12月5日放送「やりくりアリでリサイクル」に登場
ピンク色の箱の中に巣があり、その中にいるアリ型ロボット。これにマイクで欲しいものを頼むと、穴から「やり、くり」と言いながらアリロボットが出てきて、原料となるゴミを集め、それから頼んだものを作り出してくれる。
ストーリー
ママが物置の整理をして出て来たゴミを見たのび太は、これをもったいなく思いドラえもんに相談。すると「やりくりアリ」を出してくれ、おもちゃの車を注文すると出て来たアリ達がそばに会ったゴミを回収しておもちゃの車を作ってくれた。さっそくのび太は廊下でこの車を走らせて遊び始めたが、その時パパがドライヤーを使えなくて困っていたので、再びアリ達を使ってドライヤーを作製。
できたドライヤーには材料になったフライパンの名残があったが問題なく使え、のび太はこの道具をしずかにも見せようと外出した。すると道中でスネ夫がまだ使えるおもちゃを捨てようとしていたため、もらうことにし「後から来てやっぱり返すなんて言うなよ!」とも忠告されたが、ゴルフクラブを使っておもちゃのロボットを作製。だがこれを見ていたスネ夫はこのロボットを横取りし、ドラえもんとのび太から話が違うと文句も言われたが、その時通りかかったジャイアンが話を聞いて興味を持ち出した。
さっそくジャイアンは野球のユニフォームを注文し、アリ達は集めたペットボトルに使われているポリエステルからユニフォームを作製。ジャイアンは着ていた服をその場に脱ぎ捨てたまま、出来たユニフォームを着て試合に行ってしまった。身勝手さにあきれるドラえもんとのび太だったが、その時ピアノの発表会に行くところのしずかが通りかかり、彼女の来ていたドレスが車が飛ばした水しぶきで汚れてしまったため、発表会に来ていく服を注文。
するとアリ達がそこにあったジャイアンの服を使って新しいドレスを作製し、しずかは喜んで発表会へと向かって行った。ドラえもんはジャイアンの服のことを心配するが、のび太はそこに脱ぎ捨ててあったのが悪いと主張し、その時の閃きで欲しい物をなんでも50円で作るという商売を開始する。神成さんちからゴミを引き取るなどして大盛況となったが、ゴミが足りなくなったので探しに行くこととなり不法投棄された大量のゴミを発見。
億万長者になる妄想をするのび太だったが、脱いだ服が見つからないと、ジャイアンとスネ夫が怒鳴り込んで来て、のび太はうっかりアリが持って行ったしまったことを喋ってしまう。脱ぎ捨ててあったからしょうがないと説明しても分かってもらえず、ジャイアンは服を返すよう迫って来た。そこでドラえもんはジャイアンにリセットボタンのことを説明し、ジャイアンはのび太が止めるのも構わずにこれを押したが、これによりユニフォームを始め作った物が全て元の材料に戻り、町はパニックになってしまった。
のび太はパンイチになったジャイアンに追いかけられるも、しずかのことを思い出したドラえもんにどこでもドアで助けられ、彼女のいる会場まで移動した。そこではしずかが真剣にピアノを演奏していて、何とか演奏は無事終了したが、その時には来ていたドレスはジャイアンの服に戻ってしまっていて、のび太は「しずかちゃんごめーん!」と泣いて謝っていたが、本人は服のことには気づいておらず、退場した後「のび太さん、ありがとう!」と、のび太にお礼を言っていた。