概要
静岡県東端部より南の太平洋側に延びる、南北約60km、東西約40kmの長大な半島。かつての伊豆国の大半を占める。
地殻上はフィリピン海プレート上に位置し、かつてこのプレートの活動によって北上して来た大きな島が現在の本州とぶつかり、一体化して半島が形成されたと考えられている。そのため日本本土で唯一、フィリピン海プレートに乗っている陸地である(その他の東日本は北米プレート、西日本はユーラシアプレートに乗っている)。
全体的に山がちな地形で広大な山林が広がる他、火山も多く温泉の源泉数は2,000を超えるともされている。
海岸部は入り組んだ湾や磯(リアス式海岸)が多い。
主要産業は、温泉の多さや首都圏からのアクセスの良さなどを活かした観光業で、自然の景勝地、史跡や著名な偉人のつながりが深い文化施設なども多い。
また潮流や深さなどの環境が豊かな海域や温暖かつ雨量豊富な気候に恵まれている事から、イセエビ・キンメダイ・深海生物等の沿岸漁業、ワサビ・柑橘類・園芸用の花卉等の栽培なども盛んである。