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曖昧さ回避

  1. シソ科アキギリ属の植物の学名(Salvia)。英名はセージというが、通常、花卉としてはサルビア、ハーブとしてはセージと呼び分けられる。本項で詳述。
  2. ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』のゲストキャラクター。→サルビア王女
  3. フラワーナイトガール』の登場人物。→サルビア(花騎士)
  4. 愛天使伝説ウェディングピーチ』のキャラクター。→エンジェルサルビア

アキギリ属

シソ科の属の一つ。900種があり、1・2年草または宿根草、一部は低木になる。花はシソ科の植物に多く見られる唇形花で、美しい花を咲かせる種が多くあることで知られる。

日本産のアキギリ属としてはアキギリ、キバナアキギリ、ハルノタムラソウ、ナツノタムラソウ、アキノタムラソウ、ミゾコウジュなどがある。このうちアキギリやアキノタムラソウは苗が販売され、園芸愛好家に栽培される。

草花のサルビア

鑑賞用に栽培されるサルビアには赤い花のサルビア・スプレンデンス(Salvia splendens、和名はヒゴロモソウ)、濃青色のサルビア・ガラニチカ(メドーセージ)、青色の花のサルビア・アズレア(ブルー・サルビア)などがある。「メドーセージ」は本来、ヨーロッパ原産のサルビア・プラテンシスの事だが、日本ではサルビア・ガラニチカがこの名前で流通している。理由は不明。

サルビア・スプレンデンス

和名は緋衣草(ヒゴロモソウ)。日本で単に「サルビア」と呼ぶ場合はこれを指す事が多い。

ブラジル原産の草丈1mほどの多年草だが、日本の気候では屋外で冬越しが難しく一年草扱いされ、夏から秋に多数の赤い花を咲かせる。矮性の園芸品種花壇に多く植えられ、花の色も赤・紫・白などがある。

サルビア・ガラニチカ

中南米原産。日本ではメドーセージの名で出回っている。夏の盛りから秋にかけ、濃い青から深い紫のシックな花を咲かせる。草丈は1〜1.5mと高く、葉は甘く爽やかな香りを漂わせる。

サルビア・プラテンシス

メドーセージとは本来この種を指す。ヨーロッパ・地中海原産。やや暑さに弱い。初夏から夏にかけて赤紫~青紫、白の花を咲かせ、ミントのような匂いがする。

サルビア・アズレア

アメリカ南東部原産。ブルーセージの名があり、夏から秋にかけて青い花を咲かせる。耐寒性・耐暑性ともに強く、丈夫な植物である。

食用・薬用のセージ

食用・薬用としてはサルビア・オフィシナリス(薬用サルビア、単にセージといえばこの種を指すことが多く、コモンセージの名もある)、サルビア・ミクロフィラ(チェリーセージ)、サルビア・エレガンス(パイナップルセージ)などがある。いずれも花壇を彩る草花としても用いられ、他の薬用植物とともに植えてハーブガーデンと称して公開している庭園も多い。

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