概要、そしていかにして彼等は発生するか
蚊の幼虫にして、史上最も多くの命を奪った大害虫。漢字で書くと孑孑。
蚊は流れのない水面(水たまり、池など)に船型に卵を産み付け、2~5日経つと孵化しボウフラとなる。大きさは1㎜にも満たず、水中でプランクトンなどを食べて脱皮を繰り返し蛹となる。このサナギをオニボウフラと称する。このオニボウフラはサナギのくせに泳げる。
かくして蚊は夏場においてはわずか1週間で世代を交代し、爆発的な速度で増えまくり、次々と生物の血を吸っていく。それによりマラリア、日本脳炎、デング熱などの感染者をふやしていくんだよちくしょう!
駆除方法
ボウフラを絶滅させるのは物理的に不可能であり、どうしても対処療法になっていくのは致し方ない。被害を防ぐには水たまりを極力減らしていくことが大事で、古タイヤや雑草だまりを見つけたら直ちに除去していくべきである。また、防火水槽などでは金魚やメダカを放流し駆逐することも昔から行われていた。
ま、それのやりすぎでカダヤシ(外来魚)がメダカを絶滅寸前まで追いやってしまったわけだが。