概要
塩釜~松島付近で路線が並行している東北線と仙石線を東北線塩釜~仙石線連絡線で接続することによって、両線を直通運転する系統の愛称。2015年5月30日開業。
東北線が交流、仙石線が直流と電化方式が異なるため(加えて複線である東北線の上下を渡り、かつ仙石線側は単線で、通過待ちをした場合交直流電車の車上切り替えでは悪条件が重なるとセクション内で止まり、東北線・仙石線両方共塞ぐ恐れがある)、連絡線は非電化で整備され、車両は気動車タイプのものが使用される。
仙石線が遠回りしていることから、この路線の建設によって最速到達時間は震災前の仙石線に比べて10分以上も縮まることになった。
運行形態
2015年5月の開業ダイヤでは全列車が仙石線内快速で運行される。14往復中、1往復が最上位種別の特別快速で、他は快速であるが、この快速は東北線内各駅停車のものと、仙台~塩釜間無停車のものが半々ずつある。2016年8月6日より快速の1往復を石巻線女川駅まで直通運転を開始した。2024年12月7日よりHB-E300系SATONOを使用した臨時快速「だてSATONO」が復路のみ当路線を経由する。
駅一覧
石巻〜女川間を除きSuica仙台エリア。
凡例
●:停車,◎:停車(復路のみ),レ:通過,▽:一部通過
一覧表
仙石東北ライン(仙台~石巻)・石巻線(石巻~女川)
駅名 | 読み | だてSATONO | 特別快速 | 快速 |
---|---|---|---|---|
仙台 | せんだい | ● | ● | ● |
東仙台 | ひがしせんだい | レ | レ | ▽ |
岩切 | いわきり | レ | レ | ▽ |
陸前山王 | りくぜんさんのう | レ | レ | ▽ |
国府多賀城 | こくふたがじょう | レ | レ | ▽ |
塩釜 | しおがま | レ | ● | ● |
高城町 | たかぎまち | ◎ | ● | ● |
手樽 | てたる | レ | レ | レ |
陸前富山 | りくぜんとやま | レ | レ | レ |
陸前大塚 | りくぜんおおつか | レ | レ | レ |
東名 | とうな | レ | レ | レ |
野蒜 | のびる | レ | レ | ● |
陸前小野 | りくぜんおの | レ | レ | ● |
鹿妻 | かづま | レ | レ | レ |
矢本 | やもと | レ | ● | ● |
東矢本 | ひがしやもと | レ | レ | レ |
陸前赤井 | りくぜんあかい | レ | レ | ● |
石巻あゆみ野 | いしのまきあゆみの | レ | レ | レ |
蛇田 | へびた | レ | レ | ● |
陸前山下 | りくぜんやました | レ | レ | ● |
石巻 | いしのまき | ● | ● | ● |
陸前稲井 | りくぜんいない | レ | ● | |
渡波 | わたのは | レ | ● | |
万石浦 | まんごくうら | レ | ● | |
沢田 | さわだ | レ | ● | |
浦宿 | うらしゅく | レ | ● | |
女川 | おながわ | ● | ● |
車両
前述のように気動車タイプの車両での運行である。
HB-E210系(仙台車両センター小牛田派出所)
HB-E300系(SATONO)(仙台車両センター小牛田派出所)