秋津洲とは、DMM.comより配信中のブラウザゲーム『艦隊これくしょん』に登場する水上機母艦の1隻である。
2015年4月28日に開始されたイベント『発令!第十一号作戦』が初登場である。
『艦隊これくしょん』の秋津洲
データ
「水上機母艦、秋津洲よ! この大艇ちゃんと一緒に覚えてよね!」
概要
『発令!第十一号作戦』のE-6海域突破報酬(難易度は問わず)として登場。
艦種は水上機母艦。千歳・千代田に続く三隻目だが、千歳・千代田と違って雷装は存在せず、甲標的を装備出来ない。そのため戦闘力は皆無に等しい。
また、あきつ丸が持ってくる大発動艇も装備出来ないため遠征でのテコ入れにも使えない。更に低速。
史実的には大型飛行艇の為の補給艦の色が強い艦。『艦これ』実装艦なら明石や大鯨に近く、性能的にも彼女達に近い。
改装レベルは35と高め。育てるなら瑞雲でも持たせて演習で少しずつ育ててあげよう。
イベント期間中ならRoma掘りの第1艦隊旗艦にして愛でつつ安全にレベリングという手もある。
特筆すべきは当時の傑作機である「二式大型飛行艇」こと『二式大艇』の存在。
秋津洲自身も「二式大艇ちゃん」と名付けて大艇ちゃんを可愛がっている(連装砲ちゃん・連装砲くん・長10cm砲ちゃんに通じるものがある)
ただし、同じ水上機母艦とはいえ千歳と千代田には装備不可能であり、現状では秋津洲の専用装備ともいえる。
史実では偵察・輸送任務等で活躍し、戦闘機による襲撃も物ともしない程の重武装を誇るかなりの傑作機だが、ゲームでは偵察機のような扱いとなっており、パラメータも索敵12程度に収まってしまっている。だが、現行ではここまで索敵を必要とするマップは通常海域・第十一号作戦のイベント海域には存在しない(そもそもイベント海域を全てクリアして秋津洲がやって来る)
今後『艦これ』ゲーム本体で大艇ちゃんを生かす機会があるかは今後のアップデート次第であろう。
なお、2015年5月現在では大艇ちゃんの入手経路も限られている。
また、秋津洲自身は改造しないと大艇ちゃんを持ってこない為、開発が不可能な現状では希少な装備である。
容姿
銀髪のサイドテール。反対側には錨付きの長いリボンを垂らしており、ぱっと見ツインテールのようにも見える。
服装の特徴的な点として、腋が大きく開いた服を着ている。
頭には菊紋をあしらった小さな帽子をかぶっている。
艤装は腰に備え付けられているが、二式大艇ちゃんを吊り上げるためのクレーンの他は12.7cm連装高角砲と機銃があるのみで、見るからに攻撃能力は低そうである。
何より目立つのは両手に抱きかかえられた二式大艇ちゃんであろう。よく見ないと分かりづらいのだが、機首側面にはノーズアートのような表情がある。
性格
はきはきした印象の元気っ子。「~かも」が口癖。同時期に実装された高波と同じ。
「かもかも教」なる新興宗教が興っているらしいが、果たしてどちらを指しているのやら…
前述で解説したように、戦闘は苦手。
二式大艇ちゃんが大好きで、何度も「あげない」と発言している。
小ネタ
声優がプラモデルを筺体に読み取らせてバトルするアニメのプラモビルダーと同じと言う事もあって、早速中の人ネタが投稿されている。
一方で、とある事情で物議を醸しだしているゲームのとある登場人物と同じなため、一部では「真の仲間」などと言われていたりする…かも。
ニコニコ地方ではTCGのデュエリストになっているイラストも目撃されているようだ。
史実の秋津洲
類別は水上機母艦。しかし、実際には大型飛行艇への補給、整備を任務とする艦艇なので『飛行艇母艦』と呼ばれる事もある。
艦尾に35トン電動クレーンを設置。
第一次ソロモン海戦後のラバウルにおいて第8艦隊(三川艦隊)と合流。参謀長の大西新蔵少将(当時鳥海に搭乗していた)が本艦の迷彩を「厚化粧みたいにゴテゴテ塗ってきたな」と指摘した時には「攻撃力がないから、昆虫のように保護色にしたんですよ」と黛艦長は説明している。
また、第二次ソロモン海戦前に陽炎に燃料を補給しているという記録もある。
1944年には明石ら特殊工作艦を失ったことで、秋津洲も工作艦代わりに使われる事になる。
しかし、同年9月24日、コロン湾で米空母艦載機の攻撃を受け、秋津洲は給糧艦「伊良湖」と共に撃沈された。
海保船これ版 あきつしま
秋津洲という艦名は現在、海上保安庁しきしま型巡視船2番艦の艦名に使用されている。
このしきしま型巡視船は海上自衛隊のはたかぜ型護衛艦とほぼ同じサイズであり、海上保安庁が保有する巡視船の中では最大の大きさを誇る。
2015年4/8~4/9の天皇皇后両陛下のパラオ訪問時には、このあきつしまの艦内で天皇皇后両陛下が一泊されている。