概要
偉大なる航路"新世界"にある国ドレスローザを舞台にした物語に登場した女性。16歳。ドレスローザ篇のヒロイン的な立ち位置のキャラクター。
頭には勇壮な兜を被っているが、体に纏うビキニアーマーは極端に面積が小さい。
コロシアムで開催された自然系悪魔の実メラメラの実をかけた闘技大会で実を勝ち取り、その力で同国国王の王下七武海・ドンキホーテ・ドフラミンゴを討ち取ろうとしている。
その正体は、ドフラミンゴへの反逆行為を理由に投獄された囚人の内、剣闘士として試合で1000勝する事を釈放条件にされた囚人(通称“囚人剣闘士”)の1人であり、またドレスローザの先代国王リク・ドルド3世の孫である。
この前国王は、ドフラミンゴの能力で操られ、突如国民に対して虐殺行為を行った末ドフラミンゴに討伐されており、レベッカもその一族の生き残りとして国中から嫌われている。そのため、コロシアムに彼女が現れると大ブーイングが発生する。
ポジションとしては同じ王女であるビビに近く、ドレスローザも七武海によって支配された国という点で共通している。
来歴
幼少期にドフラミンゴ一味がドレスローザを襲撃した際、父親のキュロスは人形に変えられて彼女の記憶から消えてしまい、母親もドンキホーテ海賊団に殺害されてしまう。それ以降は怒りの雷兵の姿となったキュロスにより育てられ、父親とも知らずに「兵隊さん」と呼んで慕い、戦闘の稽古も彼につけられた。その後、経緯は不明だがコリーダコロシアムの囚人剣闘士となり、現在まで戦う日々を送っている。
ちなみにドンキホーテ海賊団のヴァイオレットことヴィオラは叔母(母親の妹)。ちょうど赤と紫で虹の両端である。
6歳の頃までは親子3人で幸せに暮らしていたが、10年前にドフラミンゴが新国王となった後に母スカーレットを亡くす。以降、オモチャの兵隊となった父キュロスと隠遁生活を送っていた。オモチャとなってしまった父親の記憶を失っていたが、兵隊のことは親のように慕っていた。後にオモチャの体に限界がくることを危惧した兵隊から戦い方を学んだ。
しかし、後にドンキホーテファミリーに捕まり囚人剣闘士となり、リク王の孫娘(幻の王女)としてコロシアムの晒し者にされてしまった。試合には上記の戦法で勝利していたものの、他の剣闘士からは「無敗の女」と皮肉とからかいに遭い、リク王を恨む国民からは常に罵声を浴び続ける苦渋の毎日を送っていた。それでも、いつの日か再び兵隊と一緒に暮らすことを夢見て、戦いに身を投じていた。
プロフィール
なお、演者の林原女史は劇場版『ねじまき島の冒険』で海賊ハニークイーンを演じている。
能力
見聞色の覇気の使い手。武器はスタンダードな剣闘士が使うロングソード(刃が潰してある)と盾を用いる。
力より技巧や素早さを駆使して戦い、水路を背後にして、突撃してきた相手の勢いを利用し水に突き落とす戦法を得意としており、ルフィに敗北した際には「バカな! 速度でお前が負けるわけねえ!」とまで言われている。
この消極的な手段により勝利を重ねてきたため、周囲からは嘲笑を込めて“無敗の女”と呼ばれている。ただ、その実力は周囲も内心認めており、彼女の事が嫌いと公言しているコロシアムの司会ギャッツも内心ではその戦い方を「美しい」と感じ彼女を好いており、コロシアム参加者として戦ったナルシストのキャベンディッシュですら感心していた。
また、その素早さと見聞色の覇気により回避能力も非常に高く、不意打ちをかけたレベッカがルフィに取り押さえられた時は周囲の剣闘士達が驚愕していた。
活躍
ドレスローザ編で登場し、悪魔の実メラメラの実をかけた闘技大会に参加した。そこでルフィと対面しており、ルフィに闘技場に飾られるコロシアム最強の剣闘士キュロスの銅像について解説したり、色々とコロシアムについて説明を行った。
その後、一時はルフィの強さを恐れて躊躇いながらも暗殺しようと企んだが、あっさりルフィに止められた。そこでレベッカは逆襲を覚悟していたが、「弁当を驕ってくれた」とルフィには許され、それ以降はレベッカも暗殺する考えは捨て友人関係になった。
予選ではDブロックに出場し、得意の戦法で順調に敵の数を減らしていったが、途中で同じDブロック参加者のキャベンディッシュによる無差別攻撃(夢遊病による暴走)で兜越しに頭部を攻撃されて倒れ込んでしまった。
その後、キャベンディッシュは再び眠って倒れ込み、兜越しの攻撃により軽傷で済んだため起き上がったレベッカが決勝に進出した。
決勝戦ではディアマンテに果敢に挑むも、母を殺害した事実を打ち明けられ、精神的に追い詰められる。しかしSOP作戦の成功で父キュロスの存在を思い出し感泣。鳥カゴ発動後はロビンと合流し、ローの手錠の鍵を届けるためロビン、バルトロメオと共にひまわり畑へ向かう。ひまわり畑でディマンテと接触し戦いへの恐怖から身がすくんでしまい窮地に陥るも、人間に戻ったキュロスに助けられ、かけつけたローの手錠を解放した。
しかし、再びドフラミンゴに操られてしまい、「用済み」と見なされたヴィオラを無理矢理攻撃させられるハメになってしまう。しかしその剣が届く前に割り込んできたルフィにより剣は破壊され、事なきを得た。
騒動解決後はキュロスの自分を遠ざけようとする一連の行動に対して、自分が傷つけたからだと思い込み一時は王女に戻ろうとしたが、ルフィの後押しを受けて王女の地位をヴィオラに譲り、キュロスと生きる道を選ぶ。立ち去ろうとしたキュロスを説得し、再び丘の上の家で暮らすことになった。
余談
(最古のイラスト。WJ初登場から3日後に書かれたためまだ白黒)
衣装が非常に扇情的なのは作者曰く「重量制限を気にしている」(こらそこ、単に作者が描いてて楽しいからとか言わないの)かららしく、持ち前の速度を生かすためにわざと軽量な鎧を着用しているとも考えられる。なお、アニメ版では露出的な装備について補足されており、レベッカの装備に対しては特に厳重な規制が設けられているとされている。
ちなみにこのタグのR-18率は46%と異常に高い。参考のためにボア・ハンコックの例を挙げると14%程度。