概要
爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGPとは、1997年1月6日から放映された「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」の続編。
WGPとは、「world Grand Prix」(世界大会)の略である。
当初は前作の1年で終了するはずだったが、ミニ四駆の社会的ブームを巻き起こしたこともあって、もう1年製作されることが決定。
ストーリー
世界中で爆発的なミニ四駆ブームが起こっているのをきっかけに、FIMA(国際ミニ四駆連盟)主催の第1回ミニ四駆世界グランプリ(WGP)が開催されることが決定。
それは、今までの個人戦ではなく、5人1チームで戦うリーグ戦で、日本からはSGJCで優秀な成績を収めた烈、豪、リョウ、藤吉、Jの5人が選ばれ、TRFビクトリーズとして日本代表として出場することが決定。
この大会で使用されるミニ四駆は、通常のミニ四駆とは全く違うトルク、スピードをもつモーターを搭載、それに耐え得るボディを持ち、さらにGPチップと呼ばれる、自らマシン特性を記憶し、最適のコース選びや加減速を行う人工知能を搭載したグランプリマシンとよばれるものである。5人のマシンも出場決定に合わせ、GPチップを搭載しグランプリマシンに改造した。
当初はアメリカが開催国と決まっていたが、NAアストロレンジャースとTRFビクトリーズとのレース対決でリョウが3位に入ったことで、開催地はミニ四駆発祥の地、日本に決定。世界から日本、アメリカ、ドイツ、イタリア、ロシア、中国、アフリカ、北欧、オーストラリア、ジャマイカの10チームが参加。WGP開催が近づいた。
豪達ビクトリーズは、世界の強豪相手に優勝できるのか・・・?
登場キャラクター
ブレット・アスティア(ブレット(爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP))(CV:伊藤健太郎)
ジョセフィーヌ・グッドウィン(ジョー(爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP))(CV:矢島晶子)
ハマー・デーヴィッド・グラント(CV:鈴木琢磨)
ミハエル・フリードリヒ・フォン・ヴァイツゼッカー(ミハエル(爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP))(CV:安達忍)
シュミット・ファンデルハウゼン・フォン・シューマッハ(シュミット(爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP))(CV:石田彰)
エーリッヒ・クレーメンス・ルーデンドルフ(エーリッヒ(爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP))(CV:三木眞一郎)
カルロ・セレーニ(カルロ(爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP))(CV:結城比呂)
ジュリオ・ディ・アンジェロ(CV:吉野裕行)
リオーネ・マッツィーニ(CV:櫻井孝宏)
マウリーツィオ・ゾーラ(CV:柴本浩行)
CCPシルバーフォックス
ユーリ・オリシェフスカヤ(CV:今井由香)
ウラジミール・イワノビッチ・コーチン(CV:東久仁彦→川島得愛)
アントン・ワジレビッチ・ロジコフ(CV:酒井哲也)
サバンナソルジャーズ
ジュリアナ・ヴィクトール(CV:兵藤まこ)
小四駆走行団光蠍
オーディンズ
ニエミネン・スノオトローサ(CV:芝原チヤコ)
ワルデガルド・ダーナラ(CV:櫻井孝宏)
ジャネット・ストゥルソン(CV:渡辺久美子)
マルガレータ・イーレ(CV:大谷育江)
ヴィルヘルム・ヨハンソン(CV:森久保祥太郎)
ARブーメランズ
ジム・アレキサンダー(CV:宮崎一成)
ギルバート・バーニー(CV:喜田あゆみ)
ウィリアム・アルヴァレズ(CV:中原茂)
アルベール・ローラン(CV:永野広一)
クールカリビアンズ
モンティー・バリオス(CV:鈴木琢磨)
原作との違い
(以下Wikipediaから引用・抜粋・改稿)
原作ストーリーとは
・「WGPが開催される」
・「アメリカ・ドイツ・イタリアが強い」
・「イタリアが不正を行う」
・「イタリアによりマシンが壊され修復してビートマグナムを作る」
程度しか原作との共通点は無い。
グランプリレーサーの大半はアニメオリジナルで、原作に登場したキャラクターでもデザインが異なったり、ミハエルのように性格・能力設定が異なるキャラクターもいる。
GP(グランプリ)マシンの仕様
原作ではこれまで通りの通常のミニ四駆のままであり、せいぜい専用に開発されたチューンナップパーツを付ける程度であったが、アニメではマシン自体の構造が異なる。
違いは多々あるが、最大の特徴はGPチップと呼ばれるコンピューターチップの存在である。
GPチップにはこれ自体に学習機能が搭載されており、自分自身のマシンの特性や路面の状態などを学習し最適な走りをさせられるパーツとされ、これをマシンが意思を持ったように走ることの根拠とした。
従って、同じコース・同じマシンでも繰り返し走りこんで「経験値」を持っているチップは格段に速くなる。このGPチップの存在やコーナリングなどの独自機能に加え、モーターなどの基本パーツの性能差により、WGP参加マシンは通常のミニ四駆と区別され「グランプリマシン」と呼ばれる。これはアニメ版とさほど違わない。
グランプリマシンの性能は通常のミニ四駆では相手にならないほど高く、WGP編第1話で、グランプリマシンとしての改修が施されていなかったサイクロンマグナムは、グランプリマシンとして開発されたNAアストロレンジャーズのバックブレーダーに全く歯が立たなかった。
国際ミニ四駆連盟「FIMA(フィマ)」の存在
WGPの主催者で、FIMAは「Fédération Internationale Mini-yonku Association」の略称。
原作ではFIMAの存在は開催時に鉄心が一言二言のみ言及するだけだが、アニメ版では岡田鉄心を名誉会長とし、WGP参加国からの役員が数度登場する。
参加チーム
原作では日本、アメリカ、ドイツ、イタリア以外の国は登場しない(中国、ジャマイカは特別編1話だけ。北欧は名前のみの登場。ドイツも二軍は登場せず)。
他の国はその他大勢の脇役として描かれただけで、何か国、どこの国が参加したのかは不明。また原作では各国リーダー以外ほとんど性格がわからなかったが、アニメでは全10か国、それぞれのチームの5人に細かな性格設定が成されており、原作と性格やキャラクターも大きく異なることとなった。
これらのアニメオリジナルのキャラは、GB版「オールスターバトルMAX」やPS版「ハイパーヒート」、「エターナルウィングス」およびSFC版「POWER WGP2」やドラマCDにも活かされていて、アニメでも知ることは困難だった出場選手全員の名前と顔を知ることができる。
開催国決定の経緯
原作では最初から日本開催。アニメでは元々アメリカで開催される予定だったところを、岡田鉄心の一存により日本開催に変えさせた。
関連イラスト
関連タグ
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