演・村井良大
概要
門矢士が世界を巡る旅で最初に訪れた「クウガの世界」の仮面ライダー。
五代雄介のクウガにはないライジングアルティメットフォームを持つ。
名前の元ネタは五代雄介と石ノ森章太郎の本名「小野寺章太郎」から。
初登場時
その最中にディケイドである士と出会うが、この際、鳴滝によってディケイドは世界を破壊する悪魔と教えられた為、見るや否やいきなり攻撃を仕掛ける。
その後、究極の闇であるン・ガミオ・ゼダに苦戦する士の助っ人に駆けつけ、共に力を合わせてこれを撃破する。
そして、殉職した八代の思いを継ぎ、皆の笑顔を守るためにこれからも戦う事を誓うのだった。
それ以降の活躍
2番目に旅をした「キバの世界」で士一行と再会。彼はこの世界でファンガイアの王子であるワタルの親衛隊に所属していた。
「アギトの世界」では、想いを寄せていた八代に瓜二つの八代淘子に出会い、この世界に留まろうとした。
「ディケイドの世界」(オールライダー対大ショッカー)では、門矢小夜=大神官ビシュムに洗脳され、通常のアルティメットフォームを更に越える新形態・ライジングアルティメットに変貌してしまった。
そしてディケイドの旅の終わりとなった『MOVIE大戦2010』では、最後に残された仮面ライダーとして、世界の破壊者となった士と対峙する。この時は自らの意志でアルティメットフォームへと変貌し、士を一人で死なせないためにディケイド諸共石油タンクへと突っ込み、自害。ライダーカードを残して消滅する。その後、(先刻のクウガとの激闘によりフラフラになっていた)ディケイドが自らの運命を受け入れ、仮面ライダーキバーラに倒されると、ディケイドがこれまで倒したライダー達のカードがキーとなり、他のライダー達と共に、無事復活を遂げる。そして、新たな命、新たな正義の心を持ち復活したディケイドと共に、スーパーショッカーへと戦いを挑む。
余談
魔宝石のクウガ
「仮面ライダーウィザード」特別編において、久々にクウガが出演することになったのだが、
他のライダー達が原作を意識した口調で喋る中、このクウガだけが、原作での五代の口調よりもやや荒っぽい口調になっていた。
同作には士本人が出演しており、脚本もディケイドの前半メインライターの會川昇が担当していたことから、ユウスケのクウガを意識していたのではないかとも考えられる。
五代クウガと小野寺クウガ
ゲーム「バトライド・ウォー」ではディケイドは「五代雄介のクウガ」と出会うのだが、その時の掛け合いで「俺はあんたと同じ名を持つ男と、旅をしたことがある」「アイツがそうであったように、きっとあんたも人の笑顔のために戦える男だ」と語っている。
また、小野寺クウガは五代クウガと異なり、『てれびくん』の付録DVD以外ではレッドアイのアルティメットフォームに変身していない。ユウスケ自身も劇中では、「誰かの笑顔を守るためなら究極の闇にもなる」と発言するなど、一貫して闇に堕ちてでも人々を守るという、五代とはまた異なる覚悟を持って変身している。
そして第3作「バトライド・ウォー創生」で、五代クウガと同時参戦が決定した。
ディケイド劇中ではライジングフォームやアメイジングマイティに変身していないため、そういったシステムは五代クウガとの差別化のためオミットされているようだ。
いわゆる中の人の話
演じていた村井良大はキャストに選ばれた際、『仮面ライダークウガ』のファンであったことを明かしている(放映当時12歳)。
また、村井はこれ以前にも士役を演じた井上正大とテニミュで共演しており(しかも二人とも氷帝学園)、その後も舞台「ラ・パティスリー」にて共演している。