概要
長射程武器不足のためアイアンコングに苦戦した共和国が打開のために開発した装備で、当たればデスザウラークラスの超重装甲ゾイドでもなければ撃破できる威力を持つ。
元々はゴジュラスの強かアンから発展したものだが、本装備は鈍重なゾイドを火力で強化し戦力を底上げするのにもってこいで,ゴルドスやマンモス、更にはサラマンダーやウルトラザウルスにも搭載される事例があった。特にゴルドスはお得意の索敵能力を併用しての精密砲撃が可能になり、アイアンコングやレッドホーンに対抗できる貴重な手段となり西方戦争でも(ウルトラザウルスが機構の激変で個体数が減少し実戦配備されているのがたった一機だけになってしまったことも相まって)かなりの数が配備されている
一方で高速ゾイドに搭載するには重さが仇となりブレードライガーミラージュ・タイプBなどの限られた事例しか存在しない。
後付けの装備ながら、現在ではゴジュラスMk-Ⅱを象徴する武装として扱われている。
一部ゲームでは長すぎるためか「ゴジュラスキャノン」「GC」と呼称されている。
『ゾイド新世紀/ZERO』ではシャドーフォックスが同名の巨大なエネルギー砲を装備している(ゴジュラス用装備ではあるが、種類も外見も全くの別物である)。
ゾイドワイルドZERO
後年のゾイドアニメ『ゾイドワイルドZERO』でも「ロングバスターキャノン」という名称で登場。主人公レオ・コンラッドの相棒であるライジングライガーが装備し、真帝国軍のアルドリッジが駆るオメガレックス鎮圧に用いた。
今作では「地球文明の遺産」として登場しており、グラビティーキャノン同様に世界観に合わせスケールダウンされている(グラビティーキャノンと違い形状はほぼオリジナルのまま)。
グラビティーキャノンも「惑星Ziで使われていた物の再現」と今作では明かされており、往年のゾイドファンへのサービスとみられる。
前日譚『ゾイドワイルドEX-ZERO』ではセイバーライガーが装備しているほか、続編の続編『ゾイドワイルド列伝』ではライジングライガーパンツァーがロングレンジバスターキャノン改良型を装備している。
ちなみにタカラトミー公式サイトで「ロングレンジパスターキャノン」と誤字で紹介されたことがあり、ゾイダーの中では知る人ぞ知るネタになっている。
なお上記2作品は『ゾイドワイルドZERO』と繋がっているのだが、何故前日譚と続編ではフルネームでありながら作中で「ロングバスターキャノン」と呼称されていたのかは不明である(単純に制作時の設定の齟齬と思われるが)。
またNintendo Switchソフト『ゾイドワイルド_インフィニティブラスト』早期購入特典では「ロングレンジバスターキャノン強化型」という名称でワイルドシリーズのキットの規格に合わせて復刻。
砲身と砲口、砲台を分割・組み換えでき、超長砲身仕様にしたり他の武器と合体させてオリジナル武器を作ることができる。
ゲーム内でも白い試作型、通常型、金色のEXが登場した。様々なゾイドに装備できるため、ライジングライガーに装備させての劇中再現やブレードライガーミラージュも再現可能。
さらにEXはこのゲームを用いた公式の対戦企画「インフィニティコロシアム」勝利者の景品として金メッキで再現され立体化された。