アーマードダークネス
あーまーどだーくねす
「諦メロ…」
ストーリー
ウルトラマンメビウスが地球防衛任務を終えてから数ヶ月後の物語。
GUYSの隊長となったリュウは、新米隊員のハルザキ・カナタと共に地球に接近していた謎の球体に飲み込まれる。球体の正体はエンペラ星人が乗り捨てた宇宙船「ダークネスフィア」で、その中ではエンペラ星人の暗黒の鎧・アーマードダークネスが待ち構えていた。メビウスが駆けつけアーマードダークネスに立ち向かうが、その中には何とヒカリが!
内山まもるによるコミカライズ版
正式タイトル
『ウルトラマンメビウス外伝:アーマードダークネス―ジャッカル軍団大逆襲』
内山まもる版ウルトラマン漫画の最高峰といっても過言ではない。
その名の通り内山まもるのオリジナルキャラ達が登場。
内容はほぼザ・ウルトラマンの続編で、二代目・ジャッカル大魔王VSウルトラマンメビウスであった。メロス・戦士ファイタス兄弟の活躍、女戦士アウラの登場など本作独自の見どころも多い。
一方、肝心のアーマードダークネスの活躍であるがほぼ小道具状態である。
現在でもてれびくんデラックス 愛蔵版はなんとか入手可能。
ストーリーの詳細は後述。
怪獣としてのアーマードダークネス
本来はエンペラ星人がウルトラの星との再戦時に装備するはずだった邪悪な力を秘めた鎧。
鎧でありながら自我を持っており、自立作動も可能。さらに、体内に蓄えられた強大な暗黒エネルギーを使い新たな怪獣を生み出すことまで出来る。
纏った者のパワーを何十倍にもアップさせる効果があるが、エンペラ星人以外が長時間来ていると鎧に飲み込まれてしまう。このため、装着者をエネルギーとして吸収する死の鎧として恐れられている(但し、精神(魂)体であるレイブラッド星人やあの方のように憑依などの特殊な方法を用いれば本来の装着者以外でも使いこなすことは可能)。
これらの特徴から、実はただの鎧ではなく、生命体の一種なのではないかとも考えられるが、詳細は不明。
主な武器は三つ又の刃を両端に付けた伸縮自在の槍ダークネストライデントや、左腰にある長剣ダークネスブロード、ダークネストライデント」から放たれるレゾリューム光線及びその強化版であるギガレゾリューム光線。
その装甲はあらゆるものを撥ねつけ、通用するのはアーマードダークネス自身の武器だけと言われている(しかし、絶対という訳ではないようで、『大怪獣バトルNEO』では、EXゴモラのEX超振動波やEXレッドキングのフレイムロード、スペースペンドラゴンのペダニウムランチャーを浴びてダメージを受ける描写がある)普通に他の攻撃でもダメージを受けている描写がある)。
主であるエンペラ星人と同じく不死身(自己修復できる?)なのか強大な闇の力があれば何度でも再生することができる。
本編での活躍
発見と争奪戦(『テレビマガジン』掲載のストーリー)
暗黒宇宙大皇帝エンペラ星人閣下亡き後、陛下の本拠地があったとされる「ダークプラネット」と呼ばれる惑星の神殿に安置されていたが、「装着すれば全宇宙を支配できる程のパワーを得られる」という噂を聞きつけた数多くの凶悪な宇宙人たちが閣下が居ないことを良い事に、これを手に入れようと我先にと神殿に殺到、これを阻止せんとウルトラ戦士たちと争奪戦を開始する。
そして、その内の一人、ババルウ星人が様々な障害を突破し、入手、装着し、その圧倒的パワーでウルトラ戦士たちを圧倒、窮地に陥らせるも、上記の通り、エンペラ星人にしか鎧の力を使いこなすことはできないため、生命エネルギーを吸い尽くされて絶命、この事が切っ掛けで自我に目覚めたアーマードダークネスは体内に蓄えられた強大な暗黒エネルギーを使い、“宇宙苦無獣 ザラボン”を生み出し、怪獣とウルトラ戦士(メビウスとゾフィー)が戦っている隙に逃亡、正当な装着者(エンペラ星人)を探し、宇宙を荒らし回る。
ダークネスフィアとの接触(OVD『ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス』)
長い放浪の末、エンペラ星人が地球の衛星起動上に乗り捨てていた宇宙船『ダークネスフィア』に辿り着き、降臨。これが切っ掛けで、『ダークネスフィア』が起動し始め、地球に危機が訪れる。
この異変を察知したウルトラマンヒカリが駆けつけるも、逆に新たな装着者として取り込まれてしまう。しかし、同じく駆けつけたウルトラマンメビウスとCREW GUYSの熱血バカ、もといアイハラ・リュウの活躍により失敗、ヒカリが脱出した際、一度はバラバラにされるも、直後に再結合、襲い掛かるが、メビウスフェニックスブレイブが降臨、ダークネスブロードを奪われ、頭部から胴体を切り裂かれたところへメビュームナイトシュートを受け爆発、消滅する。
ジャッカル軍団との争奪戦(『てれびくん』掲載のストーリー)
『ダークネスフィア』は光の国で処分されたようだが、アーマードダークネスは処分できなかったようで、ウルトラの国で厳重に保管されていたが、復讐の機会を虎視眈々とねらっていた『ジャッカル軍団』の残党たちに盗まれ、、軍団員の一人が鎧の一部を装着し宇宙警備隊員を襲撃する。その後、メビウスがジャッカル大魔王(2代目)に反撃するために取り返した鎧の一部を装着。さらにメビウスインフィニティーとなり反撃に出るがこれが原因で宇宙に散らばっていた全てのパーツが引き寄せられ、メビウスインフィニティーに融合、吸収されそうになるも、ウルトラマンキングが駆けつけ、ウルトラベルの力により力を完全にコントロールされ、大魔王(2代目)を退けることに貢献した。
レイブラッド星人の暗躍(『大怪獣バトル』シリーズ)
ところがどっこい、(おそらく)この強大な力に目を付けたレイブラッド星人に二度盗み出されたのか、惑星ハマーに(恐らくブルトンのギャラクシークライスの影響で)別時間軸から持ってきた『ダークネスフィア内部』に安置される。ダークネスフィアの内部にやって来た『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』の主人公に発見されるも、これを奪取せんとやって来たグローザムをパワーアップさせ、さらに鎧の力を欲したザラブ星人を取り込み、復活、主人公に襲いかかるが、異変を察知したセブンに阻まれ、彼が装着者になる事で一時的に封印される。
その後、レイオニクスバトルから脱落し、失意の内に惑星ハマーを彷徨っていたメフィラス星人(RB)が、偶然先の戦いで失った「ダークネスブロード」を発見、これを通じメフィラス星人(RB)をアーマードメフィラスへと変態させ、精神を操って封印を解かせ復活、その後、レイたちと遭遇し対決する。その圧倒的な力でレイたち一行を窮地に陥れるが、自己修復が完全でなかったのか、レイが放ったアイスラッガーで体の一部を破壊され、意識を取り戻したセブンにより動きを封じられれた所を、ゴモラの超振動波を受けて砕け散った。
その後、レイブラッド星人が最終決戦の切り札とするために修復、星人が憑依したことにより、再び動き出す。星人が憑依という形で装着しているためか今まで見せた事のないような軽やかな動きを見せ、レイとキール星人グランデを圧倒するが、ペンドラゴンのペダニウムランチャーを受けた隙を突き、ゴモラがEXゴモラへ、レッドキングがEXレッドキングへと覚醒したことで遂に形勢が逆転、「ダークネストライデント」と「ダークネスブロード」を両怪獣に叩き落とされ、EXレッドキングのフレイムロードを受けて怯んだ所を、EXゴモラのEX超振動波で破壊される。
後日談である『大怪獣バトル ウルトラコロシアム』では、何者かにより惑星「モーン・スター」の時空の狭間に封印されていたが、メフィラス星人(RB)(TVとは別人)がそうとは知らず時空の狭間から様々な怪獣を呼び寄せ『レイオニクスバトル』を行っていた影響でまたしても復活、宇宙に災厄をまき散らす惨事になりかけるが、主人公に阻止される。
ベリアルとの遭遇(『ウルトラゼロファイト』)
その後、宇宙を漂い、怪獣墓場へと漂着、同じくそこを彷徨っていたウルトラマンベリアルが仮初の肉体として憑依、実体化するための触媒とされた。詳細はこちらも参照。