概要
初出となるのは、1980年代にイギリスのマーベルUKが連載していたコミックで、その後もボットコンや米国のIDWパブリッシングのコミック等でもその都度メンバーや規模を変えてレッカーズの名を冠する部隊がたびたび登場している。
オートボットの精鋭を集めた部隊ではあるが、好戦的なメンバーが多く独立愚連隊的な雰囲気を漂わせている。
アニメには殆ど登場せず、海外のコミックの入手経路が限られている事もあり、日本では長らく馴染みの薄い存在であったが、実写映画『トランスフォーマー ダークサイド・ムーン』にレッカーズが登場した事で、国内でもその名が知られるようになった。
エンブレムは、オートボット(サイバトロン)のエンブレムの眉間がハンマーとなったものとなっている。
以下、各作品のネタバレ注意
アメコミ
近年の実写映画が公開されるまでは、All Hail MegatronやLast Stand of the Wreckersなどのアメコミが主な活躍の舞台であった。
リーダー格のインパクターを筆頭とした初期メンバーは、後のシリーズに登場するレッカーズにも(設定や世界観は違えど)定番のメンバーとして登場している。また、スプラングやブロードサイドなどトリプルボットもメンバーとして組み込まれていることが多い。
主なメンバー
その他多数
実写映画版
3作目『ダークサイドムーン』から登場するオートボットの技術者集団にして特殊部隊。
サイドスワイプらと共に地球にやってきたが、全員素行が悪く人間の都合には無頓着な為、アメリカ合衆国国家情報長官シャーロット・メアリングの判断でN.E.S.T.には参加せず、NASAにて自分達が乗ってきた宇宙船「ザンディウム」の管理をしている。だが、NASAの職員や技術者達に対してはパワハラまがいの罵詈雑言を浴びせる為、軍を除隊したロバート・エップスが仲介をしている。お気に入りはエップスがマタタビ代わりに見せてくれるデイトナサーキット。
実はディセプティコンの策略で人類に地球から追放されそうになった時の手段として、ザンディウムを密かに改造していた。シカゴ戦では3体での連携攻撃で四足歩行タイプの大型ディセプティコン「デフコン」を討ち取った。
全員ともビークルモードは全身に多数の銃器を装備したナスカー仕様のシボレー・インパラ。
主なメンバー
プライム
オートボットの特殊工作部隊。かつては後述するメンバーの他にシースプレー、ロードバスター、パイロ、インパクター、ロトストームが所属していたが、ドレッドウィングやハードシェルなどのディセプティコンの精鋭に殺害され、いずれも故人となっている。
チームの流儀は「悪党は消す」。オプティマス曰く、大戦中に多くの危険な任務をこなしており、ファウラー捜査官はかつて自身が所属していたレンジャー部隊に似ていると称した。
元々は自由気質で無鉄砲な性格のメンバーが多かったが、バルクヘッドが抜けた後、入れ替わるように入ってきたウルトラマグナスが指揮官となり、厳格な軍人気質の彼が頭ごなしにまとめ上げようとした結果、チーム解散を引き起こしてしまった。また、この一件でホイルジャックは上層部の存在を軽蔑するようになった。
日本未公開の続編『ビーストハンターズ』では、生き残った前述の3人が終結したものの、やはりホイルジャックとウルトラマグナスの間のわだかまりが問題となっていたが、アーシーやオプティマスに諭された事やプレダキングとの戦いでの共闘でその問題も解消された。また、ミコもスタースクリームから奪還したエイペックスアーマーを纏って活躍し、3人からレッカーズの一員として認められている。
主なメンバー(生存メンバーのみ)