概要
主人公の前田利家に唐沢寿明、まつに松嶋菜々子を起用し、「戦国最強のホームドラマ」「二人から始まる加賀百万石ストーリー」と銘打たれ、唐沢や松嶋を初め竹野内豊などトレンディドラマで活躍していた俳優を多く起用して製作された。
結果的に女性や主婦層からの支持を受け視聴率自体は高かったものの、従来の大河ファンからは4年後の「功名が辻」同様、「大河の質を低下させた元凶」「今で言うスイーツ大河の先駆け」と非難されるという、真っ二つの評価を受けた。
その一方で、反町隆史演じる織田信長は「徳川家康」の役所広司や「秀吉」の渡哲也らと並んで当時は「歴代最高の信長」の一つと評価が高く、よく発していた「で、あるか?」はその年の流行語になったほどである(NHKとしてはまつの「私にお任せ下さりませ」を流行語にしたかったらしいが、そちらの評価は低い)
ちなみに、「功名が辻」でも1話限りであるが、唐沢が老いた利家を演じている。
また声優ファンの視点からすれば、当時子役だった内山昂輝が利家の末弟・前田秀継の幼少期を演じていたという点も特筆される。
関連項目
戦国無双:後年発売されたゲーム作品で、信長が「で、あるか」を多用しており、本作の信長のオマージュと思われる。