千疋狼
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せんびきおおかみ
千疋狼とは日本の民話に見られるオオカミの起こす怪異。
千匹狼ともいう。
旅人などが山の中で狼の群れに襲われて樹上に逃れるが、それでもあきらめない狼たちが肩車をしてはしごを作り迫ってくるがあと一歩で届かない。
するとその中の一匹が自分たちの親玉を呼んできて…
という物語。
呼び出された親玉は狼の化け物に限らず、鬼婆や化け猫の場合もある。
旅人が持っていた短刀で切りつけられて逃げ出し、後日、名前を知られたことから、人里に潜伏していたところで正体を暴かれ、退治されるというパターンが多い。
狼が群れを作って狩りを行う習性から生まれた話だという。
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