概要
バレンシアオレンジ、ネーブルオレンジなど、甘みの強いオレンジを絞って作った果汁飲料。
「ジュース」は正式には果汁100%のものを指すため、オレンジ果汁を用いた飲料や風味を似せて作った飲料は、正確にはオレンジドリンクとなる。日本では、パッケージに果物の断面を描くのは果汁100%の「ジュース」にしか認められていないため、ジュースかドリンクかが見分けやすい。
オレンジ特有の爽やかな香りと酸味に甘みがあり、ビタミンCが豊富に含まれている。250ccの100%オレンジジュースには成人女性が一日に必要とするビタミンCの107%に相当するビタミンCが含まれているといわれる。
そのまま飲み物として飲む事が多いが、製菓やカクテルの材料として使われる事も多い。
有名なオレンジジュースに「ポンジュース」がある。ただし、ポンジュースにはバレンシアオレンジと温州みかんの果汁をブレンドしたタイプと、温州みかん100%のタイプがあり、スーパーなどでよく見かけるのは前者のものである。
日本の農林水産省では温州みかんとオレンジ類は分類しているので、温州ミカン100%は厳密にはみかんジュースでありオレンジジュースではないのだが、産地以外はそんな分類などしていない(英語に直せばどっちもオレンジだしウンシュウミカンが流通を始めたのは明治以後のこと)。
輸入先の多くはブラジル。天候不順が起きると先物取引にも悪影響を及ぼすことがある。
なお、かつてビール大手4社は全社とも瓶入りのオレンジエード(無果汁~果汁数%のオレンジ飲料)を作っていた。これはかつてビールの主な販売先がホテルや料亭などだったため、下戸の人、あるいは子どもにも飲めるようにと用意されていたものである。キリンオレンジ、サントリーエード、リボンオレンジ、バヤリースオレンジがそれに該当する。
オレンジジュースとカクテル
カクテルには柑橘系の果実やジュースを用いるレシピが多く、オレンジジュースもしばしば材料として利用される。カクテルの材料として利用する場合、オレンジジュースは必ず果汁100%のものを用いる。
オレンジジュースを使用した代表的なカクテル
など
関連タグ
関連キャラクター
戸愚呂弟(幽遊白書):劇中で「酒はダメなんで、オレンジジュースください」と頼むシーンがある(アニメでは「でも、烏龍茶も捨てがたいですねェ」と続けている)。後にポコロンダンジョンズ(ポコダン)のコラボCMに登場した時も同じくオレンジジュースを頼んでいた。
ナンチアーテ伯爵(バンパイヤン・キッズ):オレンジジュースが好物で、劇中でしばしばスーパーに買いに来ている。
水瀬伊織(アイドルマスター):100%オレンジジュースが好き。
上記の二人を合わせたネタ。
飯田天哉(僕のヒーローアカデミア):個性の「エンジン」を稼働させるための燃料が100%オレンジジュース。なお、炭酸飲料だとエンストを起こしてしまう。